ビタミンD、摂れてますか?(意外と重要な栄養素)

ビタミンは必要だ!
と誰もが思っていますよね。
特にA、B群、Cは意識されているのでは?
アルファベット順の次”D”はどうでしょう?

実は、日本人のビタミンD濃度は極めて低いため
厚生労働省は2018年12月に
ビタミンD摂取基準値の引き上げを発表しています。
そんなビタミンDのお話です。

ビタミンDの効用は?

⒈カルシウムなどのミネラルが骨に吸収されるのを助ける。
ビタミンDは骨の代謝に必須です。
不足すると、うまくカルシウムが吸収されず、
骨が軟骨化する”軟骨化症(子供の場合は、くる病と呼ばれる)”
という病気を引き起こします。
また、40〜50代の特に女性に多い四十肩。
この原因の一つに”石灰沈着性腱板炎”という症状も。
カルシウムの結晶が肩の筋肉が集まる腱板という場所に沈殿。
それが炎症を引き起こし、痛みを起こすわけです。
ビタミンDが十分にあれば、カルシウムは骨に
吸収されやすくなるので、こういった症状を緩和します。

⒉免疫力向上やアレルギー作用の緩和する。
ビタミンDは細菌やウィルスを殺す抗菌ペプチドを作り出してくれます。また、腸の粘膜の結合状態を改善して、免疫抗体を作り出すことを助ける効果もあるそうです。

⒊心や精神状態を整いえる働きもある。
脳内物質のセロトニンを調節します。
うつのような精神状態を緩和してくれると言われています。

冬はビタミンDが不足しがち。なぜなら。。。。

ビタミンDは食品からだけではなく、
日光を浴びることで体内で作ることができます。
1日に10分程度、屋外で活動すれば十分だそうです。
特に肌を露出しなくても、掌を5〜10分程度、
日光に当てるだけでも十分と教えてくれたドクターもいました。

冬は日照時間が短くなります。
なので、体内で作る量がどうしても少ない。
日本では、「冬季うつ」と言って、
抑うつ症状の患者さんが増えるそうです。
また、免疫活動にも影響するので、
感染症が流行りやすい冬の時期に
免疫能力が下がるのは良くないですよね。
冬の間は、ビタミンDを多く含む食品をうまく活用です。

ビタミンDを多く含む食材

・きのこ類
・内臓ごと食べることができる小型魚

です。
きのこ類は、食物繊維も豊富だから
腸内環境にもプラス。
魚はもちろんタンパク質も多いし、
必須脂肪酸の魚油も。
ビタミンD以外にも体に良いものばかりですね。

まとめ

肉体的にも、精神的にも健康になるために、
ビタミンDは必須です。
日照時間が短い、今の時期は、
特に意識的にビタミンDを多く含む食品を活用してください。

よろしければ、サポートをお願いします。情報発信するためのトレーニングセミナー開催費用や、ジュニア世代へのコオーディネーショントレーニング指導などの活動費として活用させていただきます。