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トロフィー道#19 『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- REUNION』

プレイステーションタイトルのプラチナトロフィーを取る過程やトロコンしたからこその感想、トロフィーハンターとしての奮闘をお届けする「トロフィー道」。第19回は『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- REUNION(クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン -)』です。
最近はSwitchのタイトルばかり遊んでいたので、プレステで遊ぶこと自体が久々。そんなこんなで数ヶ月ぶりのプラチナトロフィーでした。新作ではないので結末など大筋の流れは把握していますが、FFと名のつくものの中で思い入れのある作品だったのでプレイすることにしました。
とはいえ、10年以上前の作品なので初見の人もいるかと思いますので、突っ込んだ感想は例によって最後に記載します。

HDリマスターで蘇る『クライシスコア』

綺麗なザックス。剣の細かな傷まで見えます。

冒頭でも触れましたが、本作は2007年9月13日にPSPで発売された『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』のリマスター版に当たる作品で、『FFⅦ』の前日譚を描いたものです。しかし、オリジナル版のBGMがアレンジされていたり全編フルボイスになっていたりと、単に高画質で楽しめるリマスターではないというのも特徴。まさか令和にPSPのゲームが、しかも最新機種のPS5で遊べるとは思ってもみませんでした。僕は今回PS5版を選択しましたが、PS4にも対応しており、どちらでも"リマスター感"を十分に味わえるので問題ないです。


バトルに関しては、UIだったり細かな部分が「現代風」に改善されていて遊びやすかったです。スロットのようなDMWを用いたシステムも、当時は違和感がありましたが時代が追いついたという印象で、むしろしっくりきます。かなり細かいことですが、PSPではリーチがかかって絵柄が揃いそうな時にはリールが大きく真ん中に表示されて邪魔だった記憶があります。ここも改善されていたので、オリジナル版の楽しさはそのままに快適に楽しむことができました。リマスター作品ではよくない部分もそのままに蘇るパターンもあるので、こういう対応は嬉しいですね。

時限だらけのトロフィー!チャプター選択不可な点も注意が必要!

ゲーマーなら複数セーブデータを作るのは基本!

それでは、トロフィーについて見ていきましょう。ここで注意して欲しい点が2つ。『FF7R』のようにクリア後にチャプターが選択できないのと、時限トロフィーが意外と多い点です。時限に関しては仕方ない部分ですが、チャプターセレクトが無いのはかなり厄介です。
僕は最初チャプター2の時限トロフィーを取り逃がしましたが、幸いにもすぐにリカバリーできる範囲だったので事なきを得ました。しかしこれがチャプター7などの後半だったらどうでしょう?クリア後もチャプターが選択できないため、最初から進めて該当の場所を目指さなければいけません。その対策としてなのかセーブスロットが30もあるのでチャプターごとに細かくセーブしてどの章にも対応できるようにしましょう。とはいえファンクラブやメールなどチャプターをまたいでのトロフィーに関しては、後で気づいても最初からやり直さなければいけないので、効率よく1周でトロコンしたい人は時限要素を確認してから進めたほうが良いです。

先ほど"1周で"トロコンというワードが出ましたが、本作は周回プレイをすることなく1周でプラチナトロフィーが獲得できます。難易度HARDモードでクリアするトロフィー「伝説のソルジャー」はラスボス前に難易度を変更してクリアしても大丈夫なので、道中はNORMALで進めてもOK。トロコンを目指すプレイヤーであればラスボス前にはザックスがありえない強さに成長しているはずなのでHARDですら余裕です。

トロコンした過程で苦労したところと、初心者が苦戦しそうなポイント


攻略法など出揃っているため基本苦労するところはありませんが、初心者初見の人は裏ボスのミネルヴァを倒すトロフィー「君臨する神」獲得に苦戦するかもしれません。攻略を探すと細かくいろいろ準備して〜と丁寧に解説してくれていますが、準備は最低限で良いと僕は思います。とりあえずミネルヴァ撃破時の装備やステータスを見てもらいましょう。


ステータスの中で体力と精神が最大値の255であれば、レベルについては特に意識せずで良いです。そのためにはマテリアとアクセサリーで補う必要があります。源氏の〇〇に関してはトロコンする過程で必要になるので持っているでしょうし、ザイドリッツもミッション内の宝箱でゲットできるものなのでこちらも良いでしょう。重要なのはマテリアです。
僕は攻撃は「すてみパンチ」だけを使うのでそれ以外はステータスアップ中心にしています。「ぶんどる」はミネルヴァからフェニックスの尾を盗むために用意しただけなので、フェニックスの尾が10個くらいあれば必要ないかと思います。「ケアルガ」は精神を結構振ってしまったので回復も兼ねてつけていましたが、結局ポーションなどアイテムでの回復が効率良いのでなくても大丈夫かも。心配な人は「フルケア」にしましょう。
HPについて言い忘れましたが、HPはカンストしていたほうが精神的に楽です。攻撃をしっかりガードしたり避けられる人は80000前後でもいけますね。あとから焦ってマテリア編成を考えるよりも、序盤からここを目指して強化していったほうが効率は上がります。


こんなに良い剣持ってるのに、最強の敵にも「拳で!」

僕はPSPの頃の記憶をもとに攻略している部分もあり「すてみパンチ」でしたが、他にも有効な攻撃があるみたいなので、気になる人は他の方の攻略法などもチェックしてみて下さい。僕はアンジールの「使うと汚れる 欠ける 磨り減る―そっちの方がもったいない。」の教えをしっかり守って拳でラスボスも倒しました(笑)
確実なのは、ガードで敵の攻撃を防いだ後すてみパンチ。この繰り返しで勝てます。リレイズ状態を保つこと、 HPは半分を切らない。これでまず負けは無いです。どう攻略するか悩んでいる人は正攻法であるすてみパンチ連打で戦ってみて下さい。

プレイヤースキルではどうにもならないものもあり、人によっては時間がかかるかもしれません。すべてのD.M.Wの絵柄の達成率を100%にするトロフィー「D.M.W極めし者」がそれです。僕はミッション「神羅軍◯人組手」を使用して達成率を上げました。シスネが揃いやすくなるマテリア「ラッキースター」を2個、上げたい絵柄が揃いやすくなるマテリアを2、3個、常にリジェネの効果がある「妖精の指輪」を装備していれば死ぬことはないので放置でも問題ないです。
ながらでプレイできる人はラッキースターが揃ったら発動させることでかかる時間を短縮できる可能性があります。個人的には放置よりこちらをおすすめします。

評価

プラチナ取得時間 30〜40時間
難易度 ★★
トロコン難易度 ★★
ゲーム評価 ★★★★
オススメ度 ★★★★

プラチナ取得時間に関してはゆっくりやっても50時間はかからないと思います。僕の場合でいうと、一応オリジナル版経験者でムービーなどスキップはせず時間も気にせず気ままに進めて約36時間でトロコンしました。ちょっと頑張れば30時間は切れるでしょう。























※ネタバレ注意!クリアした感想!

今更ネタバレもなにも無い気がしますが、一応未プレイの人に配慮しました。
何度もエンディングをみて結末がわかっていても、やっぱり最後までみるのは辛い。「俺の誇りや夢 全部やる」といってバスターソードをクラウドに渡すシーンは震えました。だんだんD.M.Wが壊れていくシーンも辛かったです。最後に残るのがエアリスっていうのもまた…。
エンディングの話ばかりになってしまいますが、最後にかかる曲が絢香の「why」のままになっていたのが1番の評価ポイントかも知れません。これに共感できる人は多いと思います。本作が発表されたとき、正直、グラフィックやシステムや操作性どうこうよりも主題歌の部分が気になっていたくらいです。僕の中ではこの曲も込みで『クライシスコア』なんですよね。なので、曲の差し替えがない時点で評価は満点です!
『FF7R』ではザックスが生きている!?と思わせる描写もあったりして、最後にどう着地するかが楽しみです。『クライシスコア』クリア後だとエアリスの最後のセリフ(FF7R)の「空 きらいだな」も何かがある気がしてきました。あの時も雨が降っていましたね。ちなみに、オリジナル版『FFⅦ』エアリスの最強武器は「アンブレラ」。空(雨)が嫌いってことが反映されていたのでしょうか。いろいろ考えだすと止まらなくなりますね。ゲーム的には面白くないかも知れませんが、時が経ったいま、ザックスもエアリスもみんなが幸せになってくれるといいなとという願望も込めて、この辺で今回のトロフィー道はおしまいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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