訪れるたびにワクワクに出会える「Makuake」のプロダクト戦略とは
今回は、マクアケのエンジニア組織についてより理解いただくために行っているCTO生内のインタビュー第2弾をお届けします!マクアケのエンジニア組織全体、アーキテクチャ戦略やプロダクト戦略などを全5回の生内へのインタビューを通して紹介していく予定です。第2弾となる今回は、「Makuake」のプロダクト戦略について語ってもらいました。
※第1弾についてはこちらをご覧ください。
ープロダクト戦略について教えてください。
プロダクトを進化させていく中での技術戦略上の大きい軸は3つで、
①実行者(「Makuake」でプロジェクトに挑戦する事業者)の新しいプロジェクトをどう知ってもらうか?
②より魅力的なプロジェクトを生み出せる環境にはどんなものが必要か?
③「当たり前」の規模にどう立ち向かうか?
です。
ーまずは、①の新しいプロジェクトをどう知ってもらうか?という軸について聞かせてください。
「Makuake」では新しいモノやコトを紹介するプロジェクトが毎月650件以上始まっており、各プロジェクトは2〜3ヶ月程度の応援購入期間を設定しています。ジャンルも、ガジェット系から食品やエンタメなど、幅広いプロジェクトが展開されています。
「Makuake」の面白いポイントとしては、日々新しいプロジェクトがオープンするので、毎日ページを訪れても新しい発見や出会いがある、というところです。
例えば財布や時計など、比較的チャレンジの幅が広いジャンルはいつアクセスしても一定数のプロジェクトが掲載されています。一方、取扱数が少ないジャンルになると、タイミングによっては該当ジャンル内に進行中のプロジェクトがないこともあり得ます。
ユーザーが「Makuake」に訪れた時に必ずしもその人が興味があり、かつ応援購入期間中のプロジェクトが見つかるとは限らないのです。
ECをはじめ、従来の小売市場では、例えばアパレルで夏物が春に発売されるなど、新商品が発売されるタイミングがある程度決まっていますよね。業界ごとにシーズナルなリズムが出来上がっているので、消費者側も「そろそろ夏物を買おう」とタイミングを考えて商品を探す動きをしていると思います。
「Makuake」の掲載プロジェクトは、そういったパターンがなく、実行者のみなさんのチャレンジのタイミングに左右されるので、いつどのようなものが出てくるかわからない。それが面白いんです。
「今日は興味のあるものがなかったけど、いつ出てくるかわからないからまた明日も来よう、明後日も来よう…」など、定期的にページをチェックし、偶発的な出会いを探すというような使い方が個人的にはおすすめ。このような従来のECなどとは少し違う楽しみをどのように伝えていくかも「Makuake」の開発として考えているポイントです。
ー毎回「Makuake」に来るたびに新しい発見があるんですね。
どのような方法で探し、どのタイミングでチェックしたいかはユーザーによってそれぞれ異なりますから、使いたいシーンでどのような体験を提供していこうかという点も日々考えています。
例えば、スマートニュースなどのニュースアプリは「毎日通勤しながら見るユーザー」をターゲットとして意識したUXですから「今日の主要なニュースは通勤中にチェックする」といったような習慣的な心持ちでユーザーに利用されることを想定しているはずです。
これまで世の中になかったアタラシイ商品やサービスと出会う場としての「Makuake」も、「アタラシイ」という切り口でニュースのようにチェックをして楽しんでもらえるサービスになり得ると考えています。そうすると従来のECなどとは全く違った楽しみ方が「Makuake」には似合うのかもしれません。
そうしたさまざまな切り口を模索しながら「『Makuake』をユーザーの人生の楽しみに加えてもらうには、どういった体験が似合うのか?」を考え続けています。
ー技術的な面では、開発にあたって「Makuake」ならではの特徴はありますか?
ユーザー体験の領域はサポーターの皆さん(「Makuake」で応援購入をしたユーザー)に向けたさまざまなチャレンジをしていきたいという観点から、できるだけ技術的な敷居を上げず、ありふれたアーキテクチャを採用し続けることを意識しています。よって、主要なアーキテクチャは
AWS Auroraに構築したシンプルなRDBMS
創業当初から使い続けているごく一般的なPHPのMVCフレームワーク
ごくシンプルなGolang+ECSで構成されたAPIクラスタ
Flutter化を進めているネイティブアプリ
といった構成です。
また、「Makuake」はテレビなどのメディアによく取り上げられることもあり、システムキャパシティの上限を設計する目安となる瞬間最大風速は国内トップクラスの大規模ECサイトと大差がないため、事業規模に比べてシステムに要求されるスペックがかなり高いんです。なので、それを見据えたシステム性能、つまり耐久性や、スケーラビリティを担保してくことになります。
システム性能への取り組みに関しては次回以降お伝えしていきます。続きをお楽しみに…!
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