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私の出会いを綴ります。

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失恋

突然親友から泣きながら電話がかかってきた。 昨日好きだった彼から振られたらしい。 自分がもし失恋の経験が無かったら彼女の電話越しでもっと狼狽えていたに違いない。 自分の原体験がフラッシュバックして懐かしい気分にもなった。 過去をそっとなぞられている様なそんな気分。 自分はその辛い過去を乗り越えられたのだと3年越しに気付かされた。 私は確実にあの時よりも強くなっていた。 その悲しさが一生続くことはなくて、時間と共に癒えていく。どうせ癒えていくのだ。そしていずれ私と同じ様に振

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    • 行き場のないものたち

      寡黙で口下手で厳しい父と、父親が好きではない弟の話。 父は新聞記者をしている。 毎日夜勤の朝帰り、休日祝日選挙期間は特に忙しそうで同じ家に住んでいても顔を合わせない日が多かった。 弟は私よりも勉強も運動も断トツで出来た。 小学校のマラソン大会は6年連続トップ。陸上では全国大会出場。 勉強では小学生から受験勉強に明け暮れ、全国模試で名前が上がるのは茶飯事。 昔は家の前で父私弟の3人でよくキャッチボールをしていた。 両親が共働きだったせいで弟は大好きだった地元の野球チーム

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      • この人をまた、好きになる

        朝のシャワー、バイト前の温泉、バイト後の温泉、と1日3回はお風呂に入る彼。 冬の乾燥のせいで手の皮膚がゴワゴワでカッサカッサ。左と右でそのガサガサ具合が違うのもまた不思議で。 化粧水、ハンドクリームを塗った直後に手を洗いに行く、というなんとも理解し難い摩訶不思議な行動をとる。 温泉のアルバイトで深夜1時半に帰宅する彼。 朝9時にアルバイト出勤の私。 8時半にいつも1番音のうるさいサイレンのアラームをかけておいてくれている。そのくせアラームが鳴るたびに私を抱きしめてきて布団か

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        • きっかけ

          たまたま近くて条件が良くて、、、で始めた短期アルバイト 振り返ると沢山詰まってた。 ○クリームパンをくれる主婦さん 信頼が厚い、いつもふざけているが、頼れるママさん、気さくにいつも声をかけてくれる、とにかく優しい、「仕事は協力プレーでやるもんだよね」 ○チャキチャキした主婦さん 私にきっかけをくれた 「私も乳がんやっててさ〜、その時放射線の人にはほんとお世話になったんよ、だから頑張ってね」 大事にしたい、今日見つけた私の仕事をする「意義」 頑張ろうって思った。 ○スタイ

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          一期一会

          好きだったフィットネスジムが次の3月で閉店。 学生、面白い主婦さんと出会い、楽しかった短期の家電量販店でのアルバイトも明日が最終日。 自分が熱中した、楽しくなってきた頃に終わりを迎える。 トレーナーさん、バイトの社員さん、先輩、大学生、みんなのことを知り始め、もっともっと知りたいと思ったとき、終了のホイッスルが鳴り響く。 最初行くときは不安でたまらなかった。 でもそれをあっという間に解きほぐし、受け入れてくれた。 仕事をプラス尽くしで終える、誰かの分までやってあげたい、そ

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          友達の存在

          友達が特許審査官になった。 なんだかカッコイイ。 次は私も自分の手で夢を掴む。 「一瞬も一生も美しく」 私が大好きな資生堂のブランドメッセージ。 今の自分が将来の自分、ライフを作ってゆく。 自分の歩いている道をとびきりのかけがえないものにするために、今を大切にしたい。 私の2022年の目標は「シュートを決め切る」こと。 今年は大勝負の場面が多い。そんなときに自信をしっかり持てるように最高レベルの準備をしていきたい。

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          トイレの神様

          今日、私と全くの真逆人間にアルバイト先で出会った。 私→超がつくほどの雑破、適当、だいたい、なんとなく、それとなくが好きな言葉。 彼→ひたむき、真摯、手を一切抜かない（手の抜き方を知らないのか。） 私にとっての「完了」を彼は「完璧」へと塗り替える。それもあっさり、オセロのように。 その華麗さに私は惚れた。 ずっと見ていたくなる職人のような手つき。頼もしい背中。そう、今私の目線の先は大便の詰まりをラバーカップ（通称スッポン）で押し引きされている、茶色い水がタプタプの便器。

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          明けましておめでとうございます

          １粒の雫が滴り落ちる音が家中に響き渡る。 今日の私にはこの音が何とも心地良い。 寂しさなど微塵も感じず、ただひっそりとした電球切れのお風呂でドップリ今日の疲れを癒す。 私は年末から短期アルバイトとして家電量販店で働いている。 店内は最高ルーメン、BGMはちびまる子ちゃんのピーヒャラピーヒャラ、倉庫裏はビッシリと在庫品の段ボールが山積み。 歳末セールだ！初売りだ！倉庫一掃！一品限りの大特化！ 家電量販店お決まり文句が滝のように1日中体の中を行ったり来たり。 家電量販店は年末

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