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最強のカルボナーラを追い求めたら神様が降臨した話

僕が1番好きな食べ物。それはカルボナーラ

ある日、僕は思ったのです。


最強のカルボナーラを追い求めたいと。


しかしコロナ禍である今、色々な店を回るのは困難です。なので自宅で食べられる最強のカルボナーラを追い求めることにしました。



まずは行動あるのみなのでパスタとソースを買い漁りました。

料理するんじゃねーのかよという声が聞こえてきそうですが、市販のソースで最強が見つかればそれが1番楽でいいのです。


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何という絶景でしょうか?皆さんも既にヨダレが止まらないに違いないでしょう。汚いので拭いてください。



まずはパスタの選定

各メーカーのパスタを記載通りの時間で茹でていきます。

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パスタってメーカーによってこんなにも表情が違うんですね。


パスタ達の照れた笑顔 拗ねた横顔 ぐしゃぐしゃ泣き顔 長いまつ毛 耳のかたち 切りすぎた前髪の全てが愛おしく思えます。

しかし、パスタ達は僕の愛の言葉を理解してはくれないので食べていくことにしました。


真ん中にソースを置き周りにパスタ達を並べました。

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みんなソースを見て嬉しそうだ。


ん? 上から見ると魔法陣のようになっているぞ?



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こ、 これは魔法陣だ!

アニメとかだと何かが召喚されるやつだ!



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か、 か、 神様だ!

カルボナーラの神様だ!!!!!


神様「ほっほっほ!よくぞワシを召喚したな。見込みのある男だ。自分の舌で最強のパスタを見つけるのだ!」

僕「(笑い方キモいな)は、はい!頑張ります!」



そうして僕はパスタの食べ比べをした。
正直どれも甲乙付け難かった。
(あんまり違いが分かんなかった)


吟味を重ね、他の子より少し色白のこの子を選ぶことにした。

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この子の名前は、

ディチェ子(DE CECCO)。

僕はこの子を一生愛すと誓った。

何があっても君のことは忘れないよ。

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この子を選んだ決め手は、人当たりの良さ(モチモチ食感)と社交性(ソースの絡みの良さ)だった。



フィアンセが決まったところで次は愛の巣(ソース)だ。


僕はフィアンセを囲むように愛の巣候補を並べた。

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僕「なぁディチェ子、どの家がいいかな?」



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なんだかディチェ子は浮かない表情をしている。


どうやらディチェ子は市販のソースでは満足できないらしい。こんなに用意したのにどれもダメだなんて!


僕は、再度魔法陣を作り、神様を召喚することにした。


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いでよ!カルボナーラの神!


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僕「(意外とすんなり出てくるな。)か、神様!僕はどうしたらいいのでしょうか?」

神様「"ここに"愛の巣は無いということだろう。」

僕「そうなんです。その場合どうしたらいいのでしょうか?」

神様「"ここには!"愛の巣は無いのだろう。」

僕「ちっ、いや、分かってます!それで、どうしたらいいのでしょうか??」

神様「だ、か、ら!ここに無いなら自分で作れば??」

僕「、、、なるほど。」



楽から生まれる最強など無いということを僕はカルボナーラの神様から教えられたのだった。

めんどくさい気持ちを押し殺し僕は愛の巣(ソース)を自分で作ることを決意した。



それからというもの僕はディチェ子と色々な店を回り食材を探した。

家の近くのスーパー、家からちょっと離れたスーパー、カルディ、成城石井、向かいのホーム、路地裏の窓、そんなとこに食材は無いのに、、、


そして、食材を買い揃えたところで色々な組み合わせを試した。卵を使わない家、卵黄だけの家、全卵の家、牛乳がある家、生クリームの家、、、


そうして時は過ぎ、ついにディチェ子が気にいる愛の巣を見つけられたのだ!

見てほしい。このディチェ子の表情を。





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初めて見るディチェ子の表情に僕は自然と笑顔になった。


僕「あはは、あはははははwww」


ディチェ子「」



僕たちは小一時間笑い合った。

一生ここに住もうねって。



少し単価とカロリーは高いけどこれに決めた。


【材料】
全卵1個 卵黄2個
生クリーム 50ml
成城石井で買えるパルミジャーノ・レッジャーノ(市販の粉チーズでも可) 山盛り大さじ2杯
厚切りベーコン 100g
オリーブオイル 適量
ブラックペッパー 適量

【作り方】
ディチェ子は袋に記載通りの時間お風呂に入ってもらう。事前に卵、生クリーム、チーズを混ぜておきお風呂上がりのディチェ子をそこにそっと入れてあげマッサージをする。一方、ベーコンはオリーブオイルを引いたフライパンでこんがり炒めておき、その後冷ましておく。(ディチェ子が火傷をしないように) 最後にフライパンにディチェ子を加え、ダマにならないように少しずつ加熱する。


そして、完成!


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ディチェ子、一生幸せになろうね。

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