マガジンのカバー画像

忘れてはいけない!DXのサポーターである管理部門

5
運営しているクリエイター

記事一覧

第5回 変革に摩擦はつきもの、人事の妙

第5回 変革に摩擦はつきもの、人事の妙

変革に摩擦はつきもの
 人事部門は、従業員満足度を向上させ、DXを推進させていくことが求められます。ところが、DXの変革の中、従業員満足どころか多数の摩擦が発生し社内が混乱状態になることがよくあります。
 店舗の部門からするとEC部門がのびても店舗の顧客が推移しての結果で店舗の売り上げではないかというのと、デジタル化を推進し会社を変革しようとするEC・デジタル部門の間は、多くの企業では摩擦が生じま

もっとみる
第4回 激動の時代、経営の羅針盤となる財務

第4回 激動の時代、経営の羅針盤となる財務

DX推進における、管理部門との衝突
 小売業においてオムニチャネルをはじめとする、デジタルシフトを推進していくと、推進しているメンバーと管理部門とで衝突が発生します。

「将来のための投資をお願いしているのに、許可されない」
「で、いくら儲かるの?そんな見込みのないことに割くお金はない 流行に踊らされてないか?」

「失敗から学んでいく時代、どんどん打席に立たせてほしい」
「前に投資したものは評価

もっとみる
第3回 CXの源、EXを高める総務部門

第3回 CXの源、EXを高める総務部門

総務部門はDXの変革期にこそ必要な部門 総務部門は、その仕事は何かと問われると即答が難しい部門です。
その他の部署では扱わないが、会社にとって必要で広範囲な業務に携わるので、仕事は多岐にわたります。誰が担当するかわからなくなる落ち玉が多数発生するデジタルトランスフォーメーション(以後DX)の変革期にこそ必要な部門かもしれません。

 DXについて、各社で、いかに顧客体験(CX)を高めるか議論された

もっとみる
第2回 隗より始めよ

第2回 隗より始めよ

DX化は、身近なところからはじめるのがいい
管理部門がDX推進をしていくといっても、どこから手をつけたらいいか難しいものです。

「隗(カイ)より始めよ」という、中国の故事成語があります。

昔、中国の戦国時代の燕(エン)の王様が、優れた人材を集めるために、専門家の郭隗(カクカイ)に相談しました。
郭隗は、「まずは凡庸な私を採用してください。そうすれば、私よりももっと優遇してもらえると考える優れた

もっとみる
第1回 忘れてはいけない!DXのサポーターである管理部門

第1回 忘れてはいけない!DXのサポーターである管理部門

DXにおける管理部門の問題点とは? DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進チームは、マーケティングや販売部門の人が主で、まれに物流部門もでてくるものの、あまり見かけないのが管理部門です。
 管理部門はDXとは関係が薄いと感じている人も多いと思いますが、本当にそれでいいのでしょうか?

 管理部門の役割は、人事=人、財務=お金、総務=他部門で扱われない役割全般、と書いて眺めてみるとDXに必要

もっとみる