障害者の生きる意味

「障害者は生きている意味がないの?」とネットに綴られていた悲しいメッセージを見つけました。重度心身障害の息子(寝たきり)が生きていても社会的な意味はないのではないかという内容であった。誰にだって生きる権利はある。社会的にも生きる意味はある。ということを今回は紹介します。

~社会的な生きる意味~

私たちの社会には、さまざまな支援を必要とする人々がいます。中でも、障害のある方々は、日々の生活において多くの支援を受けています。しかし、これは決して一方通行の関係ではありません。彼らが受け取る支援金は、生活の質を高めるために使われ、同時に地域経済を活性化させる重要な役割を果たしています。

障害を持つ方々は、私たちが思う以上に、社会に貢献しているのです。彼らは、受け取ったお金を通じて、経済の循環に積極的に参加しています。そして、その存在は、決して「意味のないこと」ではなく、大きな価値を持っています。

また、障害者は類稀な能力を持っていることがあります。定型発達の人(いわゆる一般人)には苦痛な単純作業も彼らにとっては心が安定する作業であり、天職です。更に芸術的な分野では、顕著に違います。脳の構造が違うので感性も大きく異なります。我々には思いつかないような作品をつくることができます。

~家族のために生きる意味~

軽度の障害者はもちろんですが、重度の障害者の彼らにもしっかりとした意思があります。喜びや楽しみを感じることができます。その表情や行動からは、彼らなりの「楽しい」「嬉しい」という感情が表出されています。これは、彼らがただ支援を受けるだけの存在ではなく、感情豊かな人間であることを物語っています

パパママがお話してくれるのが嬉しい。友達と一緒が嬉しい。先生が授業してくれるのが楽しい。こういった感情が周りの人にも伝わります。

伝わった時、我々大人も嬉しい。楽しい。という気持ちが純粋に受け取れるので、「生きていてくれてありがとう。うまれてきてくれてありがとう」という気持ちになれます

重度心身障害を持つ方々のおかげで救われる心もあります。

この記事を通じて、重度心身障害を持つ方々の「生きる力」と「生きる意味」を、より多くの人に理解してもらえれば嬉しいです

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