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一回一回の食事を大切にしたい

人生であと何回食事ができるのか考えたことありますか?

そんなことを考える私って、とても食いしん坊みたいですが、人生は有限
当たり前の食事だって、あと何回できるかはもちろん限られています

一日3食として、1年で1095回、さらに10年で10950回(うるう年は考慮せず)さぁ、この回数が多いと感じるか少ないと感じるか
それにより一回の食事を大切にしようと思う気持ちも変わりますね

回数ではなく、「限られている」と意識することが大切かも
そう意識すると、丁寧に食べようって思いませんか?

例えば、数日前に食べた定食で出てきたメインのお皿に乗っていた付け合わせの食材はなんでしかた?
昨日食べたお弁当のおかず、全部言えますか?
食が溢れている現代では、食材一つひとつに感謝する気持ちが薄れているように思います

大学で授業をしていた時、学生が考えてくる献立が一辺倒な内容で・・・
よく「心がこもっていない」と言って再提出にしていましたが、学生にとっては心をこめているつもりでも、こちらからみるとそうではない
こればかりは説明しにくいので、例えば学生に
「そのメニューを付き合い始めた大好きな彼を家に招待した時に作る?」
って聞くと、ニコっと笑って「いいえ」と答える
そうすると、次に持ってくる献立はまぁまぁな内容になる

施設で生活している利用者は、健康面でリスクが高い人がほとんどです
在宅にいる高齢者だって、なんなら私だって、もしかしたら明日死ぬかもしれない
料理を作る時に、「こんなもんでいっか」という内容だと失礼なんじゃないかと日々思っています
施設ではもちろん栄養計算したうえで献立を作成していますが、家庭であれば、栄養のバランスが良くなくても、料理を作る側の気持ちがこもっていればおにぎり一個だっていいんです
食べる側も、そのおにぎりに感謝しながら、お米の味をしっかり味わうようによく噛んで食べる
そうすると、自ずと食欲も心も満たされるのではないでしょうか

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