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マーケティングの常識を疑え!   (講義用プライベートメモ)

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マーケティング、広告、経営戦略、MOT,MBA、イノベーション、ビジネスモデルなどの領域に関わる思考メモ。ヒントのかきとめ。
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記事一覧

マーケティングは情緒じゃなくて、ロジックとメカニズム

なんだと、最近よく思います。 マーケティングって「消費者の心理にグッと訴えかけて気持ちや…

広告の「効率」と「効果」と本来の役割

今朝、会社での会議の議論を通じて思ったこと。 インターネット広告が出始めた頃、「インター…

「国葬」に関する世論調査。メディアでの解釈への気持ち悪さについて

世論を二分する(といわれていた)国葬が終わったわけですが、非常に個人的な意見としてその調…

「枠から人へ」が見逃してしまったこと。

消費者のプライバシー保護の観点から、近年インターネット広告でのクッキーの使用制限が議論さ…

天野祐吉「広告論講義」岩波書店(2002)

もう20年近く前の本なんだね。ちょうどネット広告というか、世の中のデジタル化がちょうど加速…

メディアビジネスは将来三つに分割する?

さっきこんな記事を書いてアップしたんだけど、さらにちょっと考えてみた。 以前に、佐々木俊…

今のままだと、新聞や雑誌よりもTVの方が先に死ぬんじゃないか?とふと思った。

ふと思っただけのアイディアの整理です。 最近のテレビ番組のコンテンツクオリティ低下を見るに、今のままだとマスメディアの中で真っ先にテレビが死ぬんじゃないかって思った次第。 その要因をいくつか考えてみる。 ・制作コスト規模 →動画コンテンツとして今のテレビ制作スタイル(スタジオ、撮影、編集、人件費、各種設備、電波送出装置等)規模がどうしても巨大。その制作費を回収するモデルがないと負荷が大きい。 →実際に人口が減り、その結果としてのTV視聴者数が徐々に減っている地方のTV

ステマがなくならないわけと,やっぱりやっちゃいけない理由

「ステルスマーケティングによるブランド毀損」 https://brandthinking.net/what/5644 なくな…

新聞メディアだって透明性を担保する役割を担っていると思うのだが

なんかものすごく違和感のある内容。 新聞メディアもデジタル領域でビジネスをしているわけで…

著作物であっても著作物になりきれないのが広告なのかも

私も広告業界で働いてきたので,その難しさというものはよくわかる。 確かに広告クリエイティ…

広告媒体としてのソーシャルメディアの危うさ

内容としては当然といえば当然かなと思う。ただ、日本の広告主からこのような話をなかなか聞か…

パーチェスファネルは,そんなに役立たずなのか?

言いたいことはよくわかるのだが,まず昔の考え方を否定してから,自分の言いたいことを言うと…

川口伸明『2060未来創造の白地図』技術評論者(2020)

こんな本を読んでいる。 戦略の検討手法にも色々と流行があって,近未来が見通しやすいと思わ…

コミュニティーの存在の難しさ

この記事を読んでふと思ったこと。(限りなく個人的な意見) 企業がコミュニティーを作り積極的に関与した場合,それは企業からのメッセージを受け取り,消化するといったコミュニティーになりやすいし,内容的にも企業の管理する範囲内での情報流通となる。また,顧客同士の課題解決のための情報交換が主目的になると,お客様相談室的な使われ方となり,何か目的があるときに参加しそれが解消すると自然に去っていくというスタイルになりやすい。 一方,自然発生的なコミュニティーの場合には,企業色は少ない