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初めて一人でバーに入ってみた
1泊2日で友人と高知に行ってきた。目的は飲むだけ。ひたすらにお酒を飲むための旅行である。
私は年1で高知に行くくらいの高知好き。どういったところかはこちらの記事に書いている。
一緒に行った友人も、前回一緒に高知に行ったときに好きになってくれて、リピートとして今回一緒に旅行することになった。高知経験済みなので、遠慮なく観光地を無視して飲みに集中できる。
格安LCC、ジェットスターさんにお世話になり、15時ごろに高知着。この観光する気のない時間での到着も、飲みだけの来訪だからこそできる芸当。
さっさと荷物をホテルにおいて、16時から飲みを開始。激ウマなお店に出会えたり、サッポロ推しのいい酒場で時間を潰せたり。幸せな飲みの時間を過ごすことができた。
何やかんやあって3件目で友人が離脱。せっかく飲むためだけに来た旅行なのに少し終わるには早い時間。23時前と、これがふつうの飲み会だったらここで終了でも構わないが、せっかく飲むためだけに高知に来ているのだ。寝落ちするにはまだ早い。しかし、こちらとら16時からしこたま食って飲んでを繰り返しているため、胃の許容量は限界。
つまるところ、食事をするための場所ではなく、お酒を飲むためだけの場所。バーに行くしかない。そう決心をして、適当にグーグルマップで検索したバーに飛び込んでみる。
サラッと書いているが、自分にとってはだいぶ勇気のいる行動だった。先輩に紹介されて、常連になったバーなら一人でも行ける。友人とお酒を飲める場所を探し求めて入ることもある。しかし、完全に新規なお店に一人で入るのは人生初だった。
冷静に考えてバーというのは恐ろしい場所だ。あの閉じきった店内というのが恐怖感を掻き立てる。スタバみたいにオープンにしてくれたら様子もわかるのに。しかも店の雰囲気も多様性に富んでいるからより怖い。静かにマスターがカクテルをシェイクしているような店ばかりかと思っていたけど、割とパリピな店もある。常連さんがまるで居酒屋みたいにゴタゴタと話すような店もある。十人十色なのだ。
そんな全く未知の世界に飛び込むのは本当に勇気がいる。旅行パワーとグーグルの口コミに勇気をもらいながら、初めての飛び込み。
結論としては大成功だった。まず、地元のおっちゃんたちとマスターとの会話を聞いているだけでも楽しい。
「最近は釣りするなら四万十よりも仁淀だよねぇ~」なんて会話は、高知じゃないと聞けない会話。
その後、車の話やら音楽の話やらで、楽しい会話を自分も混ざることができた。広く浅く多趣味でやっていて良かったと感じるのはこういう瞬間。
人間観察的にも面白かった。なんだかんだ2時間くらいその店に長居していたのだが、いろんなお客さんが店に来て、立ち去っていく。常連さんから一見さんまで。それぞれにマスターがプロフェッショナルとして違う態度で接していくのがわかる。
同じ常連でも、サラリーマン的な常連と、同業者の常連とは、全然会話のスタンスというか、雰囲気が違うのだ。一見さんのカップルには、パーフォマンスやお酒の解説を丁寧にやって、サッと離れていく。それ自体がもうお酒のツマミになるくらい、見ていて面白かった。
色々とこの高知お酒旅はいい思い出ができたけども、一番はあのお店を引き当てたことだろうなぁ。大事なタイミングでの店選びは失敗しないんですよね、私。
以上、高知で初めてのソロでバーにチャレンジしてみた思い出でした。ちなみにサムネは高知で唯一作られているジン。
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