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色々なところから集めた色々な世界。マガジン数の上限の事情にて、テーマは雑多にスクラップしています。
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#海外生活

キリッと冷たいシュプリッツァー

オーストリア・グラーツ半日散歩の続きを。 シュロスベルクの丘をのぼりきったところでひと休みすることにした。 街を見下ろす絶好の場所にカフェ兼ビアガーデンのようなものがある。 正午を過ぎたところだったが、朝食のパンを公園で食べてきたばかり。 ここでは飲みものだけにする。 さて、なににしよう。 軽く乳糖不耐症があるので、カフェオレなどはここではやめておく。 じゃミントティーなんかどうかな、と思っていると、娘がメニューの看板を指し、「ここではSpritzer(シュプリッツァ

エストニアの森から〜自然と共に生きるということ

3ヶ月振りほどに、エストニアへ戻ってきました。 夏至を迎えたエストニアは 23時まで明るい。 太陽の日差しと、爽やかな風が みんなの心をうきうきさせる。 Viimsiという、首都タリンからバスで30分ほど離れた場所に、私の友だちが住んでいます。 タリン市街のように高いビルはなく、大きな庭付き一軒家がたくさん建つ、 高級住宅街なんだとか。 ヘルシンキ空港からタリンに着いた私は タルトゥへ戻らずに しばし友だちのお家でお世話になりました。 彼女は、私の初めてのエスト

【La Cabra】 デンマークから黒船バイキング現る。 ニューヨーク、 コーヒー戦国時代の幕開けか。

突然ですが、ちょっと想像してみて下さい。 あなたがこんな場所に足を踏み入れることを。 コペンハーゲンのカフェの話・・・と思わせて、実はこれニューヨークの話なのです。 私は以前、ニューヨークで1番のコーヒー店「SEY」についての記事を書きました。あくまで私の勝手な主観なのであしからずご容赦頂きたいのですが、星の数ほどあるカフェがしのぎを削るこの街でも、トップクラスの豆・空間・サービスを誇るお店はごく僅かだと思っています。 2021年の10月、その土俵の上にデンマークから堂

17世紀の古井戸つき・幽霊パブで乾杯!

中世の頃から続くパブなんて、さほど珍しくないイギリス。昔は宿屋を兼ねて上階が客室、1階がバー&食堂という業態が殆どでした。 まだ2階でB&B(ベッド&ブレックファースト)と呼ばれる民宿を続けている所もありますが、1階のバー部分をメインにパブとして続けているお店が大半。 今回ご案内する「ザ・レッド・ライオン」もその1つです。 古代巨石群に隣接した老舗パブこのパブが最初に営業ライセンスを取得したのは1802年ですが、宿屋としては400年以上前からあった建物。 とはいえ10

愛する人を偲ぶ寄贈ベンチ「故人は今、釣りに出かけています」

イギリスの街角や公園を歩いていると、色んな所でよく見かけるのがメモリアル・ベンチ。 これは公共ベンチの一種なのですが、特定個人の名前や生年・没年とともに、その人への追悼メッセージなどが刻まれているものです。 多くは背もたれ部分に取り付けた金属板に刻印されていますが、なかには木材に直接刻まれたメッセージも。 メッセージの代表的なものは「最愛なるジョン・スミス、1930年1月1日~2010年12月1日 良き夫、良き父親、良き祖父を偲んで」といった文面。残された家族が、その人

日記を久しぶりに更新する

なんとスペインに行った以来、この日記の更新をさぼっていて、気が付けば3か月?時間が経つのは早すぎる。スペインから日本に行って、約2か月過ごして、チリに帰ってきて一ヶ月が過ぎた。 コロナ禍にもかかわらず、去年も今年も、日本もスペインも行けて良かったけど、今年は、PCR検査代が高かった!チリは日本円で3500円、スペインは1万5千円、日本では2万2千円も払った。高すぎる。 チリに帰ってきたら、ロックダウンはすっかり終わっていて色んなものが通常っぽくなっていた。学校でも通常の授

オアハカ旅行記1|リメンバーミーの世界が目の前に!オアハカ市内散策

メキシコらしさがギュッと詰まった街、オアハカに行ってきました。死者の日(11月2日)の2日後から訪れたところ、まだ飾りが残っていて、街はマリーゴールドの花やガイコツたちで、カラフルに彩られていました。まずはオアハカ市内の様子、レストラン、今回宿泊したホテルを、写真メインで紹介します。 1. ぶらり、オアハカ街歩きまずこちらのサント・ドミンゴ・デ・グスマン教会から散策をスタート。 ホテルから近かったのと、息子がこの教会横の階段の上り下りにはまった(笑)ので、この旅で1番よく

台湾のおすすめ朝ごはん①ふわふわあったか豆乳スープ【鹹豆漿】

台湾というと夜市のイメージが先行しがちですが、朝食も実は見逃せない食文化の一つです。以前の記事「台湾の絶品グルメ ② 朝食編−1【ダイジェスト版】」でも紹介しましたが、台湾は実は朝食文化がとても色濃く、台湾人は毎日の朝食をとても大切にしています。朝食メニューのレパートリーの豊富さは世界レベルでトップクラスで、ボリュームも満点です。旅行中はつい抜かしがちな朝食ですが、台湾で朝食を逃すなんてもったいないです! 早餐店とは?早朝から営業している早餐店(朝ごはん屋さん)。台湾では出

誰かのなかで生きる

「朝のリレー」という谷川俊太郎の詩が好きだ。 こうやってふるさとから遠く離れたところで暮らし、テムズ川越しにのぼってくる朝日を眺めていると、しみじみとこの詩が沁みてくる。 日本で夕陽が沈むころ。 テムズ川に朝日が昇る。 ♢ 「命のリレー」というフレーズをnoteで目にしたとき、私たちが生きているなかで渡していくいろいろなバトンに思いがいった。 私のアメリカ妹は、アメリカ赤十字の緊急治療室で働いている。 彼女がカバーするたくさんの仕事のうちのひとつが、亡くなった方のド

東ドイツ🇩🇪バッハの街 Leipzigライプツィヒ(1)

今週末は日帰りで元東ドイツにあった街、 Leipzig(ライプツィヒ)に来ました。 フランクフルトから高速鉄道ICEで3時間です。 (因みに電車のチケットは1人60€ぐらいでした) ライプツィヒは、 ものすごくざっくり言うと、 ベルリンよりちょっと南にあり(ベルリンから電車で1時間のようです)、 Sachsen(ザクセン)州の中で一番人口の多い街です。 同じ州で有名な街に例えばドレスデンがあります。 また、ライプツィヒは、 バッハが1723-1750年に38歳でトーマス

イタリア🇮🇹プーリア/サレント 白い街Ostuni(オストゥーニ)その2

こちらは、私が恋に落ちた旅行先、 イタリアのプーリア半島南部、サレント地方の、 私のお気に入りの街の一つ、 Ostuni(オストゥー二) のご紹介の第二弾です。第一弾はこちらです。 昨年訪れた際は昼間に来てしまい、 結果、 この街の本当のポテンシャルを発見せずに終わったのですが、 今年の夏にまた戻って来た際に、 偶然にも遅い時間に着いて、 その魅力を全力で感じることが出来たのでした。 今年の7月に2度目の訪問をしました。 (そして今年の8月にももう一度行ってしまいました・

イタリア🇮🇹プーリア/サレント 白い街Ostuni(オストゥーニ)その1

私が恋に落ちた旅行先、イタリアのプーリア半島の南、サレント地方(←是非、この導入記事もご覧ください) の中でも、 私の特にお気に入りの街は、 こちらのOstuni(オストゥーニ)と別途書かせていただきますGalipoli(ガリポリ)です。 なぜ私がOstuniが特に好きなのか ♥️夜の雰囲気、20時過ぎた後の人いっぱいガヤガヤ感が本当に心地よい ♥️起伏の激しい旧市街が遠くから見ると白い街が浮かび上がるように見えてとっても美しい ♥️旧市街の中の雰囲気、白い壁、白い石畳、ど

【写真エッセイ】メキシコ最大の祭り「死者の日」を彩るマリーゴールド

一年に一度メキシコが最も盛り上がる季節が、今年も終わりを告げた。"Día de Muertos"(ディア・デ・ムエルトス)、「死者の日」だ。 映画『リメンバー・ミー』によって世界に広く知られたこの祭りを、メキシコの人々は昔から変わらず愛し、守り続けている。 そんな「死者の日」には、いくつもの伝統がある。なかでも欠かせないのが太陽のように輝く花、マリーゴールドだ。今回は、スペイン語でcempasúchil(センパスチル)と呼ばれるこの花のことを写真とともに紹介しようと思う。

イギリスおうちごはん

イギリスは全土ロックダウン中ということで、いつも以上におうちごはんの大切さが身にしみているはぴびです。 おうちごはんは毎日自分で生み出せる楽しみですね。 ちなみにイギリスといえば飯マズで有名なせいか(笑)、けっこう「食べ物どう?」ってよく聞かれます。今のところ、外食はあまりしてないのですが、少なくとも食材という意味では全然問題ないですよ! 全然、大したものは食べていないのですが、毎日の料理を覚書として載せておきます。ちなみにイギリスの激安スーパー(ドイツ系らしいです)、