猫との対話

マリコ 1. - 究極のツンデレ猫

推定年齢は3歳から4歳(近所の人は多分年齢までは知らない筈)、実際にマリコからテレパシーで伝わって来た彼女の過去の映像の中に3.11地震の記憶が全く存在しないのがその、貴重な証拠だ。

美味しい餌と美味しいオトコのいる場所を嗅覚で探りあて、半野良ネコである割には毛並みもつやつやで常に体のお手入れに人の手が加わっている形跡が見られる。

片目がうっすらブルーで、白と濃淡の茶が入り混じる三毛猫のDNAを強く感じるが、どちらかと言うと白い毛が体の大半を占めている美人猫。
人間に喩えるとすみれ(Sumire)のようなイメージで常にステージ(舞台)を意識しているのか、高い場所が大好きで塀の上に直ぐに乗りたがる。

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冬場ならば昼間の暖かい時間帯に、近所の骨董屋を出入りしたり店の外壁から文字通り「招き猫」と化して店内にお客を引き寄せるには十分の営業成績を叩き出している。

私とマリコが知り合ったのはおそらく遡ること一年半程前のこと、最近は「ハイタッチ」で意思の疎通を図るようになった。
マリコが「ほら、あたしの手にあなたの手を重ねるのよ。」と、ある日私に高飛車に命令して来た。面白いので私はそれに従ってみると「あら、人間のくせに猫語もわかるのね。認めてあげるわ、あたしのお友達に。」と言いながら、私の右手首にマリコご自慢の長い尾っぽをバスン!とぶつけて親愛のご挨拶が終了。

どちらかと言うと主(あるじ)がマリコで、油断すると私がしもべになりかねない。

そうはさせないわよ、マリコさん(笑)。

私も負けじと威嚇しつつ、これでも美人にはめっぽう弱いのだ。

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