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労働者で稼ぐ?それ矛盾しすぎだから

お金の稼ぎ方で仕事の仕方は変わります。
①労働収入
②個人事業主
③経営者
④資本家(権利収入)

労働収入

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多くの人が選択する働き方ですが、会社に雇用されている形になりますので、正社員であれば8時間の拘束をされ、賃金の上限が雇用契約に基づいて決定されています。

例えば、月収20万円であれば、どれだけ働いて、成果を出しても、昇給までの間は基本給が変わることはありませんし、長時間働いていても割増賃金額は25%程なので知れています。もちろん成果を上げれば、都度昇給で基本給が上がったり、賞与をたくさん頂けたりすることもありますが、基本的には時間・お金が固定される働き方です。


良い所もあります。社会保険料を会社が半分負担してくれますし、厚生年金の方が受給率高いです。銀行からお金を借りる時の信頼性も会社に所属している方が個人事業主に比べて高いので審査で有利になりやすいメリットもあります。時間・お金は固定だけど、社会的信用は高い働き方ということです。

個人事業主

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個人事業主は、お金の固定が消失します。
労働収入の場合は労働事業で成果を出して多くの営業利益に貢献したとしても、その利益配当が100%労働者側にいくことはありません。
もちろん賃金テーブルは上昇するでしょうが、獲得売上に対する販売費・一般管理費として経費で落ちる金額であるだけなので、成果を全て勝ち取ることは出来ないのです。


しかし、個人事業主の場合は、収益を獲得するまでのプロセスを全て個人で行うことになるので、発生した収益は全て個人事業主のものになるというメリットがあります。
私は、これから間接税は上がり続けると思っているので、直接税優遇を受けることになる個人事業主はメリット大だと思っています。しかし、名の通り、個人で収益を生み出すほか、行政処理などの非定型的な業務も行う必要性があるため、かなりの労働時間を必要とします。


1日中、寝るまでの行動全てが労働時間であるようなものなので、かなりハードな働き方となってきます。節税のためにも早期に法人格を持って、経営者にシフトしていく方がいいと思いますが、多くの小規模・中小企業経営者は個人事業主から経営者へ働き方をシフトさせていると思っているので、稼ぐための正念場ともいえるフェーズかもしれません。

経営者

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経営者になると一気に働き方は変わります。従業員を雇用して働いてもらい、間接的に収益を獲得させ、経費として賃金を支払います。


すなわち、他人の時間を使い利益を上限なく稼がせて、賃金テーブルを自由に設定できるので、利益を獲得する上では最も効率的な働き方になります。


会社が大きくなると、どうしてもトラブルを多く抱えがちになってしまうので、私は少数精鋭でやっていければ最高だなと思っています(人間はそんなもんです)。

資本家(権利収入)

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資本家(権利収入)ですが、土地の所有権を持っており、その土地を定期借地として貸し出した場合の月額賃借料だったり、駐車場を整備した場合の駐車場代であったり、アパート等の不動産を所有した場合の賃貸料のように、権利を持っていることで、お金を稼ぐことができる方法のことです。

私は最終的なお金の稼ぎ方の着地点が権利収入のような不労所得だと思っていますが、最初から取り組むべきではないとも考えています。
投資額もリスクもとても大きいので、余って使う所がないとか、リスクを負っても回収できるくらいお金に余裕がある人が行う方法です。

労働者は安定しているという恩恵を得ている


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結局①~④に近づくにつれて「自由時間×お金」は上昇していきますが、安定・安心は下降していきます。
なので、基本的な原理からしても、普通の会社員で収入を求めることは間違っています。


収入を多く稼ぎたいなら、まず独立すべきです。
会社員は安定していることがメリットである働き方なので、安定か・収入かの選択をまず行って、安定を取るのであれば、お金のことは言ってはいけないと思います。
会社員でもお金を稼げるものはありますが、どれも不人気か特殊なものだと思います。
それを選択しない時点で安定を手に入れているのですから、収入が欲しいのであれば、そこから独立するための準備をすべきです。


別記事でも書きましたが、日本はレッドオーシャン大好き国家なので、自国競争をかなり好みます。
同一商圏内で競合した事業展開を行い、どちらかが破綻する。
そんなことばっかりやっています。同一商圏内で競う時点で、収入は減るので、会社員が金持ちになれるはずがないのです。

働き方と、日本のビジネス感覚を考えた時に、会社に所属している時点でこれから生活水準を保ってずっと生きていけるのは一握りなのかなと思います。これからの従業員シェアによる雇用圧縮は、これらの作用をより強めていくでしょう。

労働者で稼ぐ?それ矛盾しすぎだから(まとめ)

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・働き方によって収入は決まっている
・労働者は安定を獲得し、収入と時間を犠牲にする
・収入を上げるのであれば、労働者を辞めるべき
・私は労働者と個人事業の兼業が理想だと考えている
・日本はレッドオーシャン大好き国家
・雇用圧縮の考えられる未来は、労働者から安定のメリットを奪うだろう

みなさん、ご拝読頂きましてありがとうございます。
これからもみなさんの役に立つ情報発信のため努力しますので、ぜひご活用ください。

ほいじゃーね(^^)/

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