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2023年 1本目ということで、目標設定について書きます。

新しい年の始まりには「今年こそはこれを達成するぞ!」と気持ちを新たにしたくなりますね。

仕事の目標設定は新年度のタイミングが多いかと思いますが、個人の目標はやはり1月に立てる方が多いようです。

毎年、目標を立てているのに、半年もしないうちに挫折してしまう。

こんな経験をした事がある方は多いのではないでしょうか。

なぜ、挫折してしまうのか?

話を聞いていると、多くは

①目標が大きすぎる

②自分がコントロールできない事に対して設定している

という点に起因しているようです。

それぞれどういう状況か説明します。

①目標が大きすぎる

私は、これを目標の歩幅が大きいと呼んでいます。

目標が現状の自分と乖離し過ぎていると、達成までの道のりが長すぎて途中で気持ちが切れてしまいます。

例えば、テストでいつも50点くらいの人が、テストで90点を取る事を目標にしたとします。

60点、65点と上がったり、55点に下がったりします。
しばらくすると、

「自分にはやっぱり無理なんだ・・・」

という思いが出てきて、行動量が減ってきます。

目標設定の歩幅が大きすぎると、ゴールまでの距離が長く、進んでいる事が感じられなくなります。

ランニングをしている時に近くを見ると進んでいるのに、遠くを見ると景色が変わらず進んでいない様に感じるあの感覚と同じです。

①処方箋
この場合は、確実にたどり着ける中継地点をいくつか用意しましょう。

今が50点だとしたら、次のテストでは55点を目指す。
55点が取れたら、1つの中継地点(小目標)を達成したことになります。
「よしよし、前に進んでいるぞ」
と達成感を感じながら、次は60点を目指します。

こうすることで、小さな達成感を感じながら、多くの目標に進むことができ、挫折する事が少なくなります。

②自分がコントロールできない事に対して設定している

例えば、
・新規顧客をXX人獲得する
・メンバーにXXのスキルを取得してもらう

などです。

これらは、全て自分がコントロールして達成できる事ではありません。

自分が何かをした「結果」として、そうなる「かも」しれない事です。

目標は、必ず自分(上位職の方ならチーム)が何をできるか=自分の行動

について、設定します。

例えば、
新規顧客をXX人獲得する ⇒ 新規顧客訪問を月にXX件行う
             ⇒ SNSでの販促活動を付きにXX件行う

などです。

結果を数値目標とするのは明確で良いことですし、経営者であれば一定の数値目標は必要です。

しかし、それを行動目標(アクションプラン)に変換しなければ、自分でコントロールできません。

会社員で、年収目標が1000万円に設定したとします。
しかし、給与・賞与を決めるのは自分ではありません。

自分が行える事は、そのためのスキルアップであり、仕事での取組みしかありません。


まとめ

2023年の始まり

気持ちの上がる目標を設定して、良い1年にしましょう


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