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「魚信にフレンチのシェフがやってくる?!」〜コロナ禍岡崎市和食店「魚信」さんの経営奮闘記40

今回でこの連載も40回目となりました。ありがとうございます。

早速、前回の続きです。

西田さん先週今週どうでしたか?いい感じで来てるようなこと聞きましたよ。

西田さん「全ては岡崎プレミア商品券とGoToイートのおかげです。久しぶりに忙しくさせてもらって、本当にありがたいことです。うち自身の努力、というよりも外的要因です。雰囲気的にはポジティブに移りつつある感じです」。

いい感じですね!

西田さん「特に「うおのぶ食堂」が嬉しい悲鳴を上げてます。オペレーションがパンク寸前になってます。お客様にご迷惑をかける寸前の状況で、まだ、店長もスタッフも若いからなんとか持ってるけれど、体力的にもキツいですね。フリーのお客さんなんで、入ってくれればいいんだけど、外食業の欠点ですが、お客さんが来られるか来られないか、それが読めません。「待ちの商い」になっているうちも問題なんですが、経営の観点からも、やたらとスタッフを増やす訳にも参りませんから、工夫工夫で乗り越えようとしています。まあ、人の問題は舵取りが難しいです」。

お客様が来ないのも大変だし、来てくださったら、来てくださったで、運営が大変というわけですね。

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西田さん「そうですね。今はクーポンやGoToの力で集客、増客になってるだけです。高めのメニューでも、そこそこご注文頂けているのもクーポンのおかげです。ですから、クーポンが終わったら、ガタッと落ち込むことは間違いありません。今政府の方では1月末に終了予定ですが、延長も検討されている、と聞きますが、来年の今頃は確実に落ち込むのでは、と考えた上で手を打とうと思ってます」。

なるほど。10月30日付けの日経MJ紙によれば、3ヶ月先の期待値も下がっているようですから、経営層の方々は先行きに慎重な見方をされているようですね。

西田さん「そうです。今年は忘年会・新年会・法事の需要は無し、と思ってます。そこに期待しません。クーポンでご来店されている今のうちに、リピート定着していただけるよう、「家族で夜は呑めますよ」ってことでビールメーカーさんにもご協力をということで、この後打ち合わせです。基本、宴会はないし、法事もない。だったら、どうするんだってことで、『魚信はお母さんの負担を軽減しますよ、家族の喜びを、宴を応援させていただきます』と動いています。ご家庭ではなかなか難しい、美味しくて体に良い食事を提供していく方向で、メニュー開発に力を入れていますよ」。

また、新しい動きが起こりそうなんですって?

西田さん「そうなんですよ!今度、フレンチのシェフが参画してくれることになりそうです。フレンチの世界は普通分業制が徹底されているんですが、一通り経験されているようですから、うちでも従来の和食の域を超えて、創作料理担当として腕を振るってもらえそうです。釜飯もドリアになるかもしれませんよ(笑)」。

成功する起業家が行なっている #エフェクチュエーション  を地で行ってますね。幸運が次々にやってきてるじゃないですか!気づいたら和食じゃなくて「魚信のアクアパッツァすげえな」ってなるかも(笑)。

(続きます)


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