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「役の人物としてシーンを生きる!」演技ワークショップ開催し〼。6月8日(土)

こんにちは!小林でびです。
6月8日(土)に参加者公募の演技ワークショップを開催します。
今回のテーマは、

「役の人物としてシーンを生きる!」


よく「役を生きる!」とか「役になりきる!」とか言いますよね。でもどう演じればそうなるのか、それは謎だったりしますw。
俳優本人は「役になりきった」気持ちでも、観客から見えるのは役の人物ではなく、迫真の演技でノリノリのその俳優だけだったりしてw😅

よく柄本明さんがインタビューとかで「役になんかなり切れないですよ」とか言ってたりするのですが・・・いやいや。映画『ある船頭の話』を見てください。 柄本明さんは主人公の船頭以外の何者にも見えない圧倒的なディテールを纏って映画の中に存在しています。

そう、できるんですよw。
「役の人物としてシーンを生きる!」はあるんです。

そして最近の欧米の映画やドラマを見てると、これってメインキャストの数人以外は本物の人なの?って感じる作品がどんどん増えています。
政治家は本物の政治家に見えるし、店員は本物の店員に見えるし、工事現場の作業員は本物の作業員に見える。富裕層は本物の富裕層に見えるし失業者は本物の失業者に見える・・・でも、当たり前ですが彼らは全員「本職の俳優」なんですよ。素晴らしい演技!

さりげなく、でもまさに「こーゆー人ってこうだよなあ」というディテールを纏って、シーンの中に活き活きと存在している・・・コレって一体どうやって演じられてるんでしょうか?

役の人物のように見せるために無理して説明的にキャラっぽく演じるのでもなく、イキイキと演じるために役を捨てて自分自身の感覚で演じるのでもない・・・「役の人物としてシーンを生きる」俳優たち。

今回の4時間の演技ワークショップでは、
この「役の人物としてシーンを生きる」俳優たちの芝居がどのように演じられているのかを解析して、じっさいに参加者の皆さんと一緒にその演技法にチャレンジしていきます。

10人程度の少人数で、役の人物の感覚を体験するためのエクササイズ「新しいレペテーション(笑)」などもたっぷりやってゆきましょう。
座学1時間+エクササイズ1時間+シーンの演技2時間、計4時間で、役の人物としてシーン生きてみましょう!

日時:午後6月8日(土)13時~17時。(満席になりました)
   午前6月8日(土)9時~12時。(満席になりました)
   (午前は午後より1時間短いですが、午後の半分の人数です。)
場所:東京都内某所。
参加資格:18歳以上の俳優さん(年齢上限なし)。
募集人数:10名。
応募方法:「写真付きのプロフィール」を添付したメールを
bananavspeach@gmail.com (小林宛て)まで送ってください。このWSに参加を希望する理由なども書き沿えていただけると嬉しいです。
(デモリールもありましたら、ぜひ見せてください!)

【ハラスメント対策。コロナ感染対策】
WSを楽しく円滑に進めるためのハラスメント対策は以下になります。
 ① 会場に女性スタッフを置いて、いつでも相談できるようにします。
 ② 性的な内容や、俳優同士の身体が接触するような芝居をさせません。
 ③ 参加者の個人情報を主催側が私的に使用しないことを約束いたします。
そしてコ口ナなどの感染症対策として以下の3点を。
 ① 当日熱がある方、咳が出ている方は、参加を見送っていただきます。
 ② こまめに換気のための休憩時間を設けます。
 ③ 参加人数を少人数にします。
みなが安心して参加でき、楽しくそして意義ある学びの時間にしましょう。

先日も自分の監督作でキャストオーディションをやりまして、ZOOMや対面でたくさんの俳優さんに台本を演じていただいたのですが、そこで感じたことがありました。
ひじょうに多くの俳優さんが「自分の個性」をアピールしてくるのですが、 オーディションする側はそこはあまり重視してなくて、じつは「役の人物を演じることが出来るかどうか」を見ているのですよね。
そこに意識のギャップがある。

「才能」や「個性」を探しているのは、おそらく芸能事務所や劇団などが主催する系のオーディションで。
キャスト募集系のオーディションでは、すでに脚本が完成しているので、その「脚本に出てくる役の人物を、的確に、魅力的に演じてくれる俳優」を探しているのです。 ここけっこう違う。

多くの才能ある俳優・魅力的な俳優が、キャストオーディションを通過できない理由はきっとここにあるのだろうなー・・・と思い、今回の演技ワークショップを開催しようと思いたちました。

「役の人物としてシーンを生きる!」

そう、俳優って自分ではない「他人を演じる仕事」なのです。
でも、その他人を主観的に演じようとすると自分になってしまい、客観的に演じようとすると説明的で魅力のない芝居になってしまいます。

どうすれば「役の人物としてシーンを生きる」ことができるのでしょう?
それは「役の人物は自分と違った者の見かたや感じ方をする」ということを前提に、その見かた・感じかたを理解することから始まります。

あなたが演じるこの人物は、
なにに対してどう感じるのか?
そしてそれは何故なのか?


そこが役にシンクロする入り口となります。役の人物が反応するように反応し、役の人物が感じるように感じながら、シーンを演じてゆく・・・
あ~!感覚的なことを文章でお伝えするのは至難の業なのですがw、そう!そんな感覚的なことを感覚的なまま体感するためにワークショップがあるのですよw。

役の人物の「人生観」「価値観」を纏ってシーンを体験してゆくと、俳優自身の感覚とは違った「役の人物の感覚」で、いろいろな出来事を体験してゆくことが出来ます。
その感覚を、シーンの演技とエクササイズで掴んでゆきましょう。

参加希望のメール、お待ちしてまーす🌟

小林でび <でびノート☆彡>


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