見出し画像

海外登山#12 「タスマニア最高峰の景勝地」クレイドルマウンテンの行き方/楽しみ方

【イントロ記事の構成】

クレイドル・マウンテン(Cradle Mountain)
オーストラリアの南東の島、タスマニア(Tasmania)の北西に鎮座する1545Mの山です。堂々と君臨する山の姿とそれを取り囲む山々、谷、湖を見るために、世界中の観光客を惹きつけます。国立公園や世界遺産に認定されていることから、厳しい自然保護に守られているます。そのおかげもあり、山嶺の美しさだけではなく、四季折々が見せる多様な植物や動物、タスマニア中央平原の広大な風景、氷河がかたどった渓谷、点在する透き通った池、といった様々な自然がおりなす景色を楽しめます。高難易度の登山から、老若男女が気軽に楽しめるハイキングが楽しめるのも、この国立公園の魅力です。また、世界遺産にも認定されています。

私自身も夏、秋、冬を通して合計7日間滞在し、様々な登山、ハイキングをしました。同じコースに挑戦することもありましたが、一才飽きることなく楽しめました。本当にオススメの国立公園です!!

本記事を通じて、そんなクレイドル・マウンテンとその国立公園(Cradle Moutain - Lake St. Clare National Park) 内の見どころ、難易度に応じたオススメの登山コース、行く前に知っておきたい注意点や準備/必須の装備、アクセスの仕方をシェアしていきます。

本記事を通して
①クレイドル・マウンテンへ行きたい方に役立つ情報を提供する
②タスマニアの魅力が伝わる
③これから旅をしたいな思っている人にも少しでも参考になる
ことが目標です。楽しんでいってください!!

なお、これ先から下線が引かれている地名は、
クリックするとGoogle Mapや予約リンクに飛ぶようになっています。

是非、参考にしてみてください。
また地名の()内にMapsMe内の名称も記載しておきます。



クレイドル・マウンテンとその国立公園の魅力

【その美しさ】
動植物が顔を出し始める春、
高山植物が咲き乱れる夏、
観光閑散期となり自然の静寂さを楽しめる秋、
アンタークティカの風が戦ぐ雪化粧の冬、
岩肌を赤くほのかに照らす暁の朝、
蒼穹がはえる昼、
星が散りばめられた夜空、
どんな時に行ってもその自然が楽しめます。

6月:ドーブ湖(Dove Lake)に映し出される冬のクレイドル・マウンテン
5月:紅葉時も美しい

【多様な難易度と景色のハイキング/登山コース】

様々な難易度に応じた登山コース、ハイキングコース、トレッキングコースを有するクレイドル・マウンテン−セイントクレアー湖国立公園の魅力です。体力に自信がない方でも、気軽に歩きながら絶景を楽しめます。冒険や高難易度の登山を楽しみたい方には、クレイドル・マウンテン登山がオススメです。さらに、広大な自然の中に入り込みたい方は、バーン・ブラッフ(Barn Bluff)やタスマニアトレッキングの花形である65KMを踏破するOverand Trackもオススメです。

この先はOverland Trackに行く人のみが進める道

【動物たち】

ガスも電気もない人里離れた場所で、のびのびと動物たちが生きています。有袋類(お腹にポーチを持っていて、そこで子育てをする哺乳類)を含めた様々な動物たちに会うことができます。カンガルー似た動物のパディメロンやワラビー、可愛らしい目を持つポッサム、寝ている間にテントの中に入ろうとするバンディクー、よちよち歩きのエキッドゥナ、そして、モフモフでノソノソ歩くウォンバットと様々な動物に会うことができます。特に探す努力はいりません。ハイング、キャンピング、散歩、サイクリングをしていれば普通に会えます。特にかわいいのがウォンバット。効率やスピードが求められる現代において、ゆっくりとただただ草を食べるウォンバットを見ていると、ゆっくりと時間を過ごすの大切さに気づかされます。

ウォンバット いつむ見ても可愛いの〜

【クレイドル・マウンテン (Cradle Mountain)】

金採掘の際に用いられる器具のGold Prospector Cradleに似ていることから、クレイドル・マウンテンと名付けられました(器具の形が気になる方は、こちらのリンクへ)。その道すがらに、様々な動植物を楽しめるだけではなく、様々な角度からクレイドル・マウンテンを楽しめます。頂上からは、クレイドル中央平原が有する湖/広陵な崖/渓谷、そして少し冷たい南極からの風を楽しむことができます。

【ドーヴ湖(Dove Lake)】

クレイドル・マウンテン - セイントクレアー国立公園(Cradle Moutain - Lake St. Clare National Park)で、人気なロケーションです。シャトルバスで気軽に来れるにも関わらず、湖と水面に映し出させるクレイドル・マウンテンという壮大な風景をおが無ことができます。6.6KMの周遊ハイキングは、そこまで起伏のなく、初心者やきつめの日程の方でも楽しむことができます。

【クレイドル渓谷(Cradle Valley)】

古代の氷河が溶けたことによってかたどられた渓谷。湿地帯一面に背丈の低い植物が生えそろっているのは、年中冷たい風が吹き曝す環境に生き延びるため。その低い草木の背丈のおかげで、壮大な氷河の跡を楽しむことができます。また、夕暮れ時は、草をはむウォンバットの出勤時間です。岩かな〜と思ったら、実はモフモフのウォンバッチかもしれませんよ。シャトルバスでロニークリーク(Ronny Creek)にて下車して、すぐに到着できるので、ハイキング初心者にも人気。

【マリオンズ・ルックアウト(Marison’s Lookout )】

ドーヴ湖、クレイター湖、クレイドル渓谷を眼下に、そしてクレイドルマウンテンを間近に見ることができます。早朝に行けば、朝日に照らされたクレイドル・マウンテンを楽しむことができます。

【夜散策:星空とオーロラ】

光害から無縁のクレイドル・マウンテン - セイントクレアー国立公園(Cradle Moutain - Lake St. Clare National Park)では、条件が噛み合えば、無限の星空やオーロラ(the southern light)を見ることができます。一泊以上の滞在や自家用車をお持ちの方がとることのできるオプションです。

Dove Lakeにて撮影 June 14, 2024

【Overland Track】

タスマニアのハイキングを象徴するトレッキングです。5日〜7日かかるとされています。ロニークリーク(Ronny Creek)から、セイント・クレア湖までの60KMから65KMを南に踏破するコースです。道すがらには、ハットやキャンプ場、トイレが用意されているだけで、自身で食べ物を持っていく必要があります。予約が必要で、295ドルという価格です。私も挑戦したいのですが、予約がすぐにいっぱいになってしまうので、実現できていません。日程調整とこの価格を払えた人のみが楽しめる壮大なタスマニア中央平原は、一生の中で忘れられない景色になるでしょう。タスマニアで最も花形のトレッキングなので、興味がある人は是非!!価格が高い涙。

【その他】

本記事で記載できないほど、クレイドル・マウンテン - セイントクレアー国立公園には、見どころやハイキング/登山コースがあります。是非、上記以外にも自身でマップを眺めてみると夢が広がるかなと思います!!!!


事前/到着時に購入が必要ものリスト

①Parks Pass(国立公園入園許可証)の購入

タスマニアでは、全ての国立公園に入る際に、Parks Passを持っている必要があります。クレイドル・マウンテン国立公園では、シャトルバス・チケット購入時に必ず聞かれます。また、自家用車で来た場合には、管理係が巡回している可能性があります。
タスマニアでは、自然保護、トレイルの維持、それらを支える施設や従業員の維持費が主な目的です。何度か国立公園を管理する人々に出会いましたが、人知れず山や森に入り、トレイルの修繕や保全に尽力しています。有料なのは、少し億劫かもしれませんが、有意義なお金の使い方だと思います。Parks & Wild ServiceのWebサイトから購入することができます。支払い方法はクレジットカード、もしくはデビッドカードが一般的です。こちらのリンクから購入、または、上記のフェリー購入の手続きに追加購入ができます。購入後は、登録番号が記載されたメールが届きます。個人で購入した場合には、管理員にそれを見せれば大丈夫です(提示を求められた時だけで大丈夫です)。車で購入の場合は、車のフロントガラスから見えるように、登録番号の書いた紙を置いておけば大丈夫です。1日パス、2ヶ月パス、1年パスがあります。これを持つ限りのナショナルパークに入園することができます。価格は、個人で入園するか、車で入園するかで価格が変わります。

参考までに(2024年6月時点で)、
クレイドル・マウンテン(Icon Daily Pass)1日パス(個人):27.95AUD1日パス
2ヶ月パス(個人):44.75AUD2ヶ月パス(車+8名の同乗者):89.50AUD
1年パス(個人/車+8名の同乗者):95.30AUD

タスマニアには多くの国立公園があります。長期滞在をする場合は、2ヶ月パス、1年パスがおすすめです。1日だけの滞在であれば、クレイドル・マウンテン(Icon Daily Pass)1日パスを購入することになります。裏技ですが、もしも知り合いが車とそれに紐づいたParks Passを所持していて、それにあなたが同乗して国立公園に入った場合、同乗者とみなされます。そのため、個人的にParks Passを買う必要がありません。旅をしている最中に出会った人と国立公園へ行く際には、こうしたメリットがあるかもしれません。

この公式サイトから予約できます。また、国立公園のインフォメーション・センターで直接購入できます。

②(自家用車がない場合)バスの予約と購入

自家用車を持たない場合は、ロンンセストン(Launceston)からバスに乗ることになります(稀にヒッチハイクする人もいるようですが)。残念ながらホバート(一番大きい空港がある都市)から直行のバスが出ていません。そのため、ホバート空港に到着した場合には、ホバート→ロンセストンクレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)という経路で進むことになります。詳しくは下記の[アクセス]に記載してあります。

③(自家用車がある/ない場合)シャトルバスの購入

クレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)の以南に進む場合、シャトルバスの利用がおすすめです。ローニー・クリーク(Ronny Creek)、または、ドーヴ湖(Dove Lake)まで行ってくれます。上記で紹介された見どころに足を運びたい場合は、シャトルバスの利用を推奨します。価格は15ドル。クレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)で購入できます。春/夏の最も人気なシーズンの10月から3月までの期間では、8:00〜18:00の時間に何本も運行します。晩秋/冬/初春の4月から9月までは9:00〜17:00の運行すけシュールです。クレイドル・マウンテン登山を目指す場合は、8〜9時間かかるので、極力早い時間を目指しましょう。ちなみに、このシャトルバスのチケットは、3日間有効です。


シャトルバスのチケットを買わなくてもいい方法

基本的には、シャトルバスの購入がおすすめです。一方で、自家用車を持っている場合は、シャトルバスなしでクレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)から先に進むことができます。ただし、シャトルバス営業運行時間外という条件があります。つまり、ピークシーズンであれば、8時前、または、18時以降です。
車で進行していくと、ゲートがあります。ゲートの前でゆっくり車を停める自動的に開放されます。

例のゲート。ゆっくり近づけば開きます♪

狭い道が続くので、運転に気をつけて。また、ワラビーやポッサム、ウォンバットなどが道路に飛び出してくるので要注意です。駐車場は、数箇所あります。一番人気な駐車場は、ロニークリーク(Ronny Creek)です。ドーヴ湖方面にも駐車場があります。私のおすすめは、ワレット・チャレット付近の駐車場です。理由としては、①あまり知られていない、②トイレが近くにあることが挙げられます。


1泊2日以上を検討している場合

【車中泊可能な自家用車がない場合】

価格が安く、公共交通機関+シャトルバスで来た人たちで利用できるオススメの宿泊施設があります。Cradle Moutain Waldheim Cabinsです。シャトルバスで、ロニークリーク(Ronny Creek)に下車すれば、歩いて15分以内に行ける距離です。4人用の部屋であれば、150ドル以下で泊まれます。本施設の最も素晴らしい特徴は、クレイドル渓谷やクレイドル・マウンテンのアクセスの良さです。部屋をでて数分で、クレイドル渓谷経由でクレイドル・マウンテン方面に向かうことができます。また、夕方や早朝のウォンバット見学や夜の短時間のハイキングなどもできます。基本的な炊事設備、共同ホットシャワー、共同トイレがあります。夏でも夜は冷え込む可能性があり、寝具が限られているので、寝袋をお忘れなく!!もしも、一泊以上を希望する場合は、国立公園の様々な時間を楽しみながら快適に休める点から、オススメのオプションです。予約はこちらのリンクから。

公共トイレ+シャワー

【車中泊可能な自家用車がある場合】

私も含めて多くの旅行者が車中泊をしていました。クレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)では、車中泊禁止のマークがないので、おそらく安全です。トイレがあります。また、クレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)営業時間内であれば、水の補給が可能です。

また、閑散期の6月から9月は、しれっと国立公園内の駐車場でも車中泊をしました。他にも車中泊をしている人も見かけました。自己責任でお願い増します。ゴミ(トイレットペーパーも含む)を全て持ち帰る、動物に餌付けをしない、といった基本的なことを遵守しましょう。

【テントと寝袋がある場合】

クレイドル・マウンテン - セイントクレアー国立公園(Cradle Moutain - Lake St. Clare National Park)ないで唯一正式に認められた宿泊可能なハット、スコット・キルヴァート・ハット(Scott Kilvert Hut)があります。予約不要で、無料です。1泊2日以上のハイキングをする方におすすめです。2階には、共有の寝場所があります。キャンピングマットと寝袋が必須なので、お忘れなく。また、万が一ハットが満員の場合は、付近にキャンプ場があります。ハットに雨水タンクがあります。フィルターを使って飲みましたが、問題ありませんでした。本来なら沸騰させるといいそうです。

2階

行く前に知っておきたいこと

オススメの季節

<11月から2月まで>
夏なので、高山植物が咲き乱れます。暖かく荷物が少なくてすみます。また、シャトルバスの運行時間が長いため、自家用車がない人でも国立公園をゆっくり散策できます。留意点としては、混み合うことと日差しが強いです。

<10月と3月>
寒すぎず、天候も安定しています。何よりも、まだ観光客が夏ほど多くないです!!早朝と夜は特に冷え込むので、薄手のダウンなどを必ず持ちましょう。

<6月>
晩秋と初冬の間の時期です。雪が薄く降り積もり、閑散とした寒空の下で、荘厳で幻想的な景観を見せます。アイゼンの装着と防寒着を着ることが必須です。必ず晴れた日にいきましょう。また、深追いは禁物です。クレイドル・マウンテン登頂などの急勾配に挑むのは禁物です。

6月以降は普通に道が凍っています

食事

国立公園内にレストランや売店などが一切ありません。ヴィジタ−センターには、ガスタンクやドライフードが売っていますが、割高です。最寄りのランセンストン(Launceston)のホバートのWoolworthやColes、買い込んでおきましょう。パン、アボカド、ツナ缶、チーズなど食べきれて、ゴミが少ない食べ物がおすすめです。

動物との接し方

動物との接触や餌付けは禁止とされています。入島した際に説明を受けると思いますが、島の動物たちは感染症に対して非常にデリケートです。そうっと静かに見守りましょう。

天候

タスマニアの天候は変わりやすです。突然の暴風やにわか雨、照りつける太陽の日差し、様々な環境条件に対応する必要があります。春夏でも、レインコート、ダウン、日焼け止めをお忘れなく。また、多かれ少なかれ森や山を歩くので山ぐつを履いていくのが理想です。1週間先まで局所的な天気が無料で調べられるWindyというアプリがおすすめです。天候に応じて登山やハイキングの実施の是非、装備などを決めましょう。

クレイドル・マウンテンを登る際の注意点

クレイドル・マウンテン頂上に行くには、数々の岩々を跳び回ったり、急な岩を上半身の力も使って登るなどの体の動きが必要です。加えて、一歩踏み外せば致命的な切り立った場所を歩きます。自身がない場合は、登山用ヘルメットを着用がおすすめです。また、クレイドル・マウンテン山頂にに雲がかかっている場合は、登山自体を断念してください!!

装備(参考までに)

【1月】
・衣服:30Lバックパック/サングラス/帽子/半袖/半ズボン/フリース/ウィンドブレイカー/長ズボン/山ぐつ/雨具/薄手の手袋(登山時に岩場を登るので)
・ガジェット:スマホ(オフラインマップ)
・その他:水筒/食べ物/ウォーターフィルター/トイレットペーパー/財布/ 日焼け止め/ゴミ袋

【5月】
・衣服:30Lバックパック/サングラス/半袖/フリース/パーカー/ダウンジャケット/長ズボン/ダウンズボン/ウィンドブレイカー/山ぐつ/雨具/手袋
・ガジェット:スマホ(オフラインマップ)/ヘッドライト
・その他:水筒/食べ物/ウォーターフィルター/トイレットペーパー/日焼け止め/ゴミ袋

【6月】
・衣服:30Lバックパック/サングラス/ビーニー/ネックウォーマー/長袖/フリース/ダウンジャケット/冬用ダウンジャケット/長ズボン/ダウンズボン/ウィンドブレイカー/山ぐつ/アイゼン/雨具/手袋
・ガジェット:スマホ(オフラインマップ)/ヘッドライト
・その他:水筒/食べ物/ウォーターフィルター/トイレットペーパー/日焼け止め/ゴミ袋


オススメの3つのコースとその概要

ここからは、3つのコースを紹介します。下に進むにつれて、難易度が上がっていきます。

【ドーヴ湖周遊コース(Dove Lake Circuit 】

[主な見どころ]
・ドーヴ湖
・ドーヴ湖に映し出されるクレイドル・マウンテン
・森林浴
湖とクレイドル・マウンテンを両方写真におさめたり、木々の木漏れ日を受けながら、ドーヴ湖を周遊するコースです。真夏であれば、湖に浸かることも可能です。距離の短さや獲得標高の低さから、ハイキング初心者や時間がない人にもおすすめ!!運が良ければ明鏡止水の湖にクレイドル・マウンテンが映し出されるかも。シャトルバスのチケットがあるなら、行きも帰りも、同じ場所から乗り降りができるのでわかりやすいです。

こちらがGoogle上のモデルマップです。是非参考に!!

概要
合計所要時間:2時間
トレイルスタイル:サーキット
歩行距離: 6km
獲得標高: 154M
歩行開始地点: ドーヴ湖シャトルバス停
歩行終点:ドーヴ湖シャトルバス停

ドーヴ湖シャトルバス停
↓200M
ドーヴ湖 写真映えスポット
↓5.6KM
ドーヴ湖 写真映えスポット
↓200M
ドーヴ湖シャトルバス停

難易度
体力  :★☆☆☆☆
技術  :★☆☆☆☆
アクスセス:★★★☆☆
(★が多ければ多いほど難易度が高くなると考えてください。)
(体力/技術はYAMA HACKの基準を参考にしています。)

・体力面
距離的にそこまで問題はないかと思います。気をつけたいのが、日差しの強さです。帽子や日焼け止め、水分補給などで日射病を防ぎましょう。

【マリソンズルックアウト+クレイドル撮影コース】

[主な見どころ]
・クレイドル渓谷
・ウォンバット見学(夕暮れ時)
・クレーター湖/滝
・マリソンズ・ルックアウト
・クレイドル・マウンテン写真スポット+大高原
・(余力があれば)ドーヴ湖

広大な国立公園の中でも絶景をできる限り楽しむためのコースです。一番の見せ場は、クレイドル・マウンテンを西側からのぞみながら歩く大高原です!!歩行距離が10KMを超え、急勾配(一部手すりがあります)に挑戦することになります。天候や体力と相談しながら進みましょう。道に迷いそうになったら、青い看板のOverland Trackに着いて行けば大丈夫です。シャトルバスを利用する場合は、ロニークリークで降りると便がいいです。

こちらがGoogle上のモデルマップです。是非参考に!!

【概要】
合計所要時間:6時間
トレイルスタイル:アウト&バック
歩行距離:11KM
最高標高:1272M
最低標高:868M
歩行開始地点: ロニークリークシャトルバス停
歩行終点:ロニークリークシャトルバス停

[行程]
ロニークリーク(Ronny Creek)
↓1.9KM
クレーター滝
↓1.6KM
マリソンズ・ルックアウト(Marisons Lookout)
↓2KM
キッチンハット(ゴール:ここまでがクレイドル・マウンテンの絶景)
↓5.5KM
ロニークリーク
(もしも余力があれば、マリソンズ・ルックアウトからドーヴ湖に抜けることができます)

難易度
体力  :★★★☆☆
技術  :★★☆☆☆
アクスセス:★★★☆☆
(★が多ければ多いほど難易度が高くなると考えてください。)
(体力/技術はYAMA HACKの基準を参考にしています。)

・体力面
往復10KMを超えています。体調や天候を鑑みて決行の是非を決めてください。マリソンズ・ルックアウトまでの急勾配もお忘れなく。体力面で問題がなくても、天候面や旅行疲れといったことも考慮に入れておく必要があります。

・技術面
道自体分かりやすいです。急勾配があるという点から、登り下りの足捌きが求められます。

【クレイドル・マウンテン登山コース】

[主な見どころ]
・クレイドル渓谷
・ウォンバット見学(夕暮れ時)
・クレーター湖/滝
・マリソンズ・ルックアウト
・クレイドル・マウンテン写真スポット+大高原
・クレイドル・マウンテン頂上からの大高原の眺め

目玉のクレイドル・マウンテン登山です。上記の【マリソンズルックアウト+クレイドル撮影コース】にクレイドル・マウンテンの登頂を加えたコースです。国立公園の見どころを最大限に楽しめる内容です。登頂の難易度は高いです。往復で13.6KMです。加えて、クレイドル・マウンテン頂上に行くには、数々の岩々を跳び回ったり、急な岩を上半身の力も使って登るなどの体の動きが必要です。加えて、一歩踏み外せば致命的な切り立った場所を歩きます。自身がない場合は、登山用ヘルメットを着用がおすすめです。また、クレイドル・マウンテン山頂にに雲がかかっている場合は、登山自体を断念するようにお願いします。これは、ヴィジィター・センターでも言われると思います。

こちらがGoogle上のモデルマップです。是非参考に!!

【概要】
合計所要時間:8〜10時間
トレイルスタイル:アウト&バック
歩行距離:13.2KM
最高標高:1545M
最低標高:868M
歩行開始地点: ロニークリークシャトルバス停
歩行終点:ロニークリークシャトルバス停

[行程(時間目安付き)]

8:20:ロニークリーク(Ronny Creek)シャトルバス停
↓1.9KM
8:55:クレーター滝
↓1.6KM
9:40:マリソンズ・ルックアウト(Marisons Lookout)
↓2KM
10:20:キッチンハット(20分ほど休憩)
↓1.1KM
12:00:クレイドル・マウンテン登頂(40分ほど写真+休憩)
↓6.6KM
16:00:ロニークリークシャトルバス停
(もしも余力があれば、マリソンズ・ルックアウトからドーヴ湖に抜けることができます)

難易度
体力  :★★★★☆
技術  :★★★★☆
アクスセス:★★★☆☆
(★が多ければ多いほど難易度が高くなると考えてください。)
(体力/技術はYAMA HACKの基準を参考にしています。)

・体力面
往復10KMを超えています。体調や天候を鑑みて決行の是非を決めてください。マリソンズ・ルックアウトまでの急勾配もお忘れなく。体力面で問題がなくても、天候面や旅行疲れといったことも考慮に入れておく必要があります。

・技術面
道自体分かりやすいです。一方で、クレイドル・マウンテン頂上に行くには、数々の岩々を跳び回ったり、急な岩を上半身の力も使って登るなどの体の動きが必要です。加えて、滑落の恐れがある場所もあり、一歩踏み外せば致命的な切り立った場所を歩きます。自身がない場合は、登山用ヘルメットを着用がおすすめです。


写真で眺めるクレイドル・マウンテン登山コース

タスマニアトレッキングの花形Overland Trackの開始地点であるロニークリーク(Ronny Creek)からスタートです。

シャトルバスでもアナウンスがあるので安心してください。目の前には広大な氷河の跡を残すクレイドル渓谷です。整備された道をまっすぐ進むと、左に小さい橋が見えてくるので、ここを左。青い看板のOverland Track / Crater Lake / Marisons Lookoutのいずれかに着いて行けば大丈夫です。クレイター滝、そしてクレイター湖沿いの緩やかな上り道の上がっていくと、開けた場所にたどり着きます。

クレーター滝
クレーター湖

この湖を抜けていくと、いよいよ急勾配の坂を登ります。

この奥の急勾配を登っていきます。

これを登り終えれば、Marisons Lookoutです!!Marisons Peakまで来てしまえば、比較的平坦なクレイドル大高原を進んでいけます(ちなみに、Marisons Peakでは、インターネットが通りました。いよいよクレイドル・マウンテンが見えてきます。

クレイドル大高原。左側がお目当てのクレイドル・マウンテン。奥に見えるがのが、裏ボス的な山、Barn Bluff。

早朝のシャトルバス、または、シャトルバス運行前に自家用車で登山をスタートできれば、この景色を独り占めできます。さて、クレイドル・マウンテン正面からも写真を一枚!!

さらに進むとKitchen Hutが見えてきます。

緊急時じゃないと宿泊できないそうです(が、秋冬に行ったら、しれっと泊まっている人を見かけました笑。閑散期だからのいいのかな♩)。さて、岩場が始まります。このように、大きな岩を踏み越えたり、急勾配な岩場を歩いていきます。

こういう場面が一番緊張しますね。頂から、タスマニア中央高原を見下ろせます(自身の目で見れるといいですね)。下り道は、滑落の可能性があるので、油断せず下っていきましょう。シャトルバスの最終は18時(閑散期だと17時)なので、最終を逃さないように!!


公共交通機関でのアクセス(行き方)

タスマニアでは、自家用車かレンタカーが基本です。タスマニアの空港到着時にレンタカーを借りることができます。長期滞在者(観光ビザ、ワーキングホリデービザ、永住権所持者)の場合には、自家用車を買ってしまうのもおすすめです。私自身は、1年ぐらいタスマニアに滞在しようかと考えていたので、タスマニア到着後、中古の車を一台買ってしまいました。自家用車/レンタカーを持っている場合には、クレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)に向かえば大丈夫です。

一方で、クレイドル・マウンテンについては例外的に公共交通機関で赴くことができます。ホバート(空港)→ロンセストン→クレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)という経路が基本かと思います。公共交通機関での行き方を明記していきます!!

[ホバート(Hobart)→ランセンストン(Launceston)]

手段:バス(Red Line)
価格:16.80AUD (2024年6月時点)
所要時間:平日:約2時間40分 土日:2時間45分
出発時間:こちらのタイムテーブルから
出発場所:Hobart Transit Centre
到着場所:Charles St., Launceston

タスマニアとRed Lineというバス会社が運営するバスサービスです。こちらのリンクから予約ができます。Pick UpをHobart Transit Centre、Drop OffをLauncestonに選択し、日付と人数を指定しカード決済します。予約に際して、携帯電話番号が聞かれるので、空港でSimカードを買っておくといいです(空港だと、短期滞在者に向けて、少しディスカウントされていることがあります)。どんなに早くても12時以降に到着なので、Lauceston到着日は、市内で一泊することになります。市内観光やWoolworth(一番安価なスーパー)などで食料を購入するなど、意外とやることがありますよ!!

[ランセンストン(Launceston)→クレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)]

手段:バス
価格:86〜95ドル (2024年6月時点)
所要時間:2〜3時間程度
出発時間:6:30 / 7:30
出発場所:Launceston(使用するバス会社によって異なる)
到着場所:クレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)

いくつかのバス会社がLauceston-Coradle Mountain Visitor Centre間を運行しています。価格帯はほぼ平均90ドルです。春夏秋の季節である9月から3月までであれば、ほぼ毎日運行しています。代表的な二つのバス会社のリンクを載せておきますので、そこからカード決済で予約できます。ちなみに②のバス会社だと、幅広いランセストンの宿泊施設に拾いに来てくれます。

①McDermott’s Coach Service の予約サイト
②Overland Track Transportの予約サイト

予約の際に、携帯電話番号が聞かれます。オーストラリアに着いたら、代表者一人でもいいので、空港でSim Cardを買っておくといいです。

[クレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)→Roony Creek / Dove Lake]

手段:シャトルバス
価格:15ドル
所要時間:20分程度
出発時間:8:00〜18:00(閑散期は9:00〜17:00)の間に何本も運行
出発場所:Cradle Moutain Visitor Centre
到着場所:Roony Creek / Dove Lake

春/夏の最も人気なシーズンの10月から3月までの期間では、8:00〜18:00の時間に何本も運行します。晩秋/冬/初春の4月から9月までは9:00〜17:00の運行すけシュールです。ランセストンからのバスに降りると、歩いて数分でヴィズィターセンターに着きます。そこの受付でチケットを買えます。

このチケットを持っていれば、3日間行きも帰りも乗り放題です。ちなみに、ハイキングを終えた親切な人からチケットがもらえたら、しれっとそれも使えます。

アクセス(帰り方)

[クレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)→ランセストン(Launceston)]

手段:バス / ヒッチハイク
価格:0〜95ドル (2024年6月時点)
所要時間:3時間程度
出発時間:14:30
出発場所:クレイドル・マウンテン ヴィズィターセンター(Cradle Moutain Visitor Centre)
到着場所:ランセストン(Transit Centreなど)

帰りの時間は14:30です。到着時に降ろされたトイレの前のバス停から乗車することになります。帰りのバスに関しては、McDermott’s Coach Service (予約はこちらのサイトから)が運行しています。
また、ヒッチハイクをするという選択肢もあります。最低でも50%の観光客はランセストン方面に向かうはずです。登山やハイキング中に仲良くなった人にお願いするのも選択肢の中に入るかもしれません。

[ランセストン(Launceston)以降]

上記で紹介したRed Lineのを用いて、ホバート方面に戻ることができます。また、時間がある場合は、ランセストンを起点に、北側を散策してもいいかもしれません。例えば、Devenport方面に行けば、きれなビーチ巡りやペンギン見学などができます。また、Davenportの港から、メルボルン(Melbrone)へ船で向かうことができます。


ご一読ありがとうございました。上記の内容で何か質問等あれば、コメントにご明記ください。どうか無事ハイキング/登山を楽しんできてくださいね!!次回は、クレイドル・マウンテン国立公園の”裏ボス”を書いていきますね♩

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?