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母性を読んだらド肝抜かれたよ #週報「だれかにあのね」 #8

こんにちは。今週のできごとをお伝えします。

『母性』を読んだ

ふと、「読んでみるか」となんとなく読み始めたら、イッキ読みでした。本当に度肝を抜かれた感じで、ページをめくる手が止まりませんでした。それが湊かなえさんの小説『母性』です。

いやぁ、面白かったなぁ。母と子の物語。そして、その子が母となった立場での母と子の物語。

大好きな母から生まれた娘。彼女は、自分が母となった時、それでも大好きな母の子どもとして存在し続けたいと願ってしまいます。その想いが、自分の娘と見事なまでにすれちがっていくのです。

ここで僕が考えたのは、「おおもとの母が行った子育ては、間違えたものだったのだろうか?」ということです。僕は、「やってたことは間違えじゃなかったけど、娘に受け取られすぎた」と思いました。

とにかくこの母は、優しいのです。怒らず、褒めるべき所はしっかり褒める。しっかり娘を愛していることが分かります。でも、その愛が娘に正しく受け取られなかった。正確には、受け取られすぎた。だから、ずっと娘でありたいと思わせてしまったのではないか、と思ったのです。

こうなってしまうと、その娘から生まれてくる子どもとの暮らしは、大変なものになっていきます。その描き方が本当に度肝を抜かれていくのです。ここの部分は、ぜひ読んで見て下さい。

あともう一つ、最後の場面について。若干ネタバレになってしまうので、知りたくない方は、飛ばして下さい。

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最後の場面は、驚くほど平穏な描写で終わります。一見、ハッピーエンド?と思うような感じです。でも、この平穏が不穏に感じられて怖いのです。

この場面で僕が思ったのは、「母と子の関係を求めるのをお互いやめたから、こんなに平穏なのかな」ということです。母と子ではなく、一人の人間同士として接する分には、何も問題がなかったのではないか、と考えました。

ここの部分は、本当に答えがあるわけではないので、読まれた方がいましたら、考えや意見を教えて頂けると嬉しいです!


↑ここまで

色々考えさせられますが、小説として本当に面白いので、ぜひ読んでみて下さい。

歯ミガキ習慣を変えた

歯科医のなおこ先生ってご存知ですか?

YouTubeで、歯の知識やアドバイスを動画であげているのですが、これがタメになって面白いのです。

参考になったのは、「歯ブラシの前にフロスをやるといいよ」というお話。早速実践しています。

歯については気をつけているつもりなのですが、それでも虫歯ができたり……。一層気をつけたいと思います。

脚本を直し終わりそう

脚本の修正を相変わらずやっています。ひとまず、最後まで見切りました!

まだ、「ここはもっとこうしたいから後で考えよう」といった部分があるのですが、ひとまず最後まで確認できたのでひと安心です。

もう一度作品のログラインから見直して、ブラッシュアップしていきたいと思います。

今週も読んで頂きありがとうございました!

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