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『正欲』の映画を見た話

 こんにちは!
 久々にビジネスから離れて、エンタメ系の内容を書いていきたいと思います。

 以前『正欲』の小説を読んだ感想をすごいざっくりと書きました。
 映画が上映されていたので、見に行ってきました。

 小説で読んでいてもそうですが、映画になると余計に後味の悪さが残る作品だなというのが見終えて抱いた感想です。
 現代社会にある闇の部分、みんなが何も言わずに受け入れている部分、多様性という言葉でひとまとめにして、受け入れないようにしている部分、ここにふれるすれば気持ち悪さ(僕の語彙力の限界)があります。

 『何者』でもこれまで社会で普通と言われていることから外れることの恐怖心というものが描かれていましたが、『正欲』でも切り口が違うだけで問題意識は同じなのだろうなと思います。
 人間という極めて非論理的であり、それぞれが異なる趣味趣向を持っているもの。これまでは異なる形を同じ形にしようとしてきましたが、ここ10年くらい多様性ということが叫ばれ、それぞれの形はそのままで受け入れる社会の方を変えていこうという時代になっています。
 今はどちらの考えの人も混在しているからこそ、多様性を叫ぶものを中には批判するものもいます。ではそんな人たちが年齢的にいなくなっていった後の社会で果たして多様性が完全に認められる社会になるのか、そしてその社会は幸せなのか、考えてもわかりませんが、深く考えられる作品だなと思います。

参考


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