物足りないくらいがちょうどいい
ついつい頑張りすぎて疲れが取れない、でも力の抜き方がわからない…という方に参考になれば、という今回のnoteです。
私は何でも頑張りすぎる性質がある。
頑張り屋というと、世間的には長所にあたるのだろうけど、病気(躁うつ)と付き合っていく上では厄介ものだ。
やめときゃいいのに、自分の体力、気力を省みず、家事でも趣味でも動き出したら止まらない。
このままじゃダメだなと頭の隅では思うけど、結局自分が納得するまで奮闘してしまう。
当然、脳内エネルギーには限界があり、それが尽きたときパタリと倒れることになる。倒れてからだと、なかなか起き上がれず寝込んでしまう。何も手につかなくなり、数ヶ月の間、世界がモノクロに見えて絶望する。
失敗を重ねて落ち込む私に見兼ねた夫が「ポイント制」を提案してくれた。
「ポイント制」とは負荷のかかる活動にポイントをつけ、あらかじめ設定した一日あたりの上限ポイント内で行動するというもの。
物足りなかろうが中途半端で気持ち悪かろうが、ポイント厳守で。
夫と話し合った結果、まずは1日6ポイント以内で試してみることに。
外出(最寄り駅)2
外出(電車)3
自炊3
レトルトなど、簡易な食事の用意1
買い物(スーパー)2
買い物(コンビニ)1
語学レッスン2
踏み台昇降1
といった感じにポイントをつけてみた。
他にも細かい家事やイベントはあるのだが、今回は手始めに大きなものだけ項目化した。
疲れやすさの程度や内容は人それぞれだと思うので、自分なりのリストを作ると良いと思う。
6ポイントは生活しているとすぐに到達してしまって、私にとっては物足りなく思うことが多い。
しかし数値という目安ができたことで、良い意味ですっぱり諦めがつくようになり、行動を迷うことも無理することも少なくなって精神的に楽になった。
平穏な日々をできるだけ長く続けるには、そのくらいがちょうどよく、調子を一定に保てる手応えを少しずつ感じている。
昔みたいに、自分で自分に鞭打つのはいい加減卒業して、やるべきことも、やりたいことも8分目に収める。
色のついた世界に生きられるありがたみを噛み締めて、生き急ぐことなく過ごしていきたい。
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