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以前、新規ビジネスを立ち上げる話を事業者さんとしていた時のことです。
「当社が考えているビジネスは最先端のものなので、ライバルはいません」
とおっしゃいました。
詳しく聞いていくと、なるほど事業形態としては新しいものでした。
しかし、本当にライバル企業(競合企業)がいない事業など
あり得るでしょうか。
競合企業の動きを知っておくことは、
戦略等にも影響するため、事業者にとって重要なことです。
事業は需要があるから成り立ちます。
需要があるのに他の事業者が全く参入しないという事は、
よほど高い参入障壁でもない限りあり得ない話です。
競合企業が見当たらないと考える場合は、見方を変える必要があります。
競合企業とは同じ事業形態をしているとは限りません。
もっと言えば、同じ商品やサービスを提供しているとは限りません。
例えば、
・新幹線と飛行機
・テレビとyoutube
・書店や小売店とAmazon
これらはサービスや業態は違うが競合している例です。
逆に以下のような例は同業でも競合にならない可能性が高いです
・平均単価千円の一般的な飲食店と平均単価1万円を超える高級飲食店
・ファストファッションと高級ブランドファッション
・学生向けの賃貸マンションと家族向けの賃貸マンション
つまり、同じ価値を提供していることが競合かどうかの基準です。
これは提供者の目線ではなく、利用者視点で考える必要があります。
DXを進める際にも、どういう価値を生み出すのかを考えることが重要です。
提供者側の目線ばかり考えていると、つい利用者視点が欠けてしまいます。
新しい取り組みの際は両方の目線を忘れないようにしたいですね。
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