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バター、バター、バター!

エシレ・パティスリー オ ブール横浜限定 ショソン・エシレが絶品だったので、記録しておきたい。

夫が職場用のお菓子を買うとき、せっかくの機会だからと買ってきてくれた。
開店10分前に行ったらしいが、近くに住んでいると思しきマダム、キャリーケースを持った女の子たちなど、すでに十数人並んでいたらしい。
雨の日だったのに…!


みなさまのお目当てはこちら。




以下、エシレ公式ホームページから引用。

Chausson ÉCHIRÉ
ショソン・エシレ
フィユタージュ(パイ生地)は生地感が程よく残る繊細なつくり。バタークリームはフィユタージュ(パイ生地)の食感と合うようになめらかな口当たりに仕上げました。ひとつひとつ職人がレイエ(切り込み模様)した、特別なおいしさです。
1個 735円(税込)
※おひとり様3点まで




これがお皿に移した実物。
絶妙な焼き加減のパイ生地が食欲をそそる。
ずっしり。結構大きい!



切ってみた。
さくっとしているので案外切りやすい。
断面はこのような感じで、きれいに層が作られ、中にはぎっしりとバタークリームが入っている。

見た目を360度観察。

では、いただきます。

ザクっパリっパリパリ…もぐもぐ…
「……..」
目を瞑って黙り込む私の様子を、恐る恐る横から窺う夫。
「どう?」
「…ああー……」
第一声は、ため息まじり。

「おいしい…!」
脳髄が痺れるようなおいしさだった。

私は本当においしいものを口にしているとき、目を瞑る。
テレビの食リポでは、目をこれでもか!と見開いているシーンがよく見られるが、これとは真逆の行動だ。
おいしさをじっくり味わうべく、気が散らないように、味覚以外の感覚を遮断したくなる。


実際食べてみた感想。
バター専門店だけあって、パイ生地の食感、香ばしいバターの風味が絶品だな、と。
塩分が効いているので、口が甘々にならず、普段甘いものをそこまで食べない人にもおすすめできる。
中のクリームは、エシレバター特有のまろやかさがギュッと濃縮され、贅沢な味わい。
結構固めのクリームなのに、口の中でじわーっと溶けていく。


さんざん褒めちぎっておいてなんだが、実は私はパイ生地はそれほど好きではない。
パリで本場のミルフィーユを食べたときに、くどすぎて胃もたれしたのが原因かもしれない。
でもそのパイへの苦手意識なんて、吹っ飛んでいってしまうくらい、私の中でのパイの概念が変わった。
このスイーツを食べていなかったら、パイが苦手なままだったかもしれない。

パイ生地を使ったお菓子はさまざまあるが、最近はトルコの伝統菓子バクラヴァ、ブルターニュの洋菓子クイニーアマンに流行の兆しがみえる。

つい守りに入ってしまう私だが、たまには思い切って新たなスイーツを探求していくのも大事だなと実感した。
そのきっかけをくれた夫に感謝。


おまけに一枚。
(割らずに運ぶのが大変だったらしい)

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