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長井健司氏の死から15年、ganas流ミャンマーとのかかわり続け方

きょう9月27日は、ミャンマー・ヤンゴンで反政府デモを取材中に国軍兵士に銃撃され、命を落としたジャーナリスト長井健司氏の命日です。15年前の2007年のことでした。

当時のミャンマーは軍政下。ですがミャンマーはその後、2011年に民政移管し(国会が開かれ、軍籍を離れたテインセイン氏が大統領に就任)、2016年には文民大統領(ティンチョー氏)が誕生しました。

民主主義がどんどん加速し、経済もテイクオフ。ミャンマーは凄まじいペースで発展していました(数カ月単位で街の風景が変わっていきました。こんな国はかつてあったのか、というレベル)。ミャンマーも遅まきながら、1990年代のタイやフィリピン、インドネシアなどのような熱気に包まれ、若者たちは自由を謳歌しつつありました。

ところが昨年の2月1日。国軍が突如、クーデターを起こし、権力を再び掌握しました。一夜にして民主主義がまた奪われたのです。国軍の乱暴なやり方にミャンマー国民は強く反発し、いまも必死に抵抗を続けています。

長井健司氏とganas、実は意外な接点があります。それは、定宿が同じだったこと。宿の名前は「Beautyland Hotel 2」。ヤンゴンの中心部に建ち、長井氏が撃たれた現場からも歩いて数分のところです。

上の写真は、Beautyland Hotel 2の2階にあるサロン。ganasが定宿としたのは2015年からですので、長井氏と時期は被っていません。ですがganasもここを拠点に取材していました。見てください、このころのミャンマーの若者たち(通訳をしてくれました)の明るい表情を。

▽ganasに掲載している記事(244本)はこちら。https://www.ganas.or.jp/.../%e3%83%9f%e3%83%a3%e3%83%b3.../

民主主義を奪われたミャンマーの人たちを応援するため、「行動するメディア」を標榜するganasは記事の発信だけではなく、収益の65%をミャンマーに送金するメイド・イン・ミャンマーの商品を売っています。一番のおススメは、蓮100%のストール。この季節にぴったりです。

蓮の商品はまた、ミャンマーの伝統でもあります。これまでは外国人観光客が主な買い手でしたが、軍事クーデターとコロナ禍のダブルパンチを受け、蓮にかかわる人たちの暮らしは困窮していると聞きます。買い物は彼らを支援することにもつながります(彼らのためにロットを売りたいので、価格はかなり抑えています。ぜひグーグルで調べ、比較してみてください)。

ファッションでミャンマーの民主化を支援! 寄付つきの「蓮100%のストール」「蓮とコットンの帽子」「コットンバッグ」を発売
https://www.ganas.or.jp/news/20220524myanmar/