思考力を伸ばすには？【第1回】ロジカルシンキングなどの書籍を読んでもピンと来ない学生さん達へ

こんにちは、データインサイトの中西です。
弊社の創業準備を始めたのがちょうど2年前、それと同時に弊社を立ち上げる前からインターン生としてMくんとSさんにジョインしてもらったのもちょうど2年前の今日（たぶん）。

記念すべき5/1に何か始めようということで、弊社の皆と話して私たちがこの2年間、事業と同じくらい尽力してきたことをこれからnoteの記事にしていこうと思い、今日から記事作成を始めます！

2020年にデータインサイトを立ち上げてから、自社の事業推進と並行して、インターン生を中心に他にも一部クライアント等ビジネスパートナーの皆さんの "考える力" を伸ばすサポートを継続しています。

その中で多くの方が「ロジカルシンキング」「論点思考」「仮説思考」などの思考力系のビジネス書を読んでも、その知識をどう自分の思考に活かすのか、そしてどうビジネスや就活に活かすのか分からないと言います。
それもそのはずで、思考に関するコンセプトを理解するために本を読むこと≒「インプットすること」と、「考えること」自体や、考えたことや理解したことを実際の言動として「アウトプットすること」は全く異なります。

インプット→思考→アウトプット >> 試行錯誤のプロセスイメージ

インプットを得て→それを元に考え→アウトプットとして言動に移し、そこから得る学びをインプットと照らし合わせたり自分で考えて試行錯誤していくプロセスを経て、ようやく思考力は高まります。
更に、人それぞれ思考のタイプやレベルが異なるなかで、書籍として整理され一般化されたセオリーをインプットしても、そもそも多くの方にとって "ピンと来ない" のは当然です。

私が起業前にお世話になった前職ボストン・コンサルティング・グループ（BCG）での経験をふまえても、書籍等からインプットする論理だけで思考力を高めることはできず、実際のケースワークやその振り返りを通じて「Input → Thinking → Outputの一連のサイクル」を繰り返して「試行錯誤」していくことで思考力を伸ばしていくことができます。

こうした思考力を伸ばしていくためには、自身の努力もさることながら、"学びの環境（Outputする実践の場や、正しくガイドしてくれる指導者の存在）" があることも重要となりますが、多くの方にとって恵まれた学びの環境が用意されているとは言えません。BCGなど多くの外資戦略ファームではそうした思考力を伸ばすための学びの環境が整えられており、チャレンジし試行錯誤を続けることができれば思考力は間違いなく伸びます。

もちろん、外資戦略ファームでの仕事以外であっても、MBAや社外セミナーなど、近しい "学びの環境" が用意されることもありますが、学生や多くの社会人の方にとってはそうした環境はないことから、書籍等を頼りに思考力について模索せざるを得ないことでしょう。もちろん、そうした書籍には過去に多くの識者によって培われてきた多様なエッセンスが詰められており、インプットとして十分どころか十二分です。素晴らしい書籍は本当に沢山ありますが、読むことだけで素晴らしい思考力が身に付くわけではありません。書籍から学ぶだけでは多くの方にとっていまひとつ "ピンと来ない" うえに "学びの環境" がないために思考力を伸ばすには不十分です。

そこで、多くの方にとって "学びの環境" の代わりになり、できるだけ "ピンと来る" ように、基本的な思考のコンセプトをより簡潔に整理しながら、具体例を多用して、思考力を伸ばすためのプロセスを記事にしていきます。

前職BCGでの経験と、データインサイトでの2年間の多様な元インターン生の育成実績、そして現在進行形のインターン生の育成過程を通じて、学生さんでも社会人の方でも、また、ロジカルシンキング系の書物は一通り読んだという方でも／逆にロジカルシンキングなどの言葉に触れたことが無いような方であっても、多くの方にとって思考力を伸ばすことに繋がるような記事にしていきたいと考えています。

今後noteで書いていく記事は、弊社のインターン生や若手メンバーからの意見を元に、思考力を伸ばすための「インプット」としてのセオリーやエッセンスに加えて、この記事の読者の皆さん自身が「考え」、「アウトプット」し、「試行錯誤」できるように、工夫していきますが、もし分かり辛い点や不明点等があれば遠慮なくコメントください。

私たち Data Insight Inc.（株式会社データインサイト）は、"AI × Strategy × Techで未来を拓く" ことをビジョンに掲げ、戦略思考×AI によって価値の高い情報を産み出しより良い暮らしや街づくりに貢献していきます。

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