写経でスキルが上がらない理由
こんにちは、おおとろ(@digiangler)です。
早速ですが、この記事を読んでいるってことは、写経をしたことがあるか、もしくは、セールスライティング(コピーライティング)を少しでも学んだことがある方だと思います。
最後まで読んで頂けると、”こっそり” 喜びますw
さて、本題に入りたいと思います。
表題の「写経でスキルが上がらない理由」…
これから書く内容は私の主観になるのですが、簡単に言うと「写経をしてもスキルが上がらない❗」と、私は思うんです。
それはなぜか❗❓
意味のない写経を繰り返す残念なライターの共通点
写経をすれば、セールスライティングのスキルが上がるかもしれないし、スキルが上がらないかもしれないし、人それぞれだと思います。
しかし、実際に写経したことのある多くのライターさんに話を聞いてみたところ、あまり意味がないのかなぁって思っています。
私は、約 3 年ぐらいセールスライターをやっていますが、今まで一度も写経をしたことがありません。
本当に一度もしたことがないし、やろうとすら思わなかったです。
(スワイプファイルは、収集しています。)
なぜしようと思わなかったのか❓
「書き写して何の意味があるの❗❓」というのが本音かな…
もうちょっと正確に言うと、”スキルの上がらない写経のやり方” って言った方が正解かも知れません。
写経をするというよりも ”ただ書き写しているだけで、表面的なことしか見ていない” 気がするんですよ。
それだとまったく意味が無いと思います❗
何百回書き写そうとしても…
写経で大事なのは、”論理展開” じゃないかと思います❗
例えば、ヘッドラインの写経をしたときに、「これはどんなアイディアのヘッドラインなのか❓」っていうところを読み取れないと写経した意味がないですよね。
「どんな人にどんな影響を与えたくて、このヘッドラインの構成になっているのか❓」っていうところが読み取れないと、ただ言葉尻をマネるぐらいの吸収しかないですよね。
それでは、猿真似レベルのコピーしか書けないですし…
写経をいくら頑張ったとしても、そこを読み取ろうとしながら写経をしないと意味がないし、スキルも上がらないよね…
ということなんです。
この note を読んでいるあなたは、1 回でも写経をしたことがあるんじゃないでしょうか❓
私がヒアリングしたある方は、セールスレター(しかもロングコピーを)を一生懸命やろうとしたらしいですが、何時間かけても書き終わらなかったようです。
ちゃんと ”論理展開” を考えながら書こうとしたらしいですが、レターが長すぎるのか途中から忘れたらしいです。
そう、途中まで…
やたら長いとそうなりますよね…
いきなりロングコピーはやらない方がいいと思います。
そうなってしまうと、だんだん書き写すことが目的になってきてしまって、何の意味も無くなってしまいます。
写経の本来の目的
写経の目的は、
・”論理展開” をちゃんと自分にインストールすること
・パーツごとにどんな影響を与えようとしているのか❓
・どんな状態の人(ペルソナ)をどのように行動させて、この構成で作成しているのか❓
を落とし込みながらやらないと、ただ単に書き写して終わってしまいます。
例えば、1 ブロック書いたら、そのブロックでどんな状態の人(ペルソナ)が、どのような状態にしようとしてるのか❓っていうところをちゃんと考察したりとかしないと、何も考えないで写経をするだけじゃ、時間の無駄だと思うんですよ。
ただ書き写せばいいっていう感覚で写経をするのは、すごく時間の無駄だから辞めた方がいいかなって思います。
写経よりオススメな方法ってあるの❗❓
写経するよりオススメなのが、何でもいいのでスワイプファイルを用意して、それを題材にオリジナルのコピーをスワイプして書くことです。
これって写経以上に効果があるんです❗
写経って、ただ書き写して ”論理展開” がどうなっているか、どんな感情がどんな風にしようとしているのか、というところを腑に落としながらやるわけじゃないですか❓
そんなものよりも、そのスワイプファイルを使って、誰に何を売るか決めて、自分のオリジナルのコピーを書いた方が、余程、”論理展開” とかパーツごとで何を言おうとしているのか❓どうしようとしているのか❓そういうのが理解できますよね。
だって、そこを腑に落とさなかったらアウトプットできないんですから。
アウトプットするってことは、それを理解するって言うことと同義ですよね。
アメリカが独立したときの立役者に、ベンジャミン・フランクリンっていう人がいるんですけれども、彼も一流のライターなんですよ。
スワイプファイルを研究して、論理展開を見て同じような感じで書くにはどうしたらいいかな❓って自分なりに考えて、ひたすら訓練したらしいです。
その手法が、このオススメの方法と同じかなと思います。
ただ書き写す写経を 100 回やるんだったら、その 10 分の 1 かもしれないけれども、10 回スワイプファイルを元に自分のオリジナルのコピーを書いた方が余程、スキルアップすると思うんです。
私が写経をしなくてもライターとして食べていけてる理由は、それをひたすらやり続けてきたからだと思っています。
もちろん、最初は猿真似でいいと思います。
ライターなら誰しも通る道だと思うんですけれども、まずは言葉のはめ替えでもいいと思います。
言葉のはめ替えって、ただ単に単語をはめ替えただけじゃんみたいな…
でも、最初はそれでいいと思うんですよ。
四苦八苦しながら、だんだん自分で気づいていくんですよ。
これはただ単に単語をはめ替えただけだから、これはスワイプしたんじゃなくて、ただのパクリだよねって。
自分で気付いて、そこで初めて、これを正しくスワイプするためにはどうしたらいいのかな❓って、自分で考えるようになるんじゃないですか❓
そうなったときに初めて、このオープニングはこういうことを言おうとしていたんだ…こういう人たちをこういう風にしようとしてたんだ…っていうのがわかってくるので、そこをスワイプすればいいから、スワイプ元のコピーの言葉尻に引っ張られたり惑わされたりせずに、自分の主張を自分の言葉で書けるじゃないですか❓
あと、これって結構 ”あるある” なんですけど、スワイプ元の文体がそのまま書いてしまうパターンもあります。
途中で自分のオリジナルのコピーになったときの言葉尻が全然違うみたいな感じになってしまうっていう…
実は、文体ってすごく個性が出るじゃないですか❓
そのままパクってしまうと、文体がオリジナルのコピーを書いたライターさんの文体がそのままでるから、いろんなコピーをつぎはぎで作ると、いろんな人の文体で、「何じゃこら❗❓」みたいなものができあがるみたいな…
同じことを言ってても、文体がチグハグになってクセが強くなってしまいます。
でも、初めはいいと思うんですよ。
いろんな経験をした方がいいと思うんですよ。
まとめ
写経は否定しませんが(ここ大事)、やるんだったら何十回書き写すとかじゃなくて、ちゃんと ”論理展開” と言葉や文章ごと、段落ごとに、どんな状態の人(ペルソナ)をどのように行動させて、この構成で作成しているのか❓
ライターさんがどの意図をもってすべてのパーツを作っているのか❓っていうところを、自分なりに考えながら仮説を立てて書き写していかないと、写経を何万回やっても意味がないことになるので(かすめ取るだけになるので)、そういうところに気をつけながらやらないと意味がないということを分かって頂きたいです。
そして、私がオススメしている手法が、オリジナルコピー(スワイプファイル)を使って、自分のクライアント用のコピーを書いた方が実務にもなる❗と、私は思います。
いつまでも練習していても無駄だし…時間の無駄です。
実務に伴うやり方をやったほうが、余程効率がいいよねっていうのが、私の主張なわけです。
ということで、写経でスキルが上がらない理由でした。
最後に、決して写経を否定しているわけではないですけれど、ちゃんとスワイプするということがどういうことなのか、というところを考えながら写経をしてもらうといいんじゃないかなと ”こっそり” 思います。
最後まで、読んで頂きありがとうございました❗
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