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香港国家安全法:香港警察は元議員3人を含む8人の逮捕に HK$(香港ドル)100万の報奨金を提供

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2023年07月03日に、分離独立(secession)、国家転覆(subversion)、テロリズム(terrorism)、外国勢力との共謀(collusion with foreign forces)を禁止する法律が施行されて以来、懸賞金が出るのは今回が初めてであると報告した。

海外に逃亡している容疑者は、元議員のネイサン・ロー(ex-legislators Nathan Law,)、デニス・クォック(Dennis Kwok)、テッド・ホイ(Ted Hui)、組合員のムン・シウタット(unionist Mung Siu-tat)、弁護士のケビン・ヤム(lawyer Kevin Yam)、活動家のフィン・ラウ(activists Finn Lau,Finn Lau)、アンナ・クォック(Anna Kwok)、エルマー・ユエン(Elmer Yuen)。

香港警察は、国家安全保障法違反で告発され、現在海外にいる野党関係者8人の逮捕につながる情報に対してHK$(香港ドル)(US$12万7600)の報奨金を提供する。
月曜日に発表されたこの報奨金は、2020年06月30日に同法が施行されて以来、初めてのことである。同法は、分離独立、破壊活動、テロ行為、外国勢力との共謀を禁じている。

8人の容疑者は、元議員のネイサン・ロー・クォンチョン(former legislators Nathan Law Kwun-chung)、デニス・クォク・ウィングハン(Dennis Kwok Wing-hang)、テッド・ホイ・チーフォン(Ted Hui Chi-fung)、組合員のムン・シウタット(unionist Mung Siu-tat)、弁護士のケビン・ヤム・キンフォン(lawyer Kevin Yam Kin-fung)、活動家のフィン・ラウ・チョーディック(Finn Lau Cho-dik)、アンナ・クォク・フンイー(Anna Kwok Fung-yee)、エルマー・ユアン・ゴンイ(Elmer Yuan Gong-yi)。

彼らは現在、カナダ(Canada)、オーストラリア(Australia)、アメリカ(United States)、イギリス(Britain)に拠点を置いている。
警察国家安全局のスティーブ・リー・クワイワー主任警視(Chief Superintendent Steve Li Kwai-wah of the force’s National Security Department)によると、警察は8人全員の逮捕令状を取得した後、報奨金を提供したという。
容疑者たちは都市から逃亡し、国家安全保障を脅かす違法行為を続けていた、と彼は付け加えた。

スティーブ・リー・クワイワー主任警視によると、このグループは外国勢力と共謀し、香港の独立を求め、外国に裁判官や検察官を含む地元の役人を制裁するよう求めたとして告発されている。

台湾の政治的弾圧の時代を引き合いに出して、当局が報酬を発表することで 「白い恐怖(white terror)」を作り出そうとしているのかと問われた警視総監は、この動きは容疑者を確実に裁判にかけるためだけだと強調した。

「我々はいかなる脅威も撒き散らしていない。私たちは法律を執行しているのです」と述べた。スティーブ・リー・クワイワー主任警視はまた、容疑者たちに違法行為をやめ、香港に戻って警察に自首するよう促し、彼らがより寛大な処罰を受けられるようにした。

「私たちは、彼らが軽い刑罰を受ける、あるいは刑罰が軽減されるチャンスを大切にして、香港に戻って自首することを望んでいます。」と彼は言った。

容疑者たちは海外にいるため、報奨金が逮捕につながる可能性はどうかと尋ねられ、彼は「もしかしたら、違法な手段で香港に戻ってくるかもしれません。このような情報は非常に役に立つはずだ。」と答えた。
ジョン・リー・カチュウ香港行政長官(Chief Executive John Lee Ka-chiu)は、2023年07月01日の中国返還26周年記念式典のスピーチで、国家安全保障を脅かす「ソフト・レジスタンス(soft resistance)」を警戒すべきだと警告した。
この法律が施行されてからの3年間で、15歳から90歳までの260人が国家の安全を脅かす行為で逮捕され、当局は容疑者の約3分の2と5社を起訴したという。

このうち、80人が有罪判決を受けたか判決待ちであり、そのうち国家安全保障法に関わる事件は30件のみであった。

残りは他の犯罪に直面していた。
植民地時代の扇動法(Colonial-era sedition legislation)は、容疑者を立件するためによく使われる法律のひとつであり、最近では、ソーシャルメディアに「扇動的なメッセージ(seditious messages)」を投稿した容疑で63歳の男性が国家安全保障警察に逮捕された。

ものすごく、神経を使って、答えている言葉が、端端に感じる。

そういえば、香港が中国に返還された時、多くの香港人が海外に移住したが、そのうち多くが、結局香港に帰ってきている。

例えば、ケニアに逃亡し、ケニアで中華料理店を開店して、黒人禁止の看板を出した中国人がケニアから。逃げて帰ってきたこともあった。

香港人は、面白い。

https://www.scmp.com/news/hong-kong/law-and-crime/article/3226372/hong-kong-national-security-law-police-offer-hk1-million-rewards-arrest-8-people
https://www.scmp.com/topics/hong-kong-national-security-law-nsl?module=inline&pgtype=article

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