成分表の見方にも注意が必要
仕事柄、栄養関係の検索をするもんで、スマホのおすすめ記事はそれ関係が頻繁に出てきます
AIって賢い
今朝、ニュースをチェックしていたら
「玄米は白米に比べて食物繊維が豊富」
との言葉が目に入ってきました
しっかりと「管理栄養士監修」とも書いていました
以前の記事にも書いていますが、炊き上がりの玄米の食物繊維は1.4g、白米は1.5gと、白米の方が食物繊維は多いです
この数字はそれぞれ炊き上がりの数値です
食品名に「めし」と書かれています
これを炊く前の「こめ」の状態となると・・・
こうなるのです「粒」と書いていますね
炊く前の状態での成分です
米は炊くことで水分を吸収し、膨らみます
成分表は100g当たりで表示されていますので、粒の数からいうと100g当たりに存在する米粒の量は白米の方が多いのでしょう
それにより炊き上がりの食物繊維の量が逆転すると考えられます
まぁ、「玄米の方が食物繊維が豊富」は嘘ではないですけど、普通生米は食べませんよね
以前の記事はこちら
非常勤講師で教えていた時、もちろん成分表の味方から教えていました
例えば、使用する食品がほうれん草の冷凍であれば、成分も「ほうれんそう 葉 冷凍 ゆで」を選択するように指導していました
「ごはん」も炊き上がりの重量で献立を作成するのか、炊く前の重量で作成するのかで参照するデータが変わります
簡単に情報を入手できる反面、情報を受け取る側も、それが正しいのかどうか、しっかりと判断できる力が必要ですね
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