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投資をするならプラットフォームビジネスに


ネット社会以前のプラットフォームビジネス

 インターネット、パソコン・スマホが普及しました。(とはいえまだ世界中にはネットにアクセスできない人々も多くいます)

 気がつけば、身の回りのサービスは、それらインターネットとデバイスを活用した「プラットフォームビジネス」だらけとなっています。


"インターネット" を使っていなくても、「プラットフォーム」としてビジネスをしているものも多くあります。

例えば以下のようなものです;

  • 昔ながらの業界でいえば、「魚介やくだものをやりとりする市場(いちば)」もプラットフォームビジネスといえそうです。
    新鮮な食べ物をもって出品者が集中し、そしてそれを目当てに購買者も集中し、市場売買を形成します。

  • インターネットを最大限には使えていなかった時代の株式市場も、プラットフォームビジネスといえます。
    電話や紙面を使い、古臭いやり方で株式市場も形成され発展してきました。




現代のプラットフォームビジネス

 いまや、高速なインターネットと、使いやすいデバイスはあって当たり前です。

その上で今風のプラットフォームビジネスがしのぎを削っています。


いくつかポイントと共に列挙してみます;

  • Amazon
    [概要]; 世界を舞台にさまざまな品物を出品と購入できる場を提供。
    [さらに]; 音楽や映像視聴などのサブスクサービスも提供。Amazon利用者には「お得のうえにさらにお得」を提供し続ける。

  • 楽天
    [概要]; 日本国内で認知度と高い通販マーケットプレイス。
    [さらに]; 楽天ポイント経済圏を確立し、ポイントを巧妙に駆使し利用者を獲得。

  • eBay, ヤフオク
    [概要]; 個々人が新品・中古品をかんたんに売買できるネットオークションサービスを提供。
    [さらに]; スムーズな決済サービス構築や、出品代行など、利用者がもっと出品したくなるサービスも提供。

  • Indeed
    [概要]; 世界各地で求人情報を集約した求職マッチングサービスを提供。
    [さらに]; 求人を出している企業の「企業評価」を掲載し、求職者にも安心感と判断軸を提供。

  • Google, Appleのアプリマーケットプレイス
    [概要]; 各自社OS、Android, iOSデバイス向けに展開するアプリストア。
    [さらに]; 利用者の個人情報を活用・解析し、自社の他サービスへ展開。他社と圧倒的な差をつけ参入を排除し続ける。

 以上のように、現代のプラットフォームビジネスは以下のポイントを抑える必要がありそうです。

  • だれもまだ手をつけていないサービスか?

  • ネットワーク効果が作用するサービスか?(サービス供給と需要が集まれば集まるほど、さらなる利用者獲得につながるか)

  • 利用者の手間やコストを削減でき、利用者が喜んで使い続けたいサービスか?(ひいてはその対価として運営者も儲かっていくか)




プラットフォームビジネスがもつ問題点

 近年の各種プラットフォームビジネスの勃興(ぼっこう)と地位の確立(ほぼ独占)により、以下のような問題も指摘されています。

  • 個人情報の集中、その二次利用、目的外利用

  • 集中した膨大な情報の漏洩リスク

  • 圧倒的シェアによる、サービス価格の値上げ(または他社が真似できない値下げ)


上記のような指摘は、いわゆる「中央集権的」なプラットフォームの姿であるため発生するものです。




近年世界中で進められる非中央集権的なプラットフォーム

 既存のプラットフォームビジネス、プラットフォーマーの各種問題点・リスクを排除するための手段として、近年世界中で開発と普及が進められているのが以下のようなキーワードです;

  • 分散型台帳技術(DLT)、ブロックチェーン

  • 非中央集権化

  • Web3

  • セルフカストディ

  • デジタルID

  • NFT

  • トークン化経済

  • etc...


2018年ごろから、「今風の既存プラットフォームビジネス」の次なる「新たなプラットフォームビジネス」の構築、実現に向けた動きが起きています。



次なるプラットフォームビジネスに先行的に投資できるか

 この「次なるプラットフォームビジネスの形」を先取りし、投資できるか、そしてそのプラットフォームが発行する「セキュリティトークン」や「ネイティブトークン」を知るか知らないかが、今後の資産形成にも影響を及ぼすと考えています

過去記事より引用

また別の記事で、「次なるプラットフォーム」としてどのようなプロジェクト、企業が動いているかを紹介したいと思います。

名だたる世界的な機関や規格、大企業が数年前から活動していることがお分かりになると思います。


以上

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