見出し画像

新橋駅銀座口前の大型ビジョン「新橋 龍角散ビジョン」へDigital東京を導入し、SL広場との比較をしました!

新橋駅銀座口前の大型ビジョン「新橋 龍角散ビジョン」へのDigital東京の導入

有限会社サーチと共同で、新橋駅銀座口前の大型ビジョンにDigital東京のセンサーを設置し、約3ヶ月の間銀座口の人々の人数ボリュームや滞在時間、また属性やどのような消費動向なのかを調査し、既設のSL広場と比較しました。なお、分析には個人を特定しない情報のみ利用しています。

人数ボリュームと滞在時間

新橋銀座口とSL広場の日別の人数ボリュームの推移を比較すると、ほぼすべての日でSL広場が多いですが、両者には似たような傾向が見られ、その相関係数は0.75であり強い相関があることが分かります(1に近づくほど相関が強いと見なせます)。これは、2つの拠点が新橋駅を挟んでちょうど両側にあるため、人々の移動の傾向が似ているのだと思われます。

また、滞在時間を比較すると、銀座口が期間中の平均4.47分なのに対して、SL広場では5.82分で1分以上SL広場が長いことが分かります。銀座口は主に横断歩道の信号待ちですが、SL広場は待ち合わせのために滞留している人々が相対的に多く、このような結果になっていることが推察されます。

さまざまな属性の例

両拠点のカフェの利用状況を見てみると大きな違いがあることが分かります。SL広場では近隣にある椿屋珈琲やプロントが多く、他のカフェも散見されますが、銀座口では9割超をスターバックスが占めています。銀座口には汐留も含めるとスターバックスが6店舗あり集中していることもありますが、そもそも目的や消費傾向が違うことを伺い知ることができます

新橋駅銀座口とSL広場の目的の違いは?

次に新橋駅銀座口とSL広場の人々は何をするために新橋を訪問したのでしょうか?興味深いことに新橋駅を挟んで全く異なる結果となりました。期間中SL広場ではビジネスホテルや企業、つまり仕事目的の人々が多かったのに対して、銀座口では飲食やショッピング目的の人々が多く、割合もほぼ正反対となっています。同じ駅とは言え、出口やエリアごとに人々の行動や目的が異なることが伺えます


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?