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仕事に落とし込まなければ目論見にすぎずプランとはいえない。 3月13日 Converting Strategic Plans to Action 仕事としてのプラン
今日の #ドラッカー365の金言 テキストは、1974年発刊の『 #マネジメント -課題・責任・実践』上巻 10章戦略計画の作成>万事、仕事にまで具体化すること(210〜211ページ)より。
本日 #3月13日 水曜日 のテーマは
#Converting_Strategic_Plans_to_Action (戦略的計画を行動へ移すこと)
#仕事としてのプラン
3月といえば、来年度の計画構築真っ盛りでしょう。どうされてますか?
わが社でも、いくつかの企業のお手伝いをしているところです。
さて、
#仕事に落とし込まなければ目論見にすぎずプランとはいえない 。
とあるが、目論見ってなに?
もくろむこと。また、その内容。計画。企て。「—がはずれる」
目論む(もくろむ)って
→計画を立てる、企てる。
目論見とは計画ってこと。
そして、計画のことを英語でプラン、というわけで、
目論見=計画とプランとの違いを理解していないと、この文章のことがわからなくなるよね。
goo辞書にこんな記述が。
plan (一般に)計画.
design (意図的な)企て,もくろみ、構想、図案、設計図
plan は、「計画」のほかに「予定」という意味もあり、予定、ということは、すでに実行することは決まっていること、裏付けのあることです。これに対して、designというのは、現実化するプロセスを踏んではいない構想中のアイデア、ということなのでしょう。経営においては、plan にまでしておかないといけないよ、とドラッカーが記しているわけです。
そうか。じゃあ、今、とある企業の「事業計画」に取り組んでいたわけだが、それは自分は計画と思っていたんだが、実は「事業デザイン」「事業構想」「事業目論見」「事業設計図」を考えていた、ということだったんだ。そうか。そうか。
#仕事の成果を評価するための目標と基準を示してください 。
#成果の期限を明らかにしてください 。
計画の試金石は、計画それ自体がどれほど優れているかにあるのではない。試金石は、将来において成果をもたらす行為に対して、経営陣が実際に資源を割り当てているかどうかにある。それが行われていない限り、約束と希望だけがあって計画というものはなくなる。
試金石とは?
試金石とは、物事の本当の価値や成否の行方などを見極めるための指標となる事柄、という意味で用いられる表現。それまでは暫定的であった評価を決することになる、判定基準となる事。「今後の成否の行方を占う試金石となる」といった言い回しで用いられることが多い。
試金石は、人の能力、商品の価値、あるいは計画の成否などについて、これで評価が決まるという出来事を指す表現である。文脈にもよるが「真価が問われる」「真の実力が試される」「成否の分かれ目となる」「分水嶺となる」といった意味合いを込めて用いられる。
立派な計画ができた、と自画自賛していても、肝心の資源が配分されていなければ、絵に描いた餅に過ぎない、ということだろう。
岸田政府と財務省は「震災に全力で復興復旧に尽す!」と言いつつも、実際は十分な復興予算をつけていない、と髙橋洋一さんは批判しています。
同じく、能登でボランティアとして活動されている登山家・野口健さんはこう言っています。「日本の避難所はソマリアの難民キャンプ以下」と。
もう、お言葉はお腹っぱい。具体的なアクションが必要。外国メディアは日本の避難所に驚かれる。専門家の1人は日本の避難所は「ソマリアの難民キャンプ以下」だと。「避難所ガチャ」をこれ以上、作らない為にも日本版スフィア基準を内閣府で策定すべき。 https://t.co/IkQoCjR0vB
— 野口健 (@kennoguchi0821) March 11, 2024
なにケチってるんだ?!明日は我が身だというのに。災害の多いわが国においては、いつ自分が被災民になっても不思議じゃないよ。避難所には、恒常的に布団やらベッドなど設備しておくべきでしょう。それこそ数十億円ほどの予算で実施できることです。
これなどは、まさにドラッカーが
経営陣が実際に資源を割り当てているかどうかにある。それが行われていない限り、約束と希望だけがあって計画というものはなくなる。
と指摘している、まさにこのことでしょう。
公務員が「やっている」「やっている」と言っていても、実際に人手と予算を割いていなければ、「やっている」ということにならないし、
ドラッカーはそこで経営者を試しています。
そこで、経営者に「あなたの最良の従業員のうち、誰をこの仕事をするために、今日、配置しましたか?」と質問して、その計画をテストする必要がある。(たいていの経営者がするように)、その経営者が反駁してきて、「そうはいっても、私には最良の部下をいま回すことはできない。彼らが現在していることを終えなければ、明日のための仕事をさせるために彼らを配置することはできない」と答えるのであれば、その経営者は、計画を持たないことを自ら認めているに過ぎない。それだけでなく、その経営者こそ計画が必要なことがわかる。というのは、希少な資源ーーーそして最も希少な資源というのは、優れた従業員なのであるーーーが、どこで仕事しているべきかを示すのがまさに計画の目的であるからである。
ベストな人材がその未来計画プロジェクトに配員されていなければ、それは計画を持たないこと。最良の人材は経営計画作成に投じられなければならない、ということでしょう。あなたの計画はあなたしか作成できません。午後から早速やっていきましょう。
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