#43
他人の本棚ってきっと面白いだろうなぁと常々思う。
本棚に残しておく本には、
きっとその人のフェティシズムが垣間見えるだろうし
誰にも侵せないある種の聖域な気がするから。
もし誰かが〝あなたに似合うと思って〟と言って何か本を贈ってくれたとしたら、相手の中の自分がきっと見えるだろう。
本ってなんだか、特別な空気をもっている。
***
今日は食事の後に閉館40分まえくらいの本屋さんに同僚友人とよりました。
あまり本を読まないらしく、何かお勧めありますか?と言われあれこれ悩みました。
正直私は世の中の〝本の虫〟と呼ばれる方々には到底及ばない。
本は好きだけど、好きな本を繰り返し読むタイプだし
好きなジャンルというか作風にかなり偏りがある気がする。
だからお勧め、と言われてどうしたものか悩んだ。
だけど、本棚を前にしてみるとあれもこれもと
読んだことがある本が見つかった。
内容を覚えてないものもたくさんあったけど。
これは読みやすい、とか
これは本を全然読まない方に勧めたら面白かったと言ってくれた、とか
これはドラマも良かったし原作も良かった、とか。
〝結構本読むんですね〟
そう言われてちょっとびっくりした。
自分にとっての質重視で、
たくさん読めば良いというわけじゃないと思いながらも、読まずにいられない本の虫に憧れる気持ちもあったから。
意外と本読んでたんだなって。
本棚を前にあれこれ説明することなんて中々ないから、自分の好みを再認識しつつ、
それ以外にもたくさんおもしろい本があるということが楽しくて仕方なかった。
本ってやっぱりいいな。
あなたにはお気に入りの本がありますか?
また、明日。
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