イスラエルは、国際的支援を深刻に失いつつある。

2023年12月31日 08:15

米国のMedium Daily DigestのMy Side of the Aisleを公開しているトム・ダーヴィスは2023年12月23日に、1960 年代のメディアの世界は、現在よりもはるかに単純であった。
当時、ニュース部門を備えた米国の大手放送ネットワークは、ABC、NBC、CBS の3つだけであった。

各ニュース放送には、有名な「アンカー」が登場した。しかし、最も有名で広く視聴されていたのはCBSのウォルター・クロンカイト(Walter Cronkite)だった。
その輝かしいキャリアの中で、クロンカイトは「アメリカで最も信頼される男」として知られるようになった。
そしてそれは当然の評価でもあった。
米国のベトナムでの長期紛争中、クロンカイトは、ほとんどの米国人ジャーナリストと同様に、この取り組みを支援した。

しかし、1968年01月下旬、北ベトナムが南ベトナムの同盟国ベトコンとともに、ベトナムの祝日「テト(Tet)」期間中に奇襲的な全国規模の攻撃を開始したことで状況が一変した。

テトまで、ニュースメディアは主に米国の戦争努力に対する肯定的な評価を繰り返し、リンドン・B・ジョンソン大統領の政権とベトナムにおける米国軍の勇気づける判断を繰り返していた。テトはそれをほぼ一夜にして変えた。
テトの後、クロンカイトはベトナムに行って自分の目で確かめることを決意した。

第二次世界大戦では有名な従軍記者であり、かつてドイツ上空でB-17で爆撃任務に就き、その後マーケット・ガーデン作戦中に第101空挺師団とともにグライダーで着陸したこともあり、戦争を目の当たりにし、自分には状況を把握する能力があると感じていた。

ベトナムのクロンカイトは、1968年02月27日、帰国後、クロンカイトは1時間のスペシャル番組を放送した。
彼の結論はひどいものだった。総括の中で彼は、「現在、我々が勝利に近づいていると言うのは、証拠を前にして、過去に間違っていた楽観主義者たちを信じることだ。」と辛口に述べた。
彼の結論は、「ベトナムでの血なまぐさい経験が膠着状態に終わることがこれまで以上に確実になったように思える」だった。
この放送を見たジョンソン大統領は、「ウォルター・クロンカイトを失ったら、中米を失ったことになる」と語ったと言われている。彼は持っていた。 1か月後、ジョンソンは再選を望まないと発表した。

それは、現在のイスラエルの状況に似ているという。