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巨人の肩の上に立つ。

「私が彼方を見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に立っていたからです」
アイザック・ニュートンが手紙に記した言葉らしい。
“Standing on the shoulders of giants.”

「巨人」とは過去の偉大な研究者たちの業績や目に見えない努力の結晶で、我々はその巨人の肩に立って、高いところから研究ができるのだということだ。
謙虚さと感謝の気持ちがこもった素敵な一文だと思った。

インターネット上で論文を探す時に必須な【Google Scholar】のトップページにも掲げられている。
以前、noteで前野ウルド氏の新刊のことを書いたが、その本に上記のことが記載されていた。 正直、しびれた。

私は大分県の出身で今も住んでいる。
皆さんご存知の「進撃の巨人」の作者・諫山創先生は大分県日田市ご出身だ。
もちろん私も全巻読んだ。まだ読まれていない方はぜひ読んでみてほしい。
そして巨人というと進撃の巨人の影響なのだろうが、大きな壁もセットで思い浮かぶ。

そして巨人の肩の上に立つと、壁の向こう側とさらには遠くに広がる地平線が目に浮かんでくる。このイメージは漫画由来のものなのか?わからないがとてもいい眺めなのだ。今までみたことなかった景色が広がっている。

私にとって巨人の肩の上に立つとはこのようなイメージだった。
あぁ、遠くまで見渡せる。どこにでも行ける。といった感じ。
肩の上に乗るのであれば、その巨人と共存していなければなるまい。

今、慣れない英語論文とそれを参考文献としたイギリスから訪れる教授たちの対面セミナーの準備に追われている。
私は巨人の肩の上に立つとは、一言で言えば「敬意を払う」だと思う。

英語だろうが母国語だろうが、一文字一文字に命をかけた研究者たちの積み重ねてきたものが巨人なのだと思う。
巨人と仲良くならなきゃ、巨人の肩の上には立てない。

現在、AM4時前。今日も巨人と仲良くなるために、論文を読む。


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