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【動画開発の気づき】動画教材における理想の先生とは?

みなさんこんにちは デジタルハリウッド動画教材の開発の人です。
Web/3DCG /映像/グラフィク/プログラミング/ゲームと6ジャンルの動画教材を日々開発していますが、日々先生方と接していて、動画教材の先生に向いている先生とはどんな人か?考えることがあったので少しまとめて書きたいと思います。

有名人やすごい人を先生にしてもうまくいかないこともある

野球やサッカーでも、プレイヤーとしては一流でも指導者としては向いていない方がいらっしゃいますよね。
動画教材の先生も同じで、”天才”と呼ばれる先生をお招きしても、必ずしも
わかりやすい動画教材にならないこともあります。

ある講座で、その業界では大御所と言われている先生に動画教材の講師をお願いいたしました。動画を収録し終えて、先生から「わかりにくい部分があれば教えてくださいね。」と仰っていただいたので、私も責任を持って動画を受講し、少し迷う部分を洗い出して、あらためてご報告しました。
ここがわからなかった という言い方は失礼に当たると思い、
「動画のこの部分を理解するのが少し難しく感じました。私の解釈ではこのようなことかなと思うのですがいかがでしょうか?」というような問いかけで、先生に改善方法を伺ったところ、
「それはあなたの観点ですよね?あなたはわからないと言いますが、私はわかりますし、この説明で当たり前にわかってもらわないと困る部分です!」と怒られてしまい、その後改善の部分に関しては我々の方で補足するしかありませんでした。

理解することに苦労することなくキャリアを積んできた天才肌の先生は、できない人の気持ちを理解しづらいのかもしれません。

動画教材に向いているのは、異業種キャリアチェンジの先生

指導のわかりやすさで言うと、異業種からデジタルクリエイティブ業界に来た先生は抜群にわかりやすい先生が多い傾向にあります。
制作ツールやプログラミングの習得に苦労した方であればあるほど良いです。苦労した末、自分なりのわかりやすい解釈を確立した方が多く、全くの未経験者にわかりやすく教える先生になりやすい傾向があります。

2015年4月にデジタルハリウッドが設立したエンジニア・起業家養成スクール「G's Academy」の首席講師であり、デジタルハリウッドのPHPの動画教材の先生もご担当いただいている山崎大助先生は、元アパレルの販売スタッフでした

デジハリオンラインスクールの立ち上げ当初から動画教材講師を担当いただいていた デジタルハリウッドの名物講師でWebデザイン教員の栗谷幸助先生は、元百貨店勤務でいらっしゃいました。

学生時代からずっとスキルを磨いていたわけではなく、異業種の社会人として働いたのち、全くの未経験からスキルを覚えた先生には、苦労する過程で理解するためのさまざまなメソッドが蓄積されています。そうした苦労が、初めて受講する方々にも”わかりやすい指導方法”につながっているのかもしれません。

”理解してもらうこと”に真摯に向き合い、妥協せず教材をブラッシュアップしてくださる先生

動画教材は一旦作り終えたら終わりではありません。日々動画に対して
受講された皆様から質問を受けることも多いですし、そうした質問への回答や現場で受講生と向き合っているスタッフからのフィードバックをもとに、およそ平均で2年に1度講座の改定を先生と検討し、再収録していきます。(平均2年の理由は、それくらいの期間動画をまわしてみないと、その動画の良し悪しはわからないためです)
なので、ワンショットで収録しおえたら、あとは知らない〜 という先生では困ってしまいます。動画教材をどうしたらもっとよくできるか?情報が古くないか?を気にしてくださり、「フォロー動画撮りましょう!」とおっしゃってくださる先生は、“ホスピタリティ”あふれる先生なので大切な存在です。

本音を言えば動画教材にでてくださる先生は皆さん尊い

いろいろ書きましたが、デジタルクリエイティブの世界は作り方も日々進化していきますから、先生が動画を収録した時期から少し経って、作り方のトレンドが変わることは、特にWebのHTML/CSSの領域では当たり前にあります。そして「この作り方が絶対である!」というのがないのも、デジタルクリエイティブスキルの特徴です。
それでも「あの先生の動画教材での教え方は古いよ」「私だったらあの教え方はしない」と動画への不満を周りに話す先生もいらっしゃいます。

でもそういう先生方に「動画の先生のやり方は間違ってるのですか?」と聞いてみると、大抵の先生は「いや・・間違っているわけではないんですけど・・」と仰います。そして、「よろしければ、次回の動画教材の先生をご担当いただけませんか?」と聞いてみるとほぼ100%の先生が
「いや・・・私はちょっと無理です。遠慮しておきます」と仰るのです。

批判を言うことは誰でもできます。だからこそ受講生やトレーナーの先生の矢面に立ってご自身のメソッドを惜しみなく教えてくださる先生は本当に尊いんです。

動画の先生の理想とは?そして・・・

デジタルハリウッドの動画教材は、
・受講生にわかりやすく教えたい
・後進を育成していきたい

という意欲に溢れた
様々なジャンルの一線で活動する現役クリエイターの先生方が担当してくださっています。

・天才でなくても教えることに情熱を傾けられる
・常に最新のトレンドをキャッチしブラッシュアップしていける
・どうやったらわかってもらえるか?のホスピタリティを持っている

そんな”理想的”なクリエイティブ領域の先生がいらっしゃれば、
ぜひご紹介ください!(各ジャンルの先生切実に募集中w)

本日は以上となります〜


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