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クリスマスとは我々のためにあるのかもしれない

  クリスマスが無事に終了した。世間(日本)的には恋人がロマンチックな雰囲気になるイベントとして捉えられている。一方で、インターネットにおいては、そんな幸せな雰囲気に「リア充爆発しろ(死語)」と呪詛の言葉を放つクリぼっち勢が観測される。そんな不思議な日。

自分は世間一般的にいえば、「クリぼっち」側の人間だとは思う。でもクリスマスは不思議と嫌いではないのだ。

街はキレイなイルミネーションが飾られる。人が多くて少し嫌なときもあるが、歩いていてワクワクする街の雰囲気だ。そしてBGMには楽しいクリスマスソングが流れる。クリスマスソングって、クリスマスにしか聞かないけど、ワクワクするような曲調が多くて好き。

選曲が見事にキモオタだけども、自分の好きなクリスマスソングはこの2曲。癖がよく分かる。


さらには有馬記念やM-1など、年末の大イベントもここで行われることが多い。めったにテレビをつけない自分も、この日だけはテレビの前で熱狂する。

有馬記念では武豊を信じきれずに、悲しみに沈んだものの、M-1での令和ロマンの会場を沸かせた2本目のネタで大いに興奮した。1番面白かったのは、千鳥のストゼロのCMだったけど。こうして書くと、普通にクリスマスを楽しんでいる側の人間だな。


リアルだけじゃなくて、インターネットでもイベントごとが目白押しだ。ソシャゲはだいたいイベント生放送するし、Vtuberたちはクリスマス仕様の特別放送をする。Twitter(X)ではかわいいクリスマスイラストがTLに流れる。

なんやかんやで、オタクたちも楽しめる諸要素は盛りだくさんなのだ。

そして、こんな時にインターネットのコンテンツに集まるやつは、大体同じ境遇なことが多い。コメントでは「おまえら…クリぼっちやん…」と自分たちを卑下しているが、そこには奇妙な連帯感がある。

共通の敵がいたほうが、より結束を感じられるのだ。クリスマスは、日陰モノたちにとっての、祭りなのかもしれない。個人の親睦を深め合う性なる祭りをしている恋人と違い、コミュニティ全体の結束を高めるという意味では、我々のほうが正しく祭りを行っていると言える。ヨクナイ祭りだけど。


チキンを買って冷ましたりしながら、誰かしらの配信を見てケーキを食べ、自分たちの境遇をなぐさめあう。そんなクリスマスも、ありだと思うし、そうした「祭り」を提供してくれるクリスマスは、我々「日陰モノ」のためのイベントなのかもしれない。

そんなことを思ったクリスマスでした。今年はケーキやらチキンやらは食べる機会がなかったから、来年はクリスマスっぽい食べ物たべたいねぇ。
以上!

ちなみに、サムネは画像生成AIで「クリスマスにケーキを食べながらパソコンを見るメガネをかけて部屋着のオタクのデジタルアート」
で生成された画像です。

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