小説『真夜中乙女戦争』感想
こんばんは、ひぶろのです。
今日はFさんの『真夜中乙女戦争』の感想を
書いていこうと思います!
映画を先に見たので、見てない方の感想とは
少し異なるかもしれませんが、ぜひぜひ
読んでもらえたら嬉しいです。
紹介
友達も恋人もいない。単位も金も、なりたいものもない。SNSもくだらない。なにもかも眩しく、虚しく、どうでもいい。大学一年生の「私」は眠れない夜と無気力な日々の中サークルに入り、冷酷で美しい「先輩」と出会う。彼女以外と馴染めぬ中、夜の喫煙所で見知らぬ男が「火、ある?」と声をかけてきた。これが東京破壊計画、即ち最悪の始まりだった。激化する真夜中の暴走。青春小説、恋愛小説、犯罪小説の傑作。
感想
映画を観て、登場人物のセリフ一つ一つに凄いパワーを感じて、原作の小説だったらもっと多くの力のある言葉に出会えるのではと思い、この本を購入し、読み始めました。その予想は的中し、小説にも胸に突き刺さる言葉がこれでもかと散りばめられており、とても考えさせられることが多かったです。登場人物は、世の中に絶望してる人、希望を持っている人それぞれで、どちらも個性的な表現で言葉を残しています。僕は絶望してる登場人物の言葉がより響いたなという印象ですが、読んでる人の受け取り方次第でどの人物が言う言葉が響くのか変わってくるのかなと思います。
印象に残った表現
『東京も、その夜を歩く私も、死んでしまえばいいと思った。』
『その人の優しさが、冷たさによるものなのか諦めによるものなのか、寂しさによるものか気まぐれによるものか、トラウマによるものなのかプライドによるものなのか、ふと分からなくなった時、雨に打たれたような気分になる。』
『俺は努力するやつが好きだ。でも努力していることに甘える奴は頂けない。努力信仰は日本の麻薬だ。』
まとめ
この本は誰が読んでも少なくとも一つは気に入った表現に出会えると思います!
ですが、個人的な意見としては、少し世間に対する不満があったりする方の方が特に響くのかなと思いました!
皆さんぜひ読んでみて欲しいです!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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