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人生は、自分以外の誰かに振り回される。でもその不自由さが愛おしい。

最近つらつら考えてることの吐き出しnote。人生における自由と不自由さ、そして幸福について。

一般的には「自由」である方が、きっと幸福度は高いのだと思う。けど私の場合、ありあまる自由は、逆に息苦しい。

ある程度の縛りや、それこそルールなど不自由さがあった方が、生きやすいと感じる。そもそも自由というのは選択肢が多すぎるのだ。

それはきっと、私が昔から小さな社会の枠組みの中で、優等生として生きてきたからだと思う。

アラサー女はみんな誰かが羨ましい

アラサー女ほど、人生が多様で価値観や環境が目まぐるしく変わる人間は他にいるだろうか。

今まで足並み揃えて生きてきたのに、急にみんな外的要因で未来がバラバラになる。

子供も仕事もない私は、子育てに奮闘する友達や、第一線でバリバリ働く友達が羨ましい。

けど他からすると、夫婦2人で身軽で、自分の時間もたくさん持て、気楽に働いている私が羨ましいらしい。

でも、おそらくなんだけど、みんな自分の不遇を口にはしてるものの、そんなに今の自分を悪いとは思ってない。そこそこ、今の自分や人生に満足している人が、私の周囲には多い。

圧倒的な満足はしてないし、他の誰かを羨ましく思うことはあるけど、たとえ他の誰かのそれを手にしたとして、はたして自分が幸せなのかどうかは分からない。

ていうか、そもそも幸せってなんなのか、私はよく分からなくなってきてしまった。なんだかいつも、満たされているようで、飢えている気がする。

アラサーあるあるはお互い傷つくだけなのでしない方がいい

先の章で書いてしまってなんなのだけど、こういうアラサーあるあるな話は正直飽きたし、お互い疲れて傷つくだけだからしない方がいい。

大抵の場合、人に話したところで解決なんてしないし、触れられたくない繊細な問題だったりするものだから。

話を振られたら乗るけど、相手の奥深くに踏み込む質問は、仲の良い友達でもはばかられる。

無邪気に互いの仕事や恋愛に対し、語り合いダメ出しをし、笑いあってたあの頃が懐かしい。

最近の私たちは、お互いに対してとてもとても優しい言葉をかけている。誰にでも心を開き、対等に付き合えていた学生時代と社会は違う。

相手への妬みや意地の悪い気持ちなんて、今は微塵も湧いてこない。私たちは聖人君子か、はたまた疲れすぎてしまったのか。

でもきっと、あと数年後にはあの頃の私たちに戻れるのだと思う。私たちはいま、とても繊細で、どうしようもなく不安定な時期なんだ。

なにも知らない子供じゃないし、社会に出て年月が経ち、お互いに知らないことも増えすぎた。でもその中でも、時に距離感を変えながら、お互いの人生を見守り、分け合っていくことができたら、それは女の友情としてとても幸せなことだと思う。

結婚や出産は、不自由さと引き換えの幸福だと思う

いろいろ話が飛んでしまったけど、ここでようやくタイトルに帰結します。

いやね、旦那の仕事の関係でね、夏頃から二転三転してる話があってね。ようやく先月末に方針が固まって、1月には引越しして新しくスタートを切ろうと思ってたのに、旦那の上司が入院しちゃって、計画がまた狂ってしまったの。

もう家も決めたし、私も仕事忙しい時期だけど、引っ越すからって職場に相談して休みを確保していたのに。旦那のせいではないし、入院は仕方のないことなんだけど、本当に人生って周囲の人や環境に振り回される。すごく、不自由。

でも、そう不満に思うと同時に、そんな不遇を旦那とともに乗り越えられる喜びも感じてたりもするわけよ。その不遇によって、また別の運が向いてきたり、人とのご縁ができたりすることもある。そういう経験や気付きを得られるのは単純におもしろいし、人生のうねりの中にいる感じがして、実はちょっと興奮してしまう。

先が見えないことにどうしようもなく不安になるんだけど、それと同時にどつしようもなく気が昂ぶる。多分、こういううねりに巻き込んでくれるから私は旦那のことが好きなんだと思う。自分で殻を破るのが苦手な分、新しい気付きを与えてくれる人のことが好きだ。

だからね、結婚していろいろ不自由は多くて、諦めなきゃいけないこともあって、悔しくて泣いたこともあったけど、でもきっと人生トータルで見たら、結婚してからの人生の方が豊かだし、どんどん自分のコントロールの効かない方に進んでいきたい。

きっと子供を持つってこともそうなんだろうな。不自由だけど、新しくて愛おしい。だからね、最近は今の不自由を愛そうって思うようになった。

人が羨ましく思えることもあるけど、今私はきちんと自分の人生を生きていて、周囲の人たちを大切にできている。この基盤をこれからも大切にする。

長々とまとまりのないnote、読んでくださった方ありがとうございました。

読んでいただきありがとうございました!