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自分のナレッジベースを丸ごとAIに乗せられる!Google「NotebookLM」の可能性を探る

みなさんこんにちは!ワンキャリアのデータサイエンティスト兼マーケターの長谷川(GitHub:@tyuyoshi)です!

今回は、最近リリースされたGoogleの新サービス「NotebookLM」について紹介したいと思います。NotebookLMは、Googleの最新言語モデルGemini 1.5 Proを搭載した、パーソナライズされたAIリサーチアシスタントです。自分のドキュメントをアップロードすることで、その情報に特化した専門家のようなAIを作れるのが特徴です。

弊社でもLLMを活用したビジネス効率化に力を入れていますが、NotebookLMのようなツールの登場で、よりカスタマイズ性の高いAI活用が可能になるのではないかと期待しています。



NotebookLMの概要

NotebookLMは以下のような特徴※1を持っています。

  • Googleの最新言語モデルGemini 1.5 Proを搭載

  • GoogleドキュメントやPDF、テキストファイルなどをアップロード可能

  • アップロードしたドキュメントの内容をAIが理解し、要約やQ&Aが可能に

  • 引用元の表示など、回答の根拠が明確

  • プライバシーに配慮し、アップロードデータはAIの学習には使用されない

※1. 引用:「NotebookLM を日本語でも提供開始。」(アクセス日:2024年6月10日)

つまり、NotebookLMを使えば、自分だけの知識に特化した強力なAIアシスタントが無料で手に入るということです。メモ書きからアイデア出しの手助けをしてもらったり、社内マニュアルを学習させて新人教育に活用したりと、様々な使い方が考えられます。


弊社のテックブログをインプットしてQ&Aしてみた

試しに弊社のテックブログ(50件ほどありました)をNotebookLMにインプットして、いくつか質問をしてみました。
まずはテンプレートで用意されているFAQの作成を試してみます。作成結果は下記になります。
(画像は見切れてしまっているのでテキストも添付しています)


株式会社ワンキャリア エンニアリングに関するFAQ

# 株式会社ワンキャリア エンニアリングに関するFAQ
株式会社ワンキャリアのエンジニアリングに関する情報をまとめました。
1. ワンキャリアの開発組織はどんな雰囲気ですか?
社員が楽しく働ける組織を目指しています。共通点の有無に関わらず、
社員同士がイキイキと働ける環境づくりを重視しています。また、社員一人ひとりの強みを最大限に活かせるように、
「個の強みの模索」をコアバリューとして掲げています。
2. ワンキャリアの開発組織で働く魅力は何ですか?
 ・技術への投資を惜しまない 会社であり、エンジニアとして成長できる環境があります。
 ・新卒でも早期にマネジメントに挑戦できる など、成長機会が豊富です。
 ・「働き方改革」ではなく「働くことそのもの」を変える という、社会的意義の大きいミッションに共感できます。
3. ワンキャリアでは、どのような技術スタックを採用していますか?
開発言語はGo, Python, Ruby, TypeScriptなどを採用しており、
マイクロサービスアーキテクチャへの移行を進めています。
AWSやGCPなどのクラウドサービス、Docker, Kubernetesなどの仮想化技術も積極的に活用しています。
4. ワンキャリアのエンジニア採用で重視していることは何ですか?
 ・事業推進や組織貢献への意識の高さ
 ・技術力だけでなく、コミュニケーション能力や問題解決能力
 ・ワンキャリアのビジョンやバリューへの共感
5. ワンキャリアのエンジニア採用プロセスはどのような流れですか?
 ・応募書類選考
 ・カジュアル面談 (現場エンジニアが担当)
 ・面接 (複数回)
 ・内定
選考期間は約1ヶ月間を想定していますが、状況に応じて柔軟に対応しています。
6. ワンキャリアでは、どのような取り組みでエンジニアのスキルアップを支援していますか?
 ・社内勉強会やLT大会の実施
 ・外部勉強会やカンファレンスへの参加支援
 ・OSS活動への貢献支援
 ・資格取得支援制度
7. ワンキャリアのエンジニアは、どのようなキャリアパスを描けますか?
スペシャリスト、マネージャー、テックリードなど、様々なキャリアパスを選択できます。
また、新規事業や新サービス開発など、幅広い分野に挑戦できる機会があります。
8. ワンキャリアの開発組織について、もっと詳しく知りたい場合はどうすれば良いですか?
 ・ONE CAREER Tech Blog: 開発組織の取り組みやメンバーの紹介記事などを掲載しています。
 ・カジュアル面談: 現場エンジニアと直接話せる機会です。

タイトルが「エンジニアリング」ではなく「エンニアリング」になっている、不思議ですね。内容について、採用プロセスは試行錯誤して変えつつあるので少し古い情報ですが、その他の情報はあっていそうです!これは便利。

続いてはカスタマイズした質問を投げてみます。

「転職理由」を直接述べているテックブログはあまりないのですが、断片的な情報をつなぎ合わせて弊社の魅力を汲み取ってくれていますね。

最後にもう1つ、カスタマイズした質問を投げてみます。

素晴らしい!100点満点の回答ですね笑


NotebookLMの可能性と展望

NotebookLMのようなパーソナライズ型のAIアシスタントは、多くのビジネスに変革をもたらす可能性を秘めていると感じています。

NotebookLMはプライベートの利用でも十分活用できるため、フリーランスが提案書や企画書の作成を効率化するのにも役立ちそうです。あるいは小説や脚本の執筆にも使えるのではないでしょうか。自分の過去の作品をインプットしておけば、設定やキャラクターに矛盾のない創作をサポートしてくれるかもしれません。
Googleの強力なAI技術を誰でも自由に活用できる時代の到来です。NotebookLMは、その可能性を大きく広げてくれるツールになりそうです。


まとめ

今回は、GoogleのAIノートサービス「NotebookLM」を紹介しました。
弊社のテックブログをインプットした結果、その特徴をよく捉えた的確な回答が得られました。膨大な量の社内資料を一瞬で学習し、ナレッジベースの代わりに使えるのは本当にすごいと感じました。

パーソナライズ可能なAIアシスタントの登場は、多くの業界に変革をもたらす可能性があります。NotebookLMは、そんな新しいAIの活用方法を切り拓くツールになるのではないでしょうか。
みなさんもぜひ一度試してみてください!


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