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「120時間かけて風呂へ行く」【2023年度版】 秘境 ワハーン回廊 自力での行き方/楽しみ方+旅行記#4 ホログ→ビビファティマ/ヤムチャン要塞編

こんにちは、旅する百姓です。

【イントロ】

120時間。

これは、タジキスタンに入国してから、
秘湯ビビファティマへ辿り着くまでにかかった時間です。

近所の温泉に行くのとは、甚だ規模が違います。
大きな時間的/金銭的コストや安全面のリスクがありながらも、
それでも人を惹きつけるのがこの「秘」という文字です。

今回は、秘境ワハーン回廊内にある秘湯ビビファティマへのアクセス、
私の旅の記録
を書いて行きます。

ワハーン回廊やビビファティマ、タジキスタンに興味がある方
ワハーン回廊を忘れた方、
温泉や冒険が好きな方は、是非
タジキスタンの魅力
秘境 ワハーン回廊 自力での行き方/楽しみ方#1 準備編
秘境 ワハーン回廊 自力での行き方/楽しみ方#2 ドゥシャンベ編
などをご一読ください!!

本記事の構成は、
①ホログ(Korog)→イシュカシム/ビビファティマまでの注意点/アクセス/宿泊
②私の旅の記録
です。


①、②は両方ともワハーン回廊を自力で進んでいく上で、
参考になる情報だと思います(インターネットでもあまり情報がないので・・)。
もしも、自身で冒険したい方、石橋は叩かずに渡りたい方は、
①だけ読んでいただければ大丈夫かと思います。
②では、私の旅の様子を写真と共に紹介しながら、
宿や食べ物、出会った人などをシェアしていきます!!

本記事を通して、
・読者さんがワハーン回廊/ビビファティマ/ヤムチャン城壁へ辿り着けたら
・旅してみたいな〜と思ってもらえたら
・タジキスタンに興味を持ってもらえたら
幸いです!!



①ホログ(Khorog)→ビビファティマまでの注意点

これ以降、下線が引かれた地名をクリックすると、
Google Mapの実際の場所に飛ぶことができます。

実際の場所が気になる方は是非確認してみてください。

【ホログ→ビビファティマへの行き方は2つ】

運転手の終点が異なることから、
[A]ホログ→イシュカシム→トゥゴズ(Tuggoz/ビビファティマ最寄りの村)→ビビファティマ
[B]ホログ→トゥゴズ(Tuggoz/ビビファティマ最寄りの村)→ビビファティマ
のに2通りの行き方があります。

[A]はイシュカシム経由で、または
[B]は直行で
という違いです。

イシュカシムからワハーン回廊が始まります。
イシュカシムのゲストハウスの層も厚いので、
休憩や村観光として、イシュカシムに立ち寄るのもいいと思います。
体力に自信があり、一気に先を目指す場合は、
Bの直行を選ぶといいと思います。

Bの直行パターンの本数は少ないので、
Aパターンになる可能性が高いです。

【トゥゴズ(Tuggoz)からビビファティマまで】

トゥゴズ(ビビファティマ最寄りの道路)に到着したら、
そこからビビファティマまでは、
片道4.5KMのハイキング、
ヒッチハイク、
タクシーの3通りで辿り着くことができます。
120時間かかる温泉までの道は果てしない汗。
歩いていく場合、
Google Mapだとビビファティマまでの道が見づらいので、
Maps.Meなどのオフラインマップをダウンロードしておくといいです!!
また、歩いて向かうと、
たまに近所の親切な方がビビファティマまで乗せてくれます。

【ヤムチュン要塞】

トゥゴズとビビファティマの中間に、
ヤムチュン要塞があります。
徒歩でも車でも必ず通るので、お忘れなく!!
ヤムチュン要塞から眺める朝日が最高なので、
トゥゴズ→ヤムチュン要塞→ビビファティマ
の流れでハイキングをするのもおすすめです。

【価格交渉と燃料の高騰】

ホログ以降、移動代の交渉は非常に難しいです。
そもそも、交通量が少ないこの地では、
タクシー運転手さんが価格交渉において圧倒的に有利です。
必ずシェアードタクシーやヒッチハイクで価格交渉になった際には、
大体の価格帯を事前に理解しておきましょう。
また、世界的な原油価格により、
年々価格が高騰していく可能性があり、
下記で私が示した価格よりも、
移動代がかかってしまう可能性もあります。

大体の価格を確認するコツは
運転手がいないところで、一緒に乗車する地元の人に
大体の価格を確認することです。
運転手を前にすると地元の人も本音で話せないというケースが
あるので、静かにタクシーの価格を確認しましょう。

また、ホログとイシュカシムの間に、
ガラムカシュマ温泉があります。
タジキスタンでは有名な観光地で、アクセスも容易なので、
この行き方も本章の最後に載せておきます。

写真はKenちゃんが撮影(ワハーン回廊で出会い、ジョージアでも一緒にアパートをシェアすることになる、若い時の桑田佳祐似の好青年。次回の記事で登場予定)

【親切な人も必ずいる】

世界のどこでも、
親切な人はいます。
運転手にぼったくられそうな時に
こっそり裏でローカル価格を教えてくれる人、
数百キロの距離を無料で乗せてくれる地元漁師さん、
食中毒で下痢が止まらないときお茶を差し出してくれる人。
一緒に旅をしてくれる旅の友。
困難な旅になるかもしれませんが、少し周りに親切にする努力が必要かもしれませんね。ポジティヴなことをしていると、たまにポジティヴなものが自身に返ってきますよ。

また、タクシー運転手さんのお金の欲しさに飽き飽きするかもしれませんが、
彼らに/彼女らにも大切な家族やビジネス、夢があると思います。
最初は苛立つかもしれませんが、この点を理解しておくと、
冷静に価格交渉も対処できるかもしれません。

【ポータブルフィルター】

広大な高原が続くワハーン回廊。
水を買う場所がなかったり、
水道水が飲めないことがあるので、
念の為、ポータブルフィルターを持ち歩くことをお勧めします。
私はKatadyn Water Filterの1Lを愛用しています。
水道水を飲む前に、このフィルターを通して飲みましたが、
問題ありませんでした。

【宿泊の仕方】

基本的には予約なしで行って、
泊まるのがワハーン回廊の旅の鉄則です。
なぜなら、そもそも予約できる場所が少ないからです。
基本的には民泊/ゲストハウスです
人のお家の部屋を貸してもらう場合がほとんだと思ってください。
朝食/夕食込みがほとんどです。

ゲストハウスの看板を見つけたら、
入っていって、泊まれるようにお願いする、
または、向こうから話しかけてくることもあります。

支払いは現金のみです。

①ホログ(Khorog)→ビビファティマまでのアクセス

[A]ホログ(Khorog)→イシュカシム(Eshkashem)のアクセス

ホログ→イシュカシム→ビビファティマ

手段:シェアードタクシー(Shared Taxi)/ ヒッチハイク
価格:50〜100somoni(670〜1300円程度)/ 0円?
乗車時間:3~5時間
出発時間:朝7時から12時(その後は、本数が大幅に減ります)
出発場所:ミニバスターミナル ルーシャン(Mini Bus Terminal Rushan)
     シェアードタクシー乗り場
到着場所:イシュカシムのシェアードタクシー乗り場

イシュカシム行き、ランガール(Langar)行き、ビビファティマ行きの
3つ終点に向かって、シェアードタクシーが運行しています。


決まった価格はなく、交渉ベースで価格が決まります。
一番は、一緒に乗る地元の人に(ロシア語/タジク語)で、
価格を聞いておいて、そこから、同じ運転手と価格交渉に臨むのが一番です。
現地の方とのコミュニケーションが困難な場合は、
大体の価格を覚えておいて、(例えば、100Sononiがマックス)
それ以上の価格をふっかけてきたら、別の車を探す仕草を見せれば、
向こうから安い価格を提示してくれます。
とにかく早い時間にミニバスターミナル ルーシャンへ行くのがベスト。
昼を過ぎると本数が減り、本数が少ない中での価格交渉は不利です。

ぎゅうぎゅう詰めにされるので、覚悟しておいた方がいいです。
また、悪路なので、車酔いにも注意が必要です。

それだけではなく、軍のチェックポイントでは例外なく
GBAO Permitを見せる必要があるので、
まだ失くさないでくださいね!

ヒッチハイクを狙う方は、
ホログの南側で張るのがおすすめです。
地元の観光客を乗せたシェードタクシー(この場合は有料)と
レンタカーや自身の国から車で旅をする観光客(この場合は無料?)
が拾ってくれます。また、もしも運が良ければ、
トラックの運ちゃんが無料で拾ってくれる可能性もあります。

[A]イシュカシム→トゥゴズ(Tuggoz)のアクセス

手段:シェアードタクシー(Shared Taxi)/ヒッチハイク
価格:30〜100somoni(400〜1300円程度)/ 0円?
乗車時間:2〜3時間
出発時間:朝9時から15時
出発場所:イシュカシム シェアードタクシーステーション
到着場所:トゥゴズのビビファティマ最寄り道路

イシュカシム シェアードタクシーステーション内、
または、その道路沿いに午前中にいれば、
東側(トゥゴズを経由してランガール/Langarへ行く)に
向かう車が必ず来ます。
満員の車でも声をかければ、更にスペースを作ってくれる可能性があります。

ほとんどの場合、トゥゴズから最寄りのビビファティマへ行く道路で
下ろされるます。

[B]ホログ→トゥゴズのアクセス

手段:シェアードタクシー(Shared Taxi)/ヒッチハイク
価格:100〜200somoni(1300〜2600円程度)/ 0円?
乗車時間:7~8時間
出発時間:朝9時から15時
出発場所:ミニバスターミナル ルーシャン(Mini Bus Terminal Rushan)
到着場所:トゥゴズのビビファティマ最寄り道路

ミニバスターミナル ルーシャン(Mini Bus Terminal Rushan)
「ビビファティマへ行きたい(ヤ ハチュ イェハッチ ヴ ビビファティム)」
と行って歩いていれば、時々、直行でトゥゴズまで行ってくれる
シェアタクがあります。
タジク人観光客を乗せたシェアタク、
または、ランガール(Langar)へ向かうシェアタク
ならトゥゴズまで連れていってくれます。

[A/B]トゥゴズ→ビビファティマ

タクシー運転手は、ビビファティマ最寄りの道路まで運転してくれます。
そこから、ビビファティマまでの距離は4.5KMです。
タクシーを乗り継ぐか、徒歩か、ヒッチハイクで、
山を駆け上がって行きます。

タクシーの場合は、
他にもビビファティマ狙いの観光客がいたら、
シェアしていくことができます。
もしもタクシーがいなければ、地元の人が運転してくれたり、
知り合いのタクシーを呼んでくれます。
価格は10〜40Somoni(130〜520円)

徒歩の場合は、
基本的にはシンプルな登りが続いて行きます。
念の為、Maps.Meの無料オンラインマップを持っておきましょう。
また、途中で何軒からゲストハウスがあるので、
疲れたらそこで泊まらせもらいましょう。
終点のビビファティマ近くでも、宿泊施設があります。

ヒッチハイクの場合は、
必ずタクシー運転手から離れたところでしましょう。
ビビファティマ方面に歩いていて、
車が通ったら、ヒッチハイクをしてみましょう。

宿泊(おすすめのゲストハウス)

イシュカシム、トゥゴズ、ビビファティマまでの道すがらで、
オススメなゲストハウスを紹介します。
「辺境の地」ということもあり、お湯の出ないシャワーや
シンプルな食べ物は当たり前です。
泊まれる場所があるだけありがたいですね。
私が泊まった場所、出会った旅人のオススメをもとに紹介して行きます。
ご自身で行っていい場所を見つけたら、教えてくださいね!!

イシュカシム(Eshkashem)

ハニスゲストハウス(Hanis Guesthouse)
ワハーン回廊のバックパッカーの中では非常に有名。
英語/ロシア語が話せるオーナーさんがいて、
観光客慣れもしています。
親切にお茶を提供してくれたり、ホットシャワーがあったり、
暖かいベッドが常備されていたり、
ホスピタリティー面、設備面でも非常にありがたいです。
また、家族経営ともあり、ワハーン回廊に住む人たちの
生活を垣間見ることができます。
価格は一人90Somoniから。朝夕付きで約150Somoni。

トゥゴズ/ビビファティマ方面

・クルボナサユン ホームステイ (Qurbonasayn Homestay)
ヤムチュン要塞の最寄りで、朝日を見にいくアクセス面で好条件です。
シャワーやトイレ、きれいなベッドといった基本的な設備は揃っています。
英語はあまり話せません。
価格は時期によって違うようですが、
朝夕付きで140〜200Somoni。

Google Map上では、ロケーションが出てこないので、
代わにMaps.Meの位置情報を載せておきます。

アキム ゲストハウス(Akim Guesthouse)
知り合ったバックパッカーが、
高く評価していたので、紹介しておきます。
オーナーの印象の良さ、庭の美しさが印象的だったそうです。
現地語がもっと話せたらな〜と思わせる、
ワハーン回廊で生きてきたオーナーの人生の物語が聞けます。
また、ナウシカやシュナの旅で出てきそうな、
黄金の牧草地と段々畑も非常に美しいそうです。


②私の旅の記録

[6日目] ホログ(Khorog)→ビビファティマ周辺のゲストハウス

ドゥシャンベ→ホログの旅の疲れを癒せぬまま、朝9時に起床。ホログ以降の目標は、ガラムカシュマ温泉(Garam Cashma Hot Spring)/ビビファティマ温泉を浴びて、イシュカシム/ランガール方面の行き方を聞いて回ることにしました。なんと、私たちのホステルで働く人たちに聞いたところ、この場所を指定してきました。早速、そこに歩いて向かうと、何もない・・・。近くに住んでいる人に聞いたところ、早朝しか、この場所からは出発しないとのことでした。その他に、イシュカシム/ランガール方面にいくシェアタクがないか聞くと、私たちのホステルから真ん前のミニバスターミナル ルーシャン(Mini Bus Terminal Rushan)を教えてくれました。大切なものは、実はいつもそっと近くにあるものですね。

車がこんな感じで並んでいます。

さて、11時半頃にミニバスターミナル ルーシャン(Mini Bus Terminal Rushan)に到着すると、なんとイシュカシムを超えて、さらにビビファティマ(Bibi Fatima)付近まで行ってくれるシェアタクを発見。その運転手は150 Somoni(1950円)の価格を提示してきました。だいたい100-120 Somoniくらいを想定していたので、少し高い気がしました。まっ、そんなもんかと、私はその価格で同意しかけていましたが、インド出身のManiは一歩も引きません。彼の価格交渉能力は頼り甲斐がある一方で、諸刃の剣でもありました。価格交渉に粘り過ぎるため、運転手が機嫌を損ねてしまう。そうすると「もう乗せないよ」と運転手が言い始める。そのため、結局私がロシア語で運転手にフォローの言葉をかけて場を和ませる、という結果が生まれてしまいます。

結局、他のシェアタクの選択肢がなかったので、泣く泣く150Somoniで落ち着きました。私たち3人に加えて、その他に同乗するのは、祖母/母/5歳の息子/0歳の娘4人のタジク家族(以後、タジクファミリー)、20代の若いタジク人、ドイツ出身40代女性のバップカッパーでした。言うまでもなく、お尻を動かすスペースもないほどぎゅうぎゅう詰めでした。加えて、非常に道路状況が悪く、摩擦でお尻が痛くなりました。

しかし、0歳の娘さん、マリナの可愛さに、みんな和みました。おばあちゃんが、マリナを持ち上げた時、マリナの頭がクルマの天井に当たってしまい、大泣きしていました。私が The Big Bang TheoryのSoft Kitty Warm Kittyを歌ったら、泣き止んでくれました笑。

愛しのマリナ

窓を眺めていると小麦のブラウンと芋のグリーンで覆われた畑が山を沿うように続いていきます。極寒の冬に備えて、短く寒い夏の収穫を頼りにするワハーン回廊の人々。自然の厳しさと隣り合わせの生活です。

Maniは隣に座った20代タジク人女性とずっと話していました。彼女がいないところで、「もしもムスリムだったら、絶対彼女と結婚していただろう」とタジク人女性と宗教の壁に悶えていました。

ビビファティマ最寄りの町トゥゴズに到着したのは、19時20分。
そこから、さらにビビファティマ方面の山を車で進みました。タジクファミリーもビビファティマ観光に来たので、一緒でした。途中に、運転手の家があり、今晩ここで泊まるように言われました。価格は一人朝夕付きで200 Somoni(2600円程度)。夜も遅かったので、仕方なくその価格に同意しました。タジクファミリーのおばあちゃんは、宿泊の価格が高すぎるから、私たちのところに来なさい、と親切に提案してくれました。その会話を聞きつけた運転手は、夕食を作って逃がさない作戦をとってきました。一足遅く、夕食が作られてしまったので、ここに運転手の家に泊まることになりました。ベッドは最高に快適で暖かったです。夕食はインスタントヌードルに米が入ったシンプルな食事でした。食事があるだけでありがいです。

ふかふかぬくぬくのベッド

私たち3人とドイツのバックパッカーで、満天の星を見に行きました。ドイツのバックパッカーは、シングルマザーで、双子を育て上げ、ようやく人生にゆとりができた旅をしているそうです。子供が独立しから、ずっとやりたかった旅を始めた、かっこいい女性でした。

【7日目】ヤムチュン要塞→ビビファティマ

8月の日の出は5時半。早朝5時に起床し、ヤムチュン要塞で朝日を臨みました。谷を戦ぐ東風と共に登る朝日を前にして、小さい自分自身に気付かされました。昔は、この要塞で警備をする人が、この景色を見て私と同じように世界の広さを感じただろうか。

ヤムチュン要塞
ヤムチュン要塞から眺める朝日

ゲストハウスへ戻り朝食後、歩いてビビファティマへ向かいました。日差しの照りつけが激しくなる2時までに全ての工程を終える作戦でした。歩いている最中に、親切な地元民がビビファティマまで乗せてくれました。どこに行っても親切な人はいるものです。ビビファティマは2種類の温泉(内湯/洞窟湯)があり、アバウトな時間で男性と女性が入れ替わる仕組みです。20 Somoniが入湯料ですが、しれっと入れば無料になることもあるそうです。

まずは、内湯!!深い青が特徴です。

温度は39〜40°とちょうど良く、手触りはさっぱりしていました。1時間ほど待つと、今度は、男女が入れ替わり、洞窟湯にも入れました。

この穴が女性器を象徴しています。

階段を下って正面に見える穴が、女性器に見えることから、この温泉に入ると子宝に恵まれるそうです。圧倒的に男性よりも女性の訪れる人数が多いのはそのような背景がありそうですね。ちなみに、その穴に入りその底にある小石を拾い、肌に離さず持っておくと幸運が訪れらしい。私も周りにいた3人のお力を借りて、なんとか入ってみました。中は仄暗く狭いですが、私でなんとか立つことができる高さでした。しっかり、小石を拾いました。その日から、確かに良いことしかおきていないです!!

例の小石

偶然、タジクファミリーのおばあちゃんと再会しました。タジクファミリーからドライフルーツをいただきました。WhatsAppも交換して、また会う約束を交わしました。

下山中に、何度か地元のおじ様と話し、一緒に写真を撮らせていただきました。本当に親切ですが、言語の壁は大きく、何をおっしゃっているのか謎。

フレンドリーなおじさま達

ゲストハウスで小休止。少し時間があったので、ゲストハウス周辺を散歩してみました。風が麦畑をゆらし、子どもたちが古びた自転車で遊ぶ姿を見ました。こんな何でもない景色に心躍るのは、オリエンタリズか、と少々批判的を自身を叱咤しました。

子供たちと畑と山

荷物をまとめて、ゲストハウスを後にしたのが14時でした。下り坂を降りて、ようやくワハーン回廊を結ぶ道路に到着しました。目標だったビビファティマとヤムチュン要塞が終わりました。
次の目標は、エンゲレスピーク高原へ登山すること!!そのためにランガールへ(Langar)向かう必要がありました。予定された公共交通機関がないワハーン回廊の道路。「ただ待つ」ことだけが求められる時間でした。途中地元の人にランガールまで400 Somoniで乗せると言われましたが、高すぎるので断り続けました。ようやく300Somoniまで価格交渉できたのに、「その価格は安すぎると」横槍を入れてくるおじさまのおかげで、また400 Somoniに逆戻りしてしまいました。おそらく、コミュニティ内で合意された価格があるのでしょう。そして、ただただ、時間が過ぎていく。17時になっても何もランガールに行く進展が見られず・・・。野宿も覚悟し始める時間でした。途方に暮れて日が暮れ始めた頃、コカコーラと名乗るロシア人が現れて・・・・・・。

ガラムカシュマ温泉の行き方

最後にガラムカシュマ温泉について紹介します。
タジキスタンでは有名な観光地で、ホログからのアクセスも容易なので、
書いておきます。
私の旅の経路では、一気にビビファティマまで進んでしまったため、
ガラムカシュマは一旦とばすことになってしまいました。

手段:シェアードタクシー(Shared Taxi)/ヒッチハイク
価格:30〜50somoni(400〜570円程度)/ 0円?
乗車時間:1〜2時間
出発時間:朝8時から15時
出発場所:イシュカシム シェアードタクシーステーション

タジク人観光客が多いため、シェアタクの本数が多いです。
ローカルに人気なため、ローカルプライスを提示されることの方が大半です。
また、無料で行きたい場合は、ホログから南側の道路で、
ヒッチハイクしていれば、タジク人自家用車観光客に乗せてもらえることもあります。
入浴料は20Somoniです。
帰りは、観光客に混じってシェアタクに乗るか、
地元観光客の車にヒッチハイクすれば、
容易にホログへ戻ることができます。
GBAO Permitをお忘れなく!!
















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至福の温泉

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