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“必要なこと以外は覚えられない”話

無知だと損してしまうかもしれない

少しだけ、少しだけ前置きにお付き合いください。

私は、暮らしについての情報を発信していくべく活動しています。
(正確には発信し始めたばかり)

提供する側にいる立場として、あまりに多くの人たちが、自分の家にかける金額や条件なんかを、人任せにしてしまう状況を垣間見てきたからです。

ダメだといっている訳ではありません。
多くの人は初めて買うんだから、知らなくて当然です。

しかしながら
“自分はそれに関して無知な分、損してしまうかもしれない”
こう考えている人は少ないように思います。

“ピンとくる話”をしたい

当初より“家のことを家のこと”として紹介するのは、かなり無理があると感じていました。

ピンとくるはずがないからです。

だから私はこれから“身近なたとえ話”を用いて、話していきたいと思っています。

きっと大切なのは“知識や理論”ではなく“きっかけ”だと思うからです。

まだまだ読み苦しい所はあると思いますが、是非おつきあい下さい。

では今日は「カルビ」で考えてみよう!

あなたはある日、ふらっと目にとまった焼肉屋さんに入りました。
そしてその店のメニューの中で「1人前 1、000円(千円)のカルビ」を目にしました。
美味しそうな写真も添えられています。
食べたくなったあなたは、それを注文しました。

さて。
“あなたが頼んだカルビは、本当に「カルビの肉」だったのでしょうか?”
“(分からないだろう)と「200円相当のお肉」を提供されていませんか?”

私ならこう答えると思います。
“まぁそうかも知れないけど、美味しかったらいいわ!”
素直にそう思うからです。

少なくとも私にとっては
「カルビ =(は) 美味しいもの =(で) 値段は○○円程度
こんな方程式が埋まりさえすれば、それでいいのです。

自分に必要のない情報は入ってこないし覚えられない


“本当にそれがカルビかどうか”とか
“それが値段相応の肉なのか”といった情報は必要ないのです。
なんならそれは知りたくもない情報にすらなり得ます。

もちろんこれは“店を信用している”という前提も大事なポイントです。
つまり“価格相応のカルビを提供する事は店に委ねている”とも言えるかも。

それを示すように、これまで何度も焼肉屋さんには行ったはずなのに
“カルビという肉の模様がどうか”なんかイマイチ覚えていないし
“そもそもカルビがどの部位の肉か”なんて知ろうとも思いません。

自分にとって必要なこと以外は覚えられないし、そもそも情報として入ってこないのです。

ではあなたの“家の方程式”は?

さて、カルビの話は1、000円という価格で済む話でした。
仮に“カルビでの失敗や後悔”があったとしても、多くの人にとってはそこまで痛手ではない、それは次に活かせばいいという話で済むでしょう。

ところが。となるとカルビのようにはいかないかもしれません。

あくまで個人的な意見だという前提で見てもらいたいですが
これが“家の方程式”の場合

「家 =(は) そのうち買ったほうがよさそう =(で)○○千万円程度するもの

場合によっては、こんな方程式を事前に完結させている事すらあるように感じます。
カルビと違って食べた/買った事がないにも関わらず、です。

□自分に最適な価格(や支払額)
□自分に最適な内容
(間取り、仕組み、性能など)
□自分に最適なタイミング

これらに限らず“方程式に含まれていない様々な要素”が、あなたにとって必要じゃない事に該当する事であれば、カルビの時と同じように相手を信用して委ねてもいいのかもしれません。
それこそ、自分では判断できそうにはない内容ですしね。

但し、た・だ・しですよ。

カルビが1000円だったのに対して、家を1、000万円(一千万円)だと仮定して話したとしても「10000倍(一万倍)」の価格差のある話です。
しかも多くの場合、次の機会はありません。

そしてここでは“金額が大きすぎてピンこない”ことも、重ねて怖いところです。
この際、蛇足だとは思いつつ、少し乱暴な話まで飛躍させちゃいます。

《仮に、上述のカルビを毎日(1回/1日)食べるとすると》
1000円 (1回/1日) × 10220日間 (365日×28年間) = 1022万円
(   1000    ×    10220        = 10220000)

つまり約28年間毎日食べ続けるのと同じ金額です。
それでも、カルビの時と同じような感覚で買えますか?
28年も食べ続けられるかどうかとか、カルビでいいのかしらって、色々ともっと知っておきたい気持ちにならないでしょうか。

怖いでしょとか、不安になるでしょとか言いたい訳ではないんです。
自分でも、とても嫌な書き方をしてるって思います。
上手に書けなくてごめんなさい。
僕もそろそろ「カルビのゲシュタルト崩壊」により、この字面が嫌いになってきました。
しばらく食べたくないし、もう書かないので安心してください。

最後のまとめ

最初に書いたように、大切なのは“考えるきっかけ”だと思うんです。
まずは今からどこかに気づいて「必要なこと」だと思ってもらいたい。

「必要なこと」は知りたくなるだろうし、きっと楽しく覚えられます

そうすれば、自分の方程式も自ずと変化するはずです。
あとは、信用できる店を見つけるだけです。

それはまた、別の機会に。
(焼肉が嫌いになりそう)

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