【インタビュー】新しい教育を「つくる」。起業家在学生によるMC体験記
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【インタビュー】新しい教育を「つくる」。起業家在学生によるMC体験記

デジタルハリウッド大学

こんにちは、デジタルハリウッド大学(以下・DHU)です。

2021年10月31日、「DHU 秋のオープンキャンパス2021」(以下:秋OC)がオンライン・オフラインのハイブリッド形式で開催されました。ご参加いただいた皆さま本当にありがとうございました。

このnoteでフィーチャーするのは、秋OCのYouTubeLiveにて学生MCを務めた田中あゆみ(たなか あゆみ)さん。2019年4月にDHUに入学し、日本の学校教育の現場をよりよくすることを目指す「一般社団法人lightful(ライトフル)」の代表としても活動しています。そんな田中さんのMCぶりとこれまで約2年半の学生生活を、DHU note編集部が追いかけました!

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田中 あゆみ(たなか あゆみ)
デジタルハリウッド大学3年。品川女子学院高等部卒業後、2019年にDHUに入学。高校時代、企業とコラボレーションして商品開発を行う取り組みで「社長役」を経験。0から1での企画を行うことの楽しさを知る。
中学時代から興味のあった教育の分野のイベントに参加し同じ分野に興味を持つ大学生と知り合う中で、一般社団法人lightfulの立ち上げを決意。2019年8月設立。

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一般社団法人lightful
学校教育に焦点を当て、第三者の立場から日本の教育をより良くするための環境づくりを行う。問題解決型学習、インクルーシブ授業、部活動、校外学習など、オンライン・オフラインを問わず、それぞれの学校現場に合った形での教育支援を提供している。

「めちゃくちゃ緊張しました!」。10台のカメラに囲まれて務めた学生CM

「5秒前!4、3、2、……」
本番開始直前、カウントが響くスタジオ内で、学生MCを務める田中さんは緊張した様子でメインカメラを見つめていました。

配信スタジオとなった駿河台ホールに設置されたカメラは、なんと10台。田中さんを含む出演者の目の前にはそれぞれにGoPro(小型カメラ)が置かれ、いくつものレンズが常にこちらを向いている状態。カメラからは見えない位置で握りしめた手のひらからも、緊迫感がひしひしと伝わってきます。

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しかし13時に配信がスタートすると、田中さんはにこやかに、淀みなくイベントを進行していきます。

メインイベントとなる「卒業生が語るDHUのイイところ。」では、メルカリ、電通、QuizKnockという名だたる企業・チームで活躍中の先輩たちとのトークセッションに参加しながら、YouTubeLiveのチャット欄に寄せられた高校生のコメントも紹介。視聴者と登壇者のコミュニケーションを丁寧にサポートしていました。

本人曰く”変なコメント”(言い間違い)はありつつも、2時間強に渡る生配信は無事終了。配信の最後にカメラに向かって手を振る表情からは、すがすがしさが感じられました。

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配信終了後には、改めて自分を囲んでいた機材を眺め「すごーい!」と思わず写真をパシャリ。自らが立っていた舞台の大きさを実感している様子でした。

「やってくれない?」「いいですよ!」依頼はふたつ返事で了承

DHU note編集部は、大舞台を終えたばかりの田中さんに突撃取材。

教育実践を軸にした事業を行っている田中さんが、「クリエイターを育成・輩出する大学」というイメージを持たれることの多いDHUで何を学び、どんな経験を得ているのか聞きました。

——生配信、お疲れさまでした!緊張されましたか?

あんなにちゃんとした場所で配信したのは初めてだったので、すごく緊張しました。いつワイプに映るかわからないので、一瞬たりとも気を抜けなくて(笑)。でも、とてもいい経験になったと思います。

——今回は、どのような経緯で学生MCを?

1年前、DHU生が高校生向けに授業をするというプロジェクトでインターンをしていました。1年の時間をかけてカリキュラム作成から実際の授業まで行うというプロジェクトだったのですが、そこで今回メインMCをしていた入試広報の小勝さんとコミュニケーションを取るようになって。

そうしたら今年の夏の終わりあたり、小勝さんから「今度オープンキャンパスで学生MCやらない?」と声を掛けていただいて「いいですよ!」とふたつ返事をしたのが参加のきっかけでした。

——声を掛けられたときはどのように感じましたか?

初めてそう言われたときは「あぁ、なるほど?」くらいの感覚でした。というのも、一般社団法人lightful(以下:lightful)でも代表として人前で話をすることは多いため、そのときは特に深く考えなかったんです。

でも実は、機会が多いわりに得意ではなくて。本番の度にド緊張するタイプです。でもlightfulで今後大きな現場を経験することも増えるだろうし、プロレベルの機材で行われるDHUのオープンキャンパスに学生代表のような形で参加できるのは、場数を踏むためにもよい機会だと感じました。

——配信を終えて、いかがですか?

想像していた通り、とても良い経験になりました。あとは、2時間の配信で先輩たちや学長、職員の方のお話を聞くなかでも、DHUには応援してくれる人が本当に多いんだなと感じられましたね。

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▲配信後の、ホッとした表情の田中さん

やりたいことを全力でサポートしてくれる大人たちがいる

——応援してくれる人が多い?

トークセッションの中で先輩方が「自分たちが学生のころ、先生が自分たちのことを信じてくれて『やりなよ』と背中を押してくれた」という話をしていましたよね。私も日々、同じようなことを感じています。たとえば、代表を勤めているlightfulでのクラウドファンディングのエピソードがあって……。

——詳しく教えてください。

2021年の6月に、lightfulを含む3団体が協力し、クラウドファンディングを行ったんです。そのプロジェクトでは、教員を志す学生が学校でインターンできる仕組みを実現することを目指していました。

成功するクラウドファンディングの多くは、返礼品となる「モノ」が用意されています。一方で私たちはHPにお名前を掲載しますとか、中間報告会にご案内しますとか、形のないものを返礼とするしかなく、なかなかお金が集まりませんでした。

どうしようもなくなって、「支援金額が目標に届きません、助けて~!」って大学の先生とかに泣きついたら、DHUから大学として寄付をいただくことができて。そのほかにも個別で協力してくれた方、slackで学内に呼び掛けてくださった方と、たくさんの大人が力を貸してくれたんです。

——それはすごい……!

ゼミでもお世話になっている佐藤昌宏先生(デジタルハリウッド大学大学院教授。Edtech分野の第一人者)は、わたしが学校に助けを求める前から協力してくださっていました。

実は佐藤先生とわたしは、教育に関する考え方が違う部分があるんです。同じ世界を目指してはいるけれど、その道のりが違う、といった感じでしょうか。だからぶつかることも、悔しい思いをすることも多くて。

lightfulの事業に対して「これは違うよ」と言われることも多かったからこそ、声を掛ける前から協力してくださっていることが本当に嬉しかったです。DHUには、「自分をちゃんと見ていてくれている人がいるんだな」と感じられる出来事でした。

学生のやりたいことを、大人たちが全力でサポートしてくれる。そんな環境は当たり前ではないし、他の大学にはなかなかないんじゃないかと思います。困ったときに相談できる、力を貸してくれる人が大学内にいるのは、本当にありがたいですね。

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居心地の良くなかったDHUを「ここで良かった」と思えるようになるまで

——DHUに入学してから約3年。以前のインタビューでは「1年生の時は、『私、この学校向いてないな~』と思いました」と語っていましたが、3年生も終わりに近づいている今、その気持ちに変化はありましたか?

たしかに1年生のときは、DHUは自分にとって居心地のいい場所ではありませんでした。映像が好き、3DCGが好き、とにかくクリエイティブなことがしたいという学生が多い中で、わたしは一人「社会のためにどうすればいいのか」に向き合っていたからです。

でも、居心地の良くない——言い換えると、自分だけがちょっと違う環境だったからこそ、どうすれば自分の気持ちを伝えられるのか、自分のやっていることを恥ずかしくなく思えるようになるのかを考え続けることができたんですよね。

考え続けた結果、教育を「大好きで、やり続けたいもの」と思えるようになったし、それを周りに伝えることができるようになってきた。やりたいことを一緒に実現してくれる仲間もできた。今は、DHUを選んで良かったと思っています。

——この3年で、心境には大きな変化があったのですね。田中さんは、具体的にどんなことを学ばれてきたのでしょうか。

3DCG、デザイン、プログラミングなど一通りの基本的なことには触れてきました。結果的に、「やっぱり自分でやるのは向いていない」という結論にいたったのですが……。

——えっ、向いていない!?

そうですね(笑)。制作はすごく楽しいんですが、自分でやるとどうしても時間がかかりますし、デザインやプログラミングが好きな人のアウトプットと比べると質が劣ります。だから事業においては、クリエイティブなことは腹をくくって他の人に任せて、わたしはわたしにしかできない他のところで活躍しようという線引きができるようになりました。

でも、だからといってDHUで学んだことに意味がなかったわけではありません。「人に任せる」という選択肢も、自分で制作ができるようになれたからこそ生まれたものだと思っています。

——どういうことでしょうか?

今までは、全部自分でやろうとして時間をかけてしまったり、誰かにお願いするときにも、抽象的な指示しかできなかったりしたんですよね。制作する側の気持ちもわかっていませんでした。

DHUで作る側を経験したことで、「具体的にどう伝えれば制作する人は動きやすいのか」がわかるようになりました。今までは「なんかカッコよくしておいて!」としか言えなかったものも、ちゃんと意味のある指示出しや議論ができるようになったんです。

「人に任せる」と決めてしまえば、卒業までの残りの1年ちょっとで仲間探しに力を入れられる。一緒に仕事をしたいなという人の”めぼし”は付けているので(笑)、対面授業の環境が戻って来たら、いろんなコミュニティに顔を出して仲間づくりを進めたいと思っています。

——3年後期からはゼミも始まりましたが、卒業制作についてはなにかアイディアはありますか?

"教室内の可視化ができるようななにか"を作りたいです。

30人を超えたクラスの様子を常に見ておくことはどんなにベテランな先生でも大変です。先生方が、授業終わりや帰りの会終わりに「今日はどんな調子だったかな?」とエビデンスベースで子供達の様子を確認できるようにしたいと考えています。

私の中でもイメージがしっかりと固まっているわけではないので、これからゼミの先生方や先輩に相談しながら形にできたら、と思っています。

——これからがますます楽しみですね。

はい!春からは4年生。同期は皆それぞれ専門分野を深めて、技術も高まっているはずです。この人と将来一緒に仕事をしたいと思ったらどんどん声を掛けて、一緒に前に進んで行きたいと思います!

——それでは最後に、高校生へのメッセージをお願いします。

高校生の頃のわたしは、偏差値が高くて、就職にも強く、その先の人生にアドバンテージになりそうな大学を志望していました。でも、進路選択の大事な場面で「本当にそれでいいんだっけ?」と立ち止まったとき、わたしが選んだのはDHUでした。

今は「これしかない!」と思っている選択肢だったとしても、一歩離れて見てみてみると、思わぬところにほかの魅力的な選択があったりします。自分が正しいと思っている道は本当に正しいのか?好きだと思っているものは本当に好きなのか?ひとつひとつ、時には疑いながら進んでいってください!

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いかがでしたか?

DHUにはデジタルコンテンツの勉強だけでなく、田中さんのように「企画・コミュニケーション」を主軸に学び、自らが当事者意識を持って社会課題の解決を目指す学生もいることを知っていただければ嬉しいです。

今年度のオープンキャンパスは秋OCが最後となりましたが、DHUでは大学説明会、学校見学の機会を毎月設けています。ご興味のある方は、本学公式「オープンキャンパス」ページや、各種SNSをご覧ください。チャンネル登録、フォローもぜひお願いします!

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デジタルハリウッド大学は、デジタルコンテンツと企画・コミュニケーションを複合的に先端の実務家から学び、外国語の重点的な学習を通じて、未来を生き抜く力を身につける大学です。