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【ユーザーインタビュー】新しいことへのチャレンジを楽しむ組織へ! -NPO法人EPOここね-

デジリハって実際どんな施設で、どんな風に使われているんだろう?そんな疑問の声にお応えして、デジリハユーザーを紹介していきます!今回はNPO法人 EPOここねさんです!
最近はテレビ取材も受け、クラファンにも成功し、積極的に新しいことへとトライしていらっしゃるここねさん。その源は一体どこから?そしてデジリハはどう活用していただいているのでしょう?理学療法士の宮代さんに早速聞いてみました!

デジリハを導入したきっかけは?

新たに放課後等デイサービス(以下、放デイ)を開所することになり、それにあたりこれまで運営してきた児童発達支援事業所(以下、児発)とは一味違った新たな柱がほしい、そう考えていたところでデジリハを発見したのがきっかけです。

今私たちは、プログラムの一環として、都道府県の様々な行事を体験するような社会科体験を実施しています。そのような「小学生であれば当たり前に行うこと」をしっかりと経験していただきたい思っているんです。
最近では、小学生となれば学校でもデジタル端末やソフトが取り入れられる時代ですよね。そのような背景もあり、デジタルを活用したツールがあればいいなと考えていたところ、デジリハを見つけ「これだ!!!!」と思いました。

実際導入してみていかがでしたか?

実は、最初の2カ月くらいはお子様達の反応があまり感じられなく…「まずい…!!!!」と思っていました。あんなに理事長にも「デジリハは良い」熱く訴えたのに!!!と。でも、そこから段々とお子様達の反応が変わってきたんです。「なるほど、こうやるのね」って。
今振り返れば自分たちの使い方もまだまだだったかなとは思いますし、そもそもここねに通うお子様達は新しいことを理解するのに時間がかかります。その2カ月間で徐々にお子様達の中で「デジリハって何?」が積みあがっていったんだと思います。

いつもは腕が上がらないお子様が、デジリハのオブジェクトを触ろうとして腕を持ち上げたり、移動も難しいお子様がすごい勢いで画面に向かって行ったり、「この子たち、わかってるんだ!!!」って感動しました。
なかなか感情を表出するのが難しいお子様も多いのですが、デジリハを通じてお子様達の心の動きを感じるようになりました。

周りの大人には何か影響は?

業界全体としてもそうだと思うのですが、やっぱりここねも新しいことを始めることに抵抗がありました。
でも、デジリハを始めて、その取り組みの成果としてお子様達の変化が目に見えるようになってきて、スタッフ全体として少しずつですが変化が生まれてきているなと感じています。
最近ではデジリハの使い方に一工夫をしてみて、それをスタッフ同士でマネしあってどんどん応用して利用の幅を広げるという流れも生まれていて。

そういう背景もあってか、最近ではクラウドファンディングに挑戦したり、テレビ取材も受けたりと、今までは行ってこなかったことに多く取り組むようになりました。「新しいことやるって、楽しい!」って雰囲気がスタッフ全体にありますね。

ここねならではのデジリハの使い方は?

最近は「忍者でドロン!」をこのチャンバラ棒を使ってプレイいます!チャンバラ棒せっかくあるのですが、お子様達同士で叩きあうわけにもいかず、なかなか使えてなかったんですよ。忍者だし、チャンバラ、いいじゃん!という発想で。笑

忍者でドロン!は暗闇に次々出現する忍者をタッチして倒していくアプリです

ちょっと環境を変えるだけでお子様達のモチベーションもグンと上がりました!時々チャンバラバージョンとしてプレイしています。

<デジリハとは>


これからデジリハと一緒に目指したいもの

いま、デジリハとここねで一緒にアプリ開発等も行っています。自分たちの「こうしたい」「あれしたい」というリクエストをなんでもOK!って受け入れてくださるので、何でも話せるなって感じです笑
デジリハはデジタルですけど、結構アナログなコミュニケーションもしていて、実際に訪問してもらったりもするんですが、それが嬉しいんです。

ここねではあまりお子様達のことをSNS等で外に出しません。だから直接見に来ていただけると嬉しい。ここねのお子様達をたくさんの人に見ていただきたいです。重い障害があるって言われるお子様達でも、こんなに遊べるんだ!!楽しいって大切なんだ!!ってことを伝えていきたいんです。この子たちは動けないんじゃなくて、単に面白くないから動こうとしていないだけなんじゃないの?って思うので。
そんな風に、お子様達の心が動く居場所がもっともっと増えていくといい。ここねの活動がそんな一つのきっかけになれたらと思っています。

最後にこれを読んでいる皆様にメッセージを!

デジリハを導入すること、確かに初めのハードルは少しありました。でも結果、お子様達が大きく成長しただけでなく、組織としても大きく変わったなと思います。新しい経験や、チャレンジすることって楽しいんだ!って。
子ども達だけでなく、大人にも変化のきっかけになりました。是非初めの一歩を踏み出していただければと思います。

<施設情報>
特定非営利活動法人EPO ここね
〒133-0061 東京都江戸川区篠崎町7-21-16 アルファグランデ篠崎弐番街B号室
デジリハ見学可


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