見出し画像

葛藤を抱えながら働くことは決して悪いことではない。むしろ決意表明だよ、という話。

こんにちは。海パン社長です。

渋谷から湘南にオフィス移転をし、ウェルネス経営を目指す海パン社長が、私たちのテーマ「世界でもっとも人生に寄り添う企業」を実現するために、日々試行錯誤していることや、ベンチャー企業のリアルな日常、これからの働き方について発信しています。


このマガジンはジェイエルネスのリアルな日常をお見せする裏番組みたいなもので、見る人が見たら「そんなこと言っていいの?」みたいな内容を嬉々として発信していく露出狂日記だと思ってください。

ギリギリを攻めるのではなく、本当に全てをお見せしていけたらと思っています。

さて、今日はみなさん大好き大吉さんの正直日記です。タイトルから御察しいただける通り、少しシリアスな内容になっています。


ただ、仕事をしていて悩みがないという人の方が珍しいわけで、働く全ての人に読んでいただきたい内容です。


▼それでは、どうぞ▼


突然だが、かのスティーブ・ジョブズ氏最後の言葉から少し引用する。


私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。
他の人の目には、私の人生は、
成功の典型的な縮図に見えるだろう。

しかし、仕事をのぞくと、喜びが少ない人生だった。
人生の終わりには、富など、私が積み上げてきた
人生の単なる事実でしかない。

今やっと理解したことがある。
人生において十分にやっていけるだけの富を積み上げた後は、富とは関係のない他のことを追い求めた方が良い。もっと大切な何か他のこと。
それは、人間関係や、芸術や、または若い頃からの夢かもしれない。終わりを知らない富の追求は、人を歪ませてしまう。

私のようにね。
引用元:スティーブジョブズ・最後の言葉

そもそもスティーブジョブズほどの存在は世の中にいないと考えると、自分を当てはめて考えることは正直憚られる(笑)
しかし、彼の最後の言葉。何も考えずにはいられない内容だった。

数字を追えないと仕事は出来ない。だが…

ビジネスは、沢山の数字の連鎖と積み重ねだ。したがって、どんなポジションについたとしても何かしら数字の目標があり、その達成を目指して行動していくことになる。

一方、「社会や顧客にとってどう役に立ち、どう喜んでくれたのか」はその数字や肩書では測れないし、そこから感じ取れない。

だから、目標の数字を達成するために努力するのは勿論なのだが、その数字を達成することを仕事や人生の喜びにすると幸せから遠ざかる、と最近になって感じるようになった。

大切なことは「心に」何が残るか

抽象的だが、「心が豊かになった」と感じた経験が誰しもあるのではないだろうか。

・人から感謝を伝えられたとき
・喜んでいる人を見たとき
・何かをやり遂げたとき
・美しい光景を目の当たりにしたとき
・友人と笑い合っているとき
・大切な人と一緒にいるとき
…etc


その時に心で感じた「豊かさ」こそ、私たちが人生をかけて大切にすべき「もの」だと思う。この「豊かさ」をもたらしてくれるのは何か?

それは決して数字ではない。


人との繋がりや、自然との繋がりだ。

人とは在り方

私は、「自分の心が豊かであるためにどんな選択をするのか」が「在り方」だと思っている。

自分にとってどんな在り方が良いのかを知るためには、どんな場所で、誰といるときに、どんな光景を見ると、心が豊かになるのかを知る必要がある。
だから日頃から自分の心の移り変わりに敏感でいたいし、そうでなければ自分の心が豊かになる条件に気が付けない。


自分の心が豊かになり、沢山の豊かさと共に人生を送っていけるよう、日々過ごしていきたいものだ。

葛藤が、そう教えてくれた

そもそもなぜこんな抽象的でよく分からない境地へたどり着いたかというと、ここ1年以上私が抱えている葛藤があるからだ。
(ちなみに今も尚、葛藤している。いつまでやってんだと思いつつも、向き合うしかない笑)


正直言うと、これまでの私は数字しか追ってこなかった。篠原大吉という個人にとっての働く目的、やりがい、意義など、考えたこともなかった。

意図的に意識してこなかったわけではない。言葉を選ばずに言うと「そんな場合ではなかった」のだ。


創業初期、超強烈ビジョン型CEOである樗澤と私しかいない頃から数年間、私はどんな方法でもいいから1円でも多く売上を作ることにだけ全精力を注いでいた。そのことに関して後悔は全くしていない。必要な期間だったと心の底から思っている。


ミッション・ビジョン・バリューは樗澤が持っていた。

私はその傍で、会社が存続し、少しでも売上規模を大きくすることにだけコミットメントしていたのだ。

そんなステージを無事に通過し、ミッション・ビジョン・バリューや個人のwill・wantを軸にした会社作り(組織改革)が始まるのだが、そこで私は人生最大の壁に直面する。

「大吉のwantはなんなの?」
「大吉のwillはなんなの?」
「なんでやってんの?」
「どうしたいの?」


私にとって、そんなこと気にしたことすらないことだ。心の声をありのままに書くと「急にそんなこと言われても…」という感じだった。


「売上を上げ続けること」それ以外に、私が仕事を頑張る理由や指標はなかった。それ以外を気に出来るような余裕がないほど、目まぐるしい日々だった。

樗澤は「創業メンバーならではの悩み」というなんとも贅沢な表現を使ってくれるが、私より後から入ってきたメンバーがどんどん成長し、新しい社風の中で輝く姿を見て、私と今のジェイエルネスの間には大きな溝があることに気が付いてしまった。


自分が働く意義・やりがい・理由を、普遍的で人生を賭けて大切にできるものに変えたい。そのように考え今の境地に至った。


これからも、この「創業メンバーならでは」の贅沢な葛藤と向き合いながら自問自答していきたいと思う。

とはいえ、私に歩みを止めている暇はない。

ジェイエルネスを時価総額1000億円以上の評価を受ける企業にする。

これはイケる自信があるし、投資家や先輩経営者からもそう期待されている、ひとつの目標。

評価額1000億円に特別なこだわりはないが、世界のウェルネス業界に革命を起こすならば、当然そうなる、という感じだ。


あとひとつ、DOL社(ジェイエルネスの前身)の創業に参画した頃から、変わらない目標。

それは、ジェイエルネスで働く人達が社会的にリスペクトされ、経済的にも恵まれ、豊かな人生を歩めるような会社にすることだ。


私は正直、キャリアに関しては苦しんできた。やりがいや目的を見つけられず、でもそれを振り払うように仕事に熱中して、気にならないようにしてきた。

そんな無機質なキャリアを送ってきたことを、実は少し後悔している。

だから、そうならない会社を作りたい、と思っている。ただ、私にこんな大それたことを実現できるような力はまだない。だからこそ、多少の壁にぶち当たったくらいで止まってる場合ではないのだ。


葛藤を抱えたままでも、壁にぶち当たりながらでも、これからも全力で仕事に取り組んでいきたい。

---------------------------

さて、いかがでしたか。

個人的には、自分の悩みや葛藤を抱えない人ではなく、素直に打ち明けられる人こそが本当にる良い人だと思っています。

その上で、さらにその悩みや葛藤をすぐに消し去りたいと願うのではなく、向き合いながら進み続ける覚悟を持った時点で、もはや最強だと思います。

今後の大吉先生に期待ですね!!


ジェイエルネスではインターン一次募集をスタートしています。もしご興味ある方は、公式LINEからご連絡お待ちしています^^

▶︎カジュアル面談を申し込む

------------------------

<お知らせ>

画像1

先日ジェイエルネスのオフィスにフィットネス業界を代表するベンチャー14社が集結し、これからの業界について議論しました。

みなさん本当に包み隠さずお話をしてくれて、大変貴重な4時間の討論映像を収録することができました!

こちらの4時間にわたる収録映像をチャリティー企画として販売中です!!

●フィットネス業界の行く末が気になる
●業界の経営者が何を考えているか気になる
●業界研究をして、理解度を深めたい etc....


などに興味がある方は、もってこいの内容になっています。
ぜひ、詳細をチェックしてみてください!

▶︎詳細を確認する


それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

また明日、お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?