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#179 あんまり教えてくれない不動産買取で損をしない話5

昨日の4つ目に続く5つ目です。



「インターネットの広告で不動産の買取を検索したところ、ある会社の広告が出てきました。そこには『手数料無料!契約不適合責任免責!』と書かれており、好条件と思いその会社にすぐに電話をして内見をしていただき、とんとん拍子で売買契約をしました。
しかし、あとで分かったのですが、買取の場合、手数料がかからないことと、契約不適合責任が免責であることは一般的であるとのことでした。もしかしたら、同じ条件でもう少し高く買い取っていただける先があったのではないかと少し後悔をしました。」

#172と似たようなケースで、買取会社1社のみで決めてしまったケースです。


上記のように広告で「手数料無料」「契約不適合免責」と書かれていますが、買取の場合は一般的です。

まず、不動産会社が売主様から直接買取をするため手数料はかかりません。

いわゆる手数料というのは「仲介手数料」のことです。

その名の通り、仲介会社が入らなければ手数料が発生することはありません。


次に契約不適合責任免責についてですが、買取会社というのは不動産のプロです。

プロが買う以上、例えばあとで雨漏りを発見したり、シロアリを発見したとしても売主に対して補修費用等の請求をすることは通常ありません。


そのため、買取にて手数料無料と契約不適合責任免責というのは一般的であるため、その1社のみで売却を決めるのではなく、事例1同様、複数社に声をかけることで結果的に高く売れる可能性があります。


不動産業界には、個人と業者の間で情報の非対称性が多く存在しており、業界の通例や当たり前のようなことを個人の方が知ることができないことが多いです。


ここまで深く突っ込んで記載をしているページもないので、損をしない話シリーズをパーッと読んで、なんとなく頭の片隅にでも置いていただけると幸いです。

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