ビッテン

日々の思いを綴ったり、よかった作品に対しての感想を書いたりします。 映画、本、漫画、アニメ、何でも。

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  • 作品感想

    好きなコンテンツを1つ掘り下げてはなしてます。

  • 日記・エッセイ的なもの

    日々思ったことをなるべく短く、かつ継続的に発信しているもの。 気合入れた作品感想記事とは別枠

  • 今月の良かった曲

    毎月、その1ヶ月で良かったと思う曲をまとめたもの。ジャンル問わず雑多。

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新ジャンル「青春ぽい」マンガ 『ずっと青春ぽいですよ』 感想

『ずっと青春ぽいですよ』という漫画を紹介させてほしい。 本作品のあらすじを簡単に言うなら、 「女装男子をアイドルにしようとするオタクたちと、それを羨むギャルの青春ぽい物語」である。何を言っているか分からないと思うが、こうなのだからしょうがない。 より詳細に書くとこういうあらすじになる 決して女装男子だけがメインじゃない!「女装モノか…興味なし。」とブラウザバックをしようとした方がいるかと思うが、少し待ってほしい。確かに、メインのあらすじを読むと、かわいい女装男子を愛でる

    • ライブに求めているものとは 劇場版「BanG Dream! It's MyGO!!!!! 後編 : うたう、僕らになれるうた&FILM LIVE」 感想

      音楽のライブに、何を求めているのか。何のために行くのか。 憧れのアーティストを近くで見ること。大音量の楽器の演奏を聞くこと。他の観客との一体感を楽しむこと。 きっと、人の数だけその理由はあって、バンドの数だけ、ライブの魅力がある。そんな自分も、ライブにはよく行くし、その魅力は語り尽くせないくらいたくさんある。さらに言うと、ライブに求めるものはバンドによっても違ったりする。 今日は、劇場版「BanG Dream! It's MyGO!!!!! 後編 : うたう、僕らになれ

      • 一番のダークキャットだったかも アニメ『ラーメン赤猫』感想

        自分はアニメは一気見するタイプ。2024年夏アニメは、まだ全然視聴できていない。しかし、1作品だけ、例外的にほぼリアルタイムで視聴していた作品があった。そして、2024年夏アニメで最初に視聴完了したアニメになった。 それは、『ラーメン赤猫』。少年ジャンプ+で連載中の漫画を原作とした、日常系アニメだ。 全く期待せず見始めたが…あらすじとしては、めちゃくちゃシンプル。猫だけで営業する不思議なラーメン屋さん「ラーメン赤猫」。そこに、社(やしろ)という、内気そうな女性が面接に受け

        • 2024年10月の好きになった曲

          先月の好きになった曲を羅列していく。 「好きになった」のが先月、ということなので曲のリリースされた時期などはバラバラです。また、昔から好きだった曲が再燃して更に好きになっているものもあり。 リーガルリリー 「キラキラの灰」ダンジョン飯のアニメED曲。自分はこのEDが一番好き。アニメ自体を見たのは9月くらいだろうか。なぜか、先月にブームが来た。秋っぽい曲だよね。 曲名しかり、夜空が似合う曲。こういうのって、日本のバンドにしか出せない味なんじゃないかなと思う。 リーガルリ

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        新ジャンル「青春ぽい」マンガ 『ずっと青春ぽいですよ』 感想

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          愛する側の人間でありたい

          この令和の時代に、今更ながら『化物語』を読んでいる。完全初見。事前知識一切なし。 その下巻を読んでいる時に出会った、ワンシーンについて書きたい。いや、正確に言うと、その中の1つのセリフ。全体的に好きなシーンだったのだが、特に凄まじく衝撃を受けたセリフがあったのだ。 場面は、ヒロインの戦場ヶ原ひたぎの父親と、主人公の阿良々木が車内で二人きりの場面。娘の彼氏である主人公に、父親はこう言う。 なんてことないセリフのように、一言で書かれたこのセリフ。これにガツンと衝撃を受けた。

          愛する側の人間でありたい

          ロックってなんですか?

          今日、ぜんぜん普段ロックを聞かないという(K-POP好き)の人から、こんな疑問を投げられた。 「全然ロックを聞かないんですけど、ロックってどういう音楽ジャンルなんですか?」 と。うーん。難しい。すっごくシンプルで、でもとんでもなく難しい質問だと思った。 「あ~ワンオクとか、あんな感じ笑」 みたいな適当な回答でお茶を濁すこともできたのだけども。少なくとも、中学生から、中古のCDを漁ってロック音楽を聞いて、毎年ロックフェスに行っている自分から、そんな発言はしたくない。 ロ

          ロックってなんですか?

          映画館の「立地」について

          映画好きの人に映画館の魅力を尋ねると、様々な回答が返ってくるだろう。 自宅では味わえない大きなスクリーン。大迫力の音響。映画の魅力をより惹き出すこうした設備について言及する人が一番多いだろうか。深々と腰掛けられる、あの席が好きな人がいるかもしれない。ポップコーンやコーラなんかの、映画館ならではの飲食物が好きで通っている人なんかもいたりして。 自分も、映画館は大好きだ。自分にとって好きな理由は、「映画を見るだけ」というシンプルな目的のみの施設だから。このシンプルさが自分は大

          映画館の「立地」について

          これはスタッフさん──プロやな。 アニメ「ザ・ファブル」感想

          裏社会で都市伝説のように存在が囁かれる伝説の殺し屋、「ファブル」が、一般人として生活する様子を描く、ギャグあり、アクションありの超人気漫画『ザ・ファブル』。そのTVアニメ版の感想記事になる。 自分もむかし、刊行されていたところまで読んで非常に楽しんだ作品だ。しかし、あの原作の持つ独特な空気感。あれをどこまでアニメとして再現できるのか、一抹の不安はあった。 先んじてメディア化された実写版も、エンタメとしてはそれなりの完成度があったけども、『ザ・ファブル』の原作の魅力が出てい

          これはスタッフさん──プロやな。 アニメ「ザ・ファブル」感想

          総集編の劇場版、かくあるべし 「 BanG Dream! It's MyGO!!!!! 前編 : 春の陽だまり、迷い猫」 感想

          昨今のアニメ業界の「あるある」な流れとして、TVアニメがヒットしたら、その総集編を映画化する、というのがある。直近だと、『ぼっち・ざ・ろっく』のヒットが記憶に新しい。同じバンドアニメで、今年春アニメを大きく盛り上げた『ガールズバンドクライ』も劇場版総集編の製作が決まった。 もう一度好きな作品を大きなスクリーンで見ることができる。それはそれで、素晴らしいことだし、そうして生まれた収益が、次回作に繋がってくれると思うと、多くのファンにとって、この流行りは、いいことだろう。 し

          総集編の劇場版、かくあるべし 「 BanG Dream! It's MyGO!!!!! 前編 : 春の陽だまり、迷い猫」 感想

          2024年9月の好きになった曲

          先月の好きになった曲を羅列していく。 「好きになった」のが先月、ということなので曲のリリースされた時期などはバラバラです。また、昔から好きだった曲が再燃して更に好きになっているものもあり。 アーリャ(CV:上坂すみれ)×花譜 「秘密の言葉」ロシデレは見てないけども、この曲はめちゃくちゃ好き。 アニソンっぽいというよりは、バンドっぽいなーと思ってたら、バンドが作曲してた。ズーガラデルというバンド。 ただ、そこに少しアニソンのエッセンスも入っていると思う。はっちゃけまくって

          2024年9月の好きになった曲

          好きなバンドの新曲って、いいよね

          先週末の話。 夜中までお酒飲んでいたのだが、タクシーを使って急いで帰っていた。 時間をかければ歩いて帰られる距離だったけども。 何のためにそんなに急いだか。 好きなバンドが新曲を出したからだ。それを1分でもいいから早く聞きたかったから、こんな余分な出費をしている。 え?イヤホンで聞けばいいじゃんって?ちょうどイヤホンが故障してんだ💢 スマホの適当なスピーカーで聞くなんてもったいない。自分が考える、最高の音質で、じっくり聞きたい。だから、急いで帰って、自室に置いてあるス

          好きなバンドの新曲って、いいよね

          糸井重里に気付かされた読書の気軽さ

          「趣味は読書です。」 社会人になるとよく聞く。いや、正確にいうと、こういうセリフのほうがよく聞くかもしれない。 「読者しなきゃなって思ってます。」 「読書を趣味にしたいです。」 挙句の果てに、会社の偉いひとたちはこんなことを言う。 「社会人たるもの、もっと本を読みなさい。」 こんな発言を聞くたびに、自分の中でモヤモヤとした気持ちになる。 「読書って、そんな高尚なものだっけ?」 「気負ってやらなきゃいけないものだっけ?」 別に読書家っていうほどではないけども、暇になれ

          糸井重里に気付かされた読書の気軽さ

          【愚痴】俺の音楽の楽しみ方がめんどうくさい【自己嫌悪】

          今日は完全に愚痴な記事。誰にって、自分に対して。いや、ちょっとバンド批判もあるけども。 フェスに行ってきた。BAYCAMP2024。 川崎市で行われているフェスで、野外での開催は5年ぶり。歴史あるオールナイト音楽フェス。その2日目に行ってきた。この夏、最後の夏フェス。 割と夏フェスというのは、大きなホールを埋めるような人気バンドを集めて開催されることが多いのだけれども、このフェスのラインナップはなかなかにマニアック。年に数回フェスに行く自分ですら、ほとんど知らないバンド

          【愚痴】俺の音楽の楽しみ方がめんどうくさい【自己嫌悪】

          【手帳】悩む幸せ

          今年から、手帳を書き始めている。「ほぼ日手帳」を使って、毎日1ページ。どういう書き方をしているかは、下記記事を参照。 無事に半年以上継続しており、徐々に使い古されていく手帳を満足げに眺めている。かなりいい趣味を見つけた。じっくりと読み返すというよりは、たまーにパラッと開いて読んだりすると、おもしろい。目的どおり、自分だけが楽しめる1冊の本になりつつある。 そんな手帳ライフを楽しんでいたら、もう来年のほぼ日手帳が発売される時期になっていた。 最初は、今年と同じHONタイプ

          【手帳】悩む幸せ

          自分にとって、作品にカタルシスは必須なんだ 映画『きみの色』 感想

          映画『きみの色』を視聴した。この作品の監督は山田尚子さん。彼女の代表作は下記の通りだ。 青春系アニメで数々のヒット作品を作ってきた、京都アニメーションを代表する監督、演出家。代表作の中では、『響け!ユーフォニアム』や『けいおん!』をはじめ、音楽が作品のテーマとなっている作品が多い。 そんな彼女が、ぼざろ始め、様々なガールズバンド作品が跋扈する現代のアニメシーンに、『けいおん!』を作った監督として、世に送り出したバンド作品。 これを見ないという選択肢があるだろうか。いや、

          自分にとって、作品にカタルシスは必須なんだ 映画『きみの色』 感想

          トゲナシトゲアリさんごめんなさい

          アニメ『ガールズバンドクライ』の劇中に登場するガールズバンド、「トゲナシトゲアリ」。本記事は、彼女たちへの謝罪の文書となる。 何を謝るかと言うと、彼女たちのバンドとしての実力を完全に舐め腐っていたということ。よくない大人の思想で勝手に判断してしまっていたことだ。 声優×バンドというコンセプト「トゲナシトゲアリ」は、オーディションで選出された、5人の女性声優兼ミュージシャンで結成されたバンド。アニメ作品の声優もやりつつ、演奏も彼女たち自身で行うという、アニメ×リアルとの掛け

          トゲナシトゲアリさんごめんなさい