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エルで働くライターの日記

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エルで働く日々のこと、エルで働く人のこと。 「らしさをつくる」会社の「らしさを綴る」日記帳です。
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#Webライティング

採用サイトは、「らしさ」と「らしさ」をつなぐもの。

よく、採用サイトの相談をいただくことがあります。そのたびに私は、新卒就活時代、「とにかく何もかも不安で仕方なかった」ころのことを思い出します。 いろいろなことが不安でじたばたしていましたが、根底にあったのは「私は働くことで、幸せに生きていけるだろうか?」という不安だったのだと思います。社会人になって自分が採用サイトに関わるようになってから、「採用する側も不安なのだ」と気がつきました。 採用の目標は、やみくもに多くの人を採用することではありません。自社とマッチして、生き生き

進んでいくために、「節目」はある

3月は、卒業の季節です。 この時期の空気の匂いって、なんだかそわそわしませんか。何かが終わる気配と、新しいことが始まる予感が溶け込んでいるからでしょうか。 社会に出ると、卒業を意識することはほとんどなくなります。卒業しなくても、3月はせわしなく過ぎていってしまいます。 でも、卒業までいかずとも、「節目」はいろいろなところにあります。節目を意識することで、自分の変化を実感し、また前に進んでいくことができるのではないでしょうか。 これを機に私も、エルに入って以降、成長を感じ

「考えすぎ」の活かし方

私は、ものごとを考えすぎてしまう性格です。この性格によって悩むことも多いため、「考えすぎてしまうのは、自分の弱点だなあ…」と思ってきました。 でも、仕事をするようになってから、「考えすぎることは、決して悪いことではない」と感じることが増えました。 「考えすぎ」な性格を、自分をくるしくさせるのではなく、ものごとをよくするために使えたら。弱点ではなく、長所だと思えるようになるのではないでしょうか。 今回は、「考えすぎ」をいい方向に使うため方法を、自分なりにまとめてみました。

すべての「つくる」人たちへ AIと共創する未来

最近、AIの発展が目まぐるしく、クリエイティブ業界を騒がせています。 イラストが書けたり、文章が書けたり、コードが書けたり、人物モデルをつくれたり…「こんなこともできちゃうの!?」と驚くことばかり。 とくに、少し前にOpenAIによって開発されたChatGPT(※自然言語処理技術をベースとした、人工知能の一種)は、大きな話題となりました。 当初AIの存在を知ったとき、私は正直、めちゃくちゃこわかったです。 そんなことを考えて、悶々としてしまいました。が、見ないふりをする

イメージを具現化する「仮説思考力」

制作の場では、「イメージ」ということばがよく使われます。 しかし、この段階ではまだ「イメージ」は目に見えません。目に見えないものの良し悪しを判断するのは、とても難しいことです。 そこで大切なのが、「まず、イメージを具体化して見せる」こと。 制作の早い段階でイメージを具現化することは、クリエイティブの質を上げるために大きな意味があります。 今回は、イメージを最適なかたちにするために必要なことを、実体験をもとにまとめてみました。 イメージを具現化するために①「今ある材料+

いいフィードバックが、いいクリエイティブを生む

いいものをつくるためには、いいフィードバックを受けることが大切です。制作の現場で、日々実感しています。 昨年ムーテレで放送された「ブレイキングデザイン」でも、挑戦者へのフィードバックの様子が丁寧に描かれていました。フィードバックする側からもされる側からも、「いいものをつくりたい」という誠実な思いが感じられ、「思いとは、こうして制作物に宿るのだ」と感銘を受けました。 自分以外の視点から意見をもらうことで、気づけることはたくさんあります。最初から100点を目指すのではなく、一

メンバーと一緒に、2022年を振り返ってみました

今年も、残すところあと数日となりました。みなさんはこの一年、どうお過ごしでしたか。 私にとって今年は、エルに入社した年。新しい出会いがあり、学びがあり、悩んだり、つくるのが好きだと実感したり…とても濃く、大切な一年だったと思います。 年の瀬は、これまでを振り返り、これからを見つめるタイミング。今年最後のライター日記では、エルのメンバーと一緒に、2022年を振り返ってみようと思います。 今年はどんな一年でしたか? 漢字一文字で表すなら?ハラ 「養」 忙しい毎日でしたが、

質問から対話へ、対話からいい関係性へ

「どうすれば、もっと話を引き出せたかな」 あるクライアントとの打ち合わせの帰り道、一緒に同席したデザイナーと「質問力」について話をしました。 私はつい、「相手の話をちゃんと聞いて、正しく理解しなきゃ」と気張ってしまうことがありました。でも、先輩デザイナーと話していて感じたのは、「どうすれば、クライアントにしかない強みや特徴を引き出せるか」という姿勢。「ヒアリングとは、相手が話してくれるのを待っているだけではいけない。対話に正解はない。質問者側が”話を引き出す”ことが大切な

「らしさ」に悩んだ私が、「らしさ」をつくる日々で学んだこと

最近、採用サイト制作の打ち合わせに参加する機会がありました。お話を聞いていてふと、自分が新卒で就活をしていたころのことを思い出しました。 私は、自分のことを相手に伝えるのがとても苦手な就活生でした。 自分のことを理解して相手に伝えることの難しさを感じ、葛藤していたのを覚えています。 エルで働くようになり約半年。誰かの「らしさ」をかたちにしていくことを通じて、「自分のことを正しく伝える難しさや大切さは、就活生だけではなく、企業も同じなのかもしれない」と思うようになりました。

「心地いい沈黙」をつくる人

「エルのオフィスって、すごく静かじゃない?」 入社してすぐ、メンバーにそう聞かれたことがあります。 確かに、エルのオフィスは静かです。聞こえるのはタイピング音と、社内プレイリストの音楽くらい。 でも、不思議と居心地がいいのです。それが、エルの空気として浸透しているからでしょうか。 静かだからといって、居心地の悪さを感じるような圧迫感はありません。穏やかでありつつもだらっとした雰囲気はなく、ちょうどいい心地よさがあります。 今回は、エルで働くなかで感じる「心地いい沈黙」に

『一日一力』の積み重ね、新たなアイデアとの出会い。

エルには毎朝「一日一力」という、一人ひとつ話題を持ち寄りチームに共有する時間があります。 エルに入社する前、私がひそかに楽しみにしていたのがこの取り組みでした。聞くところによると、2007年から15年間も続いているらしい。投稿数は現時点で19500件超。 何か一つのことを続けるだけですごいことなのに、チームとしてそれほど長く取り組みが続いているってすごい。一体どんなことが話されているんだろう、ネタが尽きることはないんだろうか……? そんなことを考えながら、実際に毎朝取り組