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就活生・インターン生目線でdigglueを語ってみた

はじめまして。早稲田大学教育学部4年の榑林大和(くればやしやまと)と申します。

今日は、株式会社digglue初のインターン生として、そして1人の就活生として、この新進気鋭の組織を根掘り葉掘りしていきます。

0.自己紹介

digglueを知りたくてこの記事を開いた皆さんはウズウズしているでしょうがしばしお待ちを。その前に私がどんな人間か少しだけお話しさせてください。

端的に言えば、私は好きなことを好きなだけ楽しんできました。正確には、「楽しい」を実現しうる環境を自ら作ってきました。大学時代の一例を挙げます。

- ジブリが好きすぎてジブリ同好会を設立。
- 音楽初心者にもかかわらずブエノスアイレスでギター修行。
- ふと映画が作りたくなって友人とアニメーションスタジオを設立。

などなど。100回同じ人生を歩んでも飽きないような楽しさを求めると、自分で環境を作ってしまった方が早い気がします。

ちなみに、ここまで話すと直感的な衝動型と思われそうですが、性根は結構ロジック寄りです。

1.就活の軸

敷かれたレールはぶっ壊す勢いの私にとって「就活」はさぞ居心地が悪いもの、と思いきや心の底からエンジョイしていました。なぜなら、就活は、好きなことを好きなだけ楽しめる環境を探すプロセスだからです。

そんな私は以下の軸で就活をしていました。

**設立10年以下・社員数50名以下**

ジブリ同好会の立ち上げが楽しかったので、仕事でも組織づくり・サービスづくりがしたいと思いました。できたてほやほやの組織で「あーでもない、こーでもない」と議論しているときが一番好きです。

**事業内容がニュービジネスであること**

その企業の新規性・独自性を自分の力で成長させたいです。既に一般化したビジネスを追随しても面白くありません。そのため、大企業には見向きもせず、業界もそこまで絞りませんでした。

**早期にプレイングマネージャーになれる環境**

組織づくりをするには様々な視点を備えなくてはなりません。もっといえば、プレイヤーとして現場感覚を更新し続け、マネージャーとして自社の全体像を把握する必要があります。

また、「早期に」としたのは、ニュービジネスの新規性が縮小する前にスピーディーに成長する必要があるからです。

以上の3つの軸に沿って、大学3年の6月から50社以上選考を受けました。企業選びのこだわりが強すぎてほとんどの企業を途中辞退したのですが、それはまた今度お話しします。

2.digglueへの応募・面接

これは本邦初公開の情報です。実は、エージェントさんからdigglueを紹介されたとき、思いっきり既読無視してしまっていました。確かにdigglueは私の就活の軸にマッチしていましたが、これ以上選択肢を増やしたくなかったのです。

そしたらエージェントさんがわざわざ面談を組んでまで「digglueは絶対に榑林さんに合っている」としつこくおっしゃったのです。「そこまで言うなら」と渋々応募したのがdigglueとのファーストコンタクトです。今思えばエージェントさん本当にナイス。

その後、面接を重ねるごとにdigglueへの志望度は上がり、最終面接時点で第一志望群でした。とりわけ魅力的だったのは以下の点です。

**ブロックチェーンのコンサルティングという新規性**

ブロックチェーンは、その手の界隈ではもてはやされていますが、まだまだ世の中において普遍的な存在とはいえません。そんな新しいテクノロジーの価値を、自分たちの力で社会に打ち出していくことにワクワクしました。
※詳しくはCEO原さんのnote参照

**切れ者集団**

頭のよい方と話をすると、「発言の裏に何層も思考を重ねている人だな」と思うことってありますよね。私はそれをdigglueのすべての面接で感じました。それと同時に、digglueのメンバーは、思考を適切な抽象度に調節して伝える力もあります。こればっかりは文面だと伝わりにくいので面接に臨む方は楽しみにしていてください。

**組織の未成熟さ**

「組織が未成熟」と聞いて魅力的に思えるかは人それぞれだと思います。しかし、私にとっては大好物です。企業説明を聞いて、なんとなく設立当初のジブリ同好会を思い出しました。あの時のワクワクを仕事の中でも見出せたら、これほど嬉しいことはありません。

以上を魅力に感じました。しかし、困ったことに私の第一志望群は他に2社あり、既に内定を頂いていました。身体が3つあれば3社とも入社するのですがそうもいきません。そこで、digglueの最終面接の終盤、CEOの原さんにあるお願いをしました。

3.「インターンやらせてください」

どうしても面接だけで入社先を決めることはできず、インターンの実施をお願いしたのです。さすがに図々しすぎましたね。しかし、原さんは、そんな私のわがままを快く聞いてくださいました。

インターンではdigglueの魅力だけでなく、懸念点も吟味しようと考えました。

**組織づくりに興味がある社員さんがいるか**

いくら私に組織づくりへの関心があっても、新卒1人でdigglueを整地するのは不可能です。「自分の熱量が受け入れられるか」「社員の多くがサービス一辺倒ではないか」が気がかりでした。

**思考や暗黙知や企業文化を言語化する風土があるか**

社員の思考・知識や企業文化は、組織づくり・サービスづくりの材料といえる重要な要素です。日々ディスカッションを通して思考・知識を洗練させ、情報として蓄積し、文化を可視化する風土こそ、より良い組織・サービスの土壌だと考えています。

**育成と放任のバランス**

何のスキルも無い私が成長するためには育成は欠かせません。しかし、ほどよい放任のもと、自分でトライ&エラーを回すことも必要です。これらのバランスが適切な企業こそ、真の成長環境だと思います。

以上を吟味するためにインターンに参加しました。

ちなみに、他の第一志望の2社については既にインターンを済ませています。1年間就活をし続けたので粗探しもお手の物。僭越ながらかなり厳しい目でレビューするつもりでした。

4.インターンの内容

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辛口批評を期待していた方、申し訳ございません。結論から言えば、digglueのインターンには大満足です。いきなりですがインターンの内容とそれぞれの所感を軽くお話しします。

**全社員との1on1(個人面談)**

話す内容は、キャリア・価値観・趣味など様々です。就活において、入社後の直属の上司から畑の異なるエンジニアまで、社員のパーソナリティを知る機会は滅多にありません。正直、1on1だけでも満足でした。

**社内ミーティング**

「全員の足並みを完璧に揃える」と言うより、「自分たちがやった/やっている/やりたいことを机の上に並べ合って議論する」イメージです。社内の誰が何をやっているか網羅的に把握することで、新入りの私でもdigglueの土地勘を養うことができました。

**お客様との会議**

正直議論の内容に全くついて行けず、議事録も満足に取ることができませんでした。しかし、会議の後に毎回質問や議事録のフィードバックを頂く時間が設けられ、分からないことを潰すことができました。

**勉強会**

digglueでは毎朝任意参加の勉強会があります。内容は、ブロックチェーンに関することから、PCのファイル整理術など様々です。私もインターン最終日に女性の新卒採用の方法を提案しました。

さて、これらを通してインターン前に抱いた良い印象・懸念点が実際にどうだったかお話しします。

5.良い印象の確認

**ブロックチェーンのコンサルティングという新規性**

「ブロックチェーンをどう社会に役立てるか」「どう利益に変えるか」、まだdigglueとして一定の解を出せていませんでした。それだけブロックチェーンというテクノロジーは“ド”新規なわけです。

私は、こうした模索を「苦しい道のり」と思いません。むしろ、誰も知らない価値を見つけに行く宝探し、ことば遊びをするなら、価値を自分たちで創造する点では「宝づくり」だと思います。

**切れ者集団**

digglueは「切れ者集団」というより良い意味で「わがまま集団」だと思いました。すなわち「ノリとか勢いよりロジックが好きだけど、面白い仕事がしたいし、マインドだって大事」というような感じです。皆さんべらぼうに頭の回転は良いのですが、論理に固執することはありません。それを踏まえて、1on1で聞いたdigglue社員の声を抜粋します。

- 「客観視を突き詰めた結果、絶対的な『自己』を再発見した。そのため、思考には主観を混ぜても構わない。」
- 「『楽しいこと』『良い仲間と働くこと』が報酬。それがなければ働く意味がない。」
- 「人生の目標は明確にしつつ、直近2~3年は興味ベースで意思決定する。」

digglueはある意味で「頭寒足熱」、つまり「頭はクリアに保ったまま、無邪気な興味をもって行動を起こす集団」です。

**組織の未成熟さ**

まさにこれから組織やサービスをつくっていく段階です。ただし、中立的な視点でいえば、これに魅力を感じる方はそう多くないでしょう。確かに、digglueの大いなる野望を達成するためには、規模や売上が全く追いついていません。

でも、しつこいようですが、私にとって未成熟な組織は大好物です。勉強会の発表を通して、「『組織づくり』に課題意識は感じているが手が回りきらない」、そんな困難を解決するのが生意気にも私だと確信しました。『組織づくり』をあなたがやりたいことに置き換えてみてください。どんなフェーズがあなたを最も輝かせるでしょうか。

6.懸念点の確認

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続けてインターン前に感じた懸念点についてお話しします。あと少しなのでぜひ最後まで読んでください。

**組織づくりに興味がある社員さんがいるか**

想像以上にdigglue全体の関心事として組織づくりが重視されていました。とりわけ採用に関しては会社の最重要課題として位置づけられています。

そもそも「これをやりたい!」と声を上げれば、バックアップしてくれるどころか、他のメンバーに先頭を奪われるぐらいの推進力があります。

**思考や暗黙知や企業文化を言語化する風土があるか**

digglueには「notion」というメモアプリケーションを使った社内用サイトがあります。私は初めてnotionにアクセスしたとき、大いに驚きました。というのも、ここには各プロジェクトや日々の勉強会の内容、採用方針など、digglueで交わされた議論の詳細な足跡が蓄積されていたからです。正直「ここまで言語化するか」と軽く引きました。組織づくりの材料としては十分すぎるほどです。

**育成と放任のバランス**

うーん。なんだか良いことばっかり書いている気がしますね。でもまた良いこと書いちゃいます。

digglueの育成・放任のバランスは絶妙です。なんとなく想像が付くと思いますが、フォーマルな育成システムはまだありません。一方、ベンチャーあるあるの「やりたいことは勝手にやってね。助けないけど。」ということもありません。

digglueで働けばびっくりしますよ。自分は自由に働いているつもりでも、ことが終わった後にしっかり導いてくれていたことに気づきます。人を育てるのが上手いんです。贅沢な成長環境だと思います。

「厳しく吟味する」と言っておきながら、その隙を与えられませんでしたね。良く見せようとする意図は無いのですが。

7.インターンを終えて

さて、締める前にこれだけは言及した方が良いと思うことがあります。それは、「働き方のジレンマ」です。
私はこの記事で「digglueは楽しくて自由」という触れ込みをしました。しかし、正直それをPRしたくありません。なぜなら、「楽=手を抜く」「自由=利益を出さなくても構わない」と誤解してほしくないからです。
確かにdigglueは最高に働きやすいですが、その前に微妙なコンテクストを読み取っていただきたいと思います。ここでの「働きやすい」とは、仕事から距離を取ることではありません。

長くなってしまいましたね。この記事のオチは、「私は2022年4月からdigglueで働きます」です。ブロックチェーンの新規性、面白い企業フェーズ、魅力ある人間、これらにどっぷり漬かれるのがdigglueという組織です。digglueは、私が選考を受けた50社の中でトップレベルのワクワク感があります。「そこまでワクワクするか?」と感じた方がいらっしゃれば、シンプルに私の文章が下手という説が濃厚なので他のnoteも見てみてくださいね。

(Work illustrations by Storyset
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