ハルの言う通り
indigo la Endのこの曲を聴いていた、
雨が降った深夜に考えていた事は
その半分近くにきっととっくに答えが用意してあって、残りの半分は自分の与り知らない それでもやっぱり答えが決まっているような気がする。
自分の振る舞いから導き出される答えに、
予想だにしないものなんてあるのだろうか。
予定調和な出来事に、心をすり減らすのは
ほんとうに ほんとうに詰まらないよ。
見えないから見たいと思う、見ようとする
知らないから知りたいと思う、知ろうとする
それだけでよかった。
好きだから好き でいい。
今年はなぜか、春を強く感じる。
いつのまにか通り過ぎて
気がつく頃には雨季の色彩に染まりきったいつもの春とどうしてか違う。
春はとても緩やかだった。
コンテンポラリーな毎日に、陽が差して
花が咲き、やがて新緑へと変化して行く形式美。
それと同時に春がこんなにメランコリックで 我儘で
でもやっぱり最後には心地良くロマンティックだったことをはじめて知った。
痛みだけしか記憶していられないのなら、
せめて美しいものがいい。
そう思うのは本心だけど、
心が光を内包していることを 私たちはどうしても忘れられない。
春を映す心の鏡面。
ネガティヴなことにアイデンティティを
光であることに正しさを見出す必要はずっとなかった。
無責任で我儘な春のように、
移ろってゆくアンニュイこそが人間らしいのかもしれない。
正しさなんてどこにもないのかもしれないな。
自分自身と季節が深くリンクしているのを、
今春は感じる。
心地いいな、後悔も痛みも全部がそのままだとしても。
春の言う通り。
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