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短編小説『虹』を出版します

こんばんは。
東京、今日は朝すずしかったですね。もう秋じゃん…ってなぞのステップ踏みそうなくらいウキウキしながら駅までの道を歩きました。自分は秋生まれなので、この、晴れてるけどひんやりした風が回ってるみたいな温度、肌に馴染みます。もっといえば、そんな温度みたいに、これと言いきれずかならず何かすっきり解決できないものが混じってるようなものの考え方も。慣れてる。
…ですが!!
そんな心地よい季節になってしまう前に、ぎらぎらした真夏の道を、汗を流してひとりゆく、女の話を短い短編におさめました。

まだまだ書いていきたいものは沢山あって、そこにはもっとポップなものとか、わたしから見た、人のチャーミングさとか、そんなもの干涸らびるまで出したいんだけど、その前に。
わたしは絶対この『虹』を通らなきゃいけない、通らないのはだめだ、くらいに思いました。自分らしいタフさを大切に生きていくぞって思っている、その気合を書きたかった。だから、取り組めて満足です。
この短編で歩くことになる遠い景色は、今後どこへ行くとしても、心の中に転がったカプセル、開いたら音や温度がふわっと広がってそこに立ち上がる、そんな原風景みたいなものだと思います。覗いてみてください。

ちなみに表紙の写真は、わたしのお友達です。ロマンチックなことに誰より熱く、映画が好きで、すんごいパワフル。ちょうど今LINEで、こんなことを言っていました。


「もっと野生になりたい(?)」


「(?)」をつけるとこも好きです。そんな彼女のタフな佇まいを、借りました。
ありがとう。


「虹」、BASEにて販売開始します。
ぜひ、読んでもらいたいです!

○ぎりぎりながらなんとか8月中に出したいって目指してきたのですが…。まだ現物が納品できていないので、買ってみてもいいなと思ってくださった方はご購入後、少しだけ気長に待っていただけるとうれしいです…!○

最後に、中野ブロードウェイのタコシェさんに置かせていただいた前作の「くちなしの部屋」が売り切れたとのことで…
お店で見つけてくださった方。本当に、ありがとうございます!
来週あたりにまた追加納品の予定なので、引き続きブロードウェイに寄った際には、ぜひ見てみてくださいね。

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