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この森(このスポーツ)の仕組み・ルールとは何かを伝えていくことが仕事だと思っています – 選手が11人ピッチ上に居て、11人が自分軸で自分で考えると、上手くいかない–

Hola Chavales!!!!

基本的に【日・月・火】で週末の試合映像をもとに個人分析を行い、

水・木・金】で次の週末の相手の分析を元にフィードバックするという流れです。

なので昨日・今日で週末の試合が各選手が送られてきて分析を終えた後に、各選手から次の対戦相手の映像が送られてきます。


今日は二人の選手(プロ)と週末の試合を元に個人分析のフィードバックを行ったんですが、そこでの学びを皆さんに共有します。


一人の選手はここ最近、個人分析を始めたんです。

リーグ戦終盤で最後にチャレンジしてみたいということで。


今回が全部で4回目だったのですが、

僕の方から『こういう取り組みをしてみてどうですか?』って聞いてみたんです。

そしたら、

『元々論理的に考える方ではあったけど、どうしても一個人として考える範囲は自分軸になってしまうところがあって、全体を捉えることは苦手だった。だけど今、全体に部分を取り組めてることによって視野が広がって、見える部分が増えてきた感覚はある』

多分、ここが『自分で考えなさい』が機能しない理由の一つ。

選手が11人ピッチ上に居て、11人が自分軸で自分で考えると、上手くいかない。

これって自分で考えなくて良いということではなくて役割の違いです。


細かいパスの出し方とか、コントロールの仕方とか、走り方とか、体の使い方とか、これってサッカーというスポーツの全体を捉えるものではなく、個人の自分軸の世界のハナシ。

これはこれで重要なんだけど、それと同時に外から全体を伝える・教わる必要があるんです。

ここが【サッカーを学ぶ】ということに時間をかける目的です。


自分自身が成長するためには必要ないものはないんだけど、

今自分自身が取り組んでいることは【何を伸ばすものなのか】というものを理解して取り組みことが大事です。


あくまでも僕の考え方は、

一つひとつの要素を付け加えるのではなく、

大きな全体像の中に一つひとつの要素を加えていく方が良いのかなって思ってます。


1対1が11個ある→個で負けなければ試合には負けない→まずは圧倒的な個を磨こう】ではなく、

【11対11の中に1対1が11個ある→11対11の仕組みとは何か→その仕組みの中で必要なものは何か→そこを伸ばそう】っていうこと。


木をみて森を見ずにならないために、森を見てから木を見る。


選手本人ではない僕は、

この森(このスポーツ)の仕組み・ルールとは何かを伝えていくことが仕事だと思っています。


では前置きはこの辺にして今日もサッカーを学んでいきましょう!

【今日のメモ】

本題はスペインサッカー研究所で!


スペインサッカー研究所

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